富士フイルム
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | 富士フイルム、富士、富士写 |
本社所在地 | 東京都港区西麻布2-26-30 |
設立 | 2006年10月1日(富士写真フイルムは1934年1月20日) |
業種 | 化学 |
事業内容 | イメージングソリューション、インフォメーションソリューション |
代表者 | 古森重隆(代表取締役社長・CEO) |
資本金 | 400億円 |
売上高 | 単体:7,483億円 連結:2兆6,675億円 (2006年3月期) |
従業員数 | 9,163名(2006年4月1日現在) |
主要株主 | 富士フイルムホールディングス |
関係する人物 | 岩井勝次郎 |
外部リンク | 富士フイルム株式会社 |
富士フイルム株式会社(ふじフイルム、FUJIFILM Corporation)は、カメラ、デジタルカメラ、一般・エックス線写真用フィルムから印画紙(プリント)、現像装置などに至る写真システムの一式、複写機などのOA機器などを手がける精密化学メーカー。 略称は「富士フイルム」「富士」「富士写」など。「フジ」とカタカナ表記される事も多い。 本社は東京都港区に2箇所置いている(東京ミッドタウン本社と西麻布本社、登記上の本社は後者)。
目次 |
[編集] 概説
日本での写真フィルムはトップシェアを持つ。 デジタルカメラ分野では、FinePix(ファインピクス)シリーズや、BIGJOBシリーズがある(→富士フイルムのカメラ製品)。また、「スーパーCCDハニカム」というハニカム構造のCCDイメージセンサを開発した。
カセットテープ・MDなどのオーディオ記憶媒体製作も手がけている(AXIAブランド)。
また、レンズ設計用としては日本初のコンピュータであるFUJICを開発した企業でもある(開発者は岡崎文次)。 液晶ディスプレイに使用される偏光層保護フィルム(フジタック)は世界で80%ものシェアを誇っている(残りはコニカミノルタ)。
FIFAワールドカップの公式スポンサーである。
企業系列としては三井グループの傍流に位置し、三井業際研究所・三井綱町倶楽部に関係している。 母体となった大日本セルロイドも、その出自においては旧・岩井商店(現双日)と関係が深かったが、現在は三井系に属する。 メインバンクは三井住友銀行と横浜銀行であり、横浜銀行が全国一の地方銀行の地位を保持するのに一役買っている。
コーポレートスローガンは「Imaging & Information」(映像と情報)。
正式社名は「富士フィルム」ではなく「富士フイルム」と、「イ」を大文字で書くのが正しい。写真業界ではキヤノンと並んでよく知られている。
[編集] 事業所
- 本社(東京都港区)
- 工場
- 研究所・技術開発センター
- 先端コア技術研究所(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町)
- 有機合成化学研究所(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町、静岡県富士宮市、静岡県榛原郡吉田町)
- ライフサイエンス研究所(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町、埼玉県朝霞市)
- 解析技術センター(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町、静岡県富士宮市、静岡県榛原郡吉田町)
- イメージング材料研究所(神奈川県南足柄市、静岡県榛原郡吉田町)
- フラットパネルディスプレイ材料研究所(神奈川県南足柄市、静岡県富士宮市)
- グラフィック材料研究所(静岡県榛原郡吉田町)
- エレクトロニクス マテリアルズ研究所(静岡県榛原郡吉田町)
- 産業機器システム開発センター(神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町、埼玉県朝霞市、静岡県富士宮市)
- メディカルシステム開発センター (神奈川県南足柄市、神奈川県足柄上郡開成町)
- 光学デバイス研究所(埼玉県さいたま市)
- 電子映像商品開発センター(埼玉県朝霞市)
- 電子デバイス研究所(宮城県黒川郡大和町)
- 記録メディア研究所(神奈川県小田原市)
- ソフトウエア開発センター(東京都港区、東京都品川区、東京都中央区、神奈川県足柄上郡開成町、埼玉県朝霞市)
- 生産技術センター(神奈川県南足柄市、神奈川県小田原市、静岡県富士宮市、静岡県榛原郡吉田町)
[編集] 沿革
- 2006年10月1日 - 持株会社制に移行、旧・富士写真フイルムは富士フイルムホールディングス株式会社となり、同社の事業を引き継ぐ事業会社「富士フイルム株式会社」を新設し、富士フイルムホールディングスの傘下に富士フイルムと富士ゼロックスを置く体制となった。これを機にCIロゴマークが変更され、永年使われた「FUJI」の組み合わせマークは廃止。ローマ字「FUJI FILM」のマークをアレンジし、FUJIのIの部分を赤と黒の2色配列として、フィルム・写真事業以外の新分野に挑戦する姿勢を打ち出すものにした。
[編集] 関連会社
- 富士ゼロックス
- 富士フイルムイメージング
- フジカラー販売(合併時には、フジカラーサービスと合併し、フジカラーイメージングサービス)、富士フイルムアクシアほか写真系卸と、フジカラーイメージングサービスの合併。いわゆる「四特」から事業継承。および、旧フジカラーサービスよりのラボ事業の継承。
- 富士フイルムイメージテック
- 旧フジカラーイメージングサービスより、B2B部門の分離。
- フジノン
- 富士写真光機より社名変更。TVカメラレンズ、ファイバースコープ大手。
- フジカラーホールディングス
- ジャスフォート
- 富士フイルム グラフィックシステムズ
- プロセス資材、富士フイルム印刷システム部営業部門の合併。国内最大の印刷材料商社。
- 富士フイルム エレクトロニックマテリアルズ
- 富士フイルム・オーリン→富士フイルム・アーチより社名変更。半導体製造用フォトレジスト等販売。
- 富士フイルムメディカル
- 千代田メディカルを吸収合併。医療用X線装置、フィルム等販売。
- 富士フイルム ビジネスサプライ
- 用紙、産業用フィルム、事務機販売。ノーカーボン紙「感圧紙」、インクジェット用紙「画彩」発売元。
- 富士フイルムテクノプロダクツ
- 機械製造系子会社5社の大同合併
- 富士フイルム プレゼンテック
- 自グループの広告宣伝物制作、印刷、写真ギャラリー運営。
- 富士フイルム九州株式会社
- フジタックの生産。
- 富士フイルムソフトウエア
- ソリューションビジネス、組み込みソフトウエア開発
- 富士フイルムコンピュータシステム
- 自グループの社内システムの運用・保守
ほか
[編集] インターネット関連事業
[編集] 富士フイルム本体が行っている事業
- 富士フイルム ウェブ写真美術館&ショップ - 著名写真家の作品やアマチュアの優秀な写真を展示し、販売しているウェブサイト。
- Keitai Picture - 携帯サイトに利用される画像を各携帯電話の機種に合わせて変換配信する携帯向けASPサービス。
[編集] 子会社および社内ベンチャー事業
- メディアピックス - 携帯電話で撮影した写真を広告付きでプリントし、配送するサービス。
[編集] 外部リンク
- 富士フイルム
- 富士フイルム ウェブ写真美術館&ショップ
- FinePix.com(デジタルカメラ総合情報サイト)
- 写真画質はこうして創られる−フィルムからデジタルまで−
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