河島英五
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河島 英五（かわしま えいご、1952年4月23日 - 2001年4月16日）はシンガーソングライター、俳優。大阪府東大阪市出身。大阪府立花園高等学校卒。京都府京都市を拠点に活動。晩年は大阪府四條畷市に在住していた。長女・河島あみるの結婚式に参列後の2001年4月16日、肝臓疾患のため急逝。歌手の河島アナム（本名：河島亜奈睦）は次女、同じく歌手の翔馬は長男。
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[編集] 来歴
- 1970年代に河島英五とホモ・サピエンスを結成して、京都レコードからデビュー。グループ解散後ソロ活動開始
- 代表曲は「酒と泪と男と女」、「野風増」（橋幸夫らとの競作）、「時代おくれ」、「生きてりゃいいさ」（「生きてりゃいいさ」は、加藤登紀子に書き下ろした楽曲で、のちに河島もシングル発売）など。「時代おくれ」は、現在も多くのおじさん世代にカラオケで歌われており、松本人志、朝青龍や山本浩二、久保竜彦らが愛唱歌としている。（また、彼は“ランバダ”がダンスナンバーとして日本で流行する以前に『花の種』という哀調のある日本語ナンバーに仕上げてレパートリーとしていた。アンデスを舞台として、美しいメロディーを活かした隠れた名曲）
- 阪神・淡路大震災の被災者を励ますために、友人の桂南光らと毎年神戸でチャリティコンサートを開いていた。（彼の亡くなった年のコンサートでは、彼の3人の子供たちと桂南光が、遺作『旧友再会』を会場の人たちとシング・アウトした）
- 告別式終了後の出棺の際、棺の上に在りし日の本人の写真が置かれ、参列者から英五の連呼が起こった。皮肉にも河島英五のヒット曲「野風増」の内容に歌の主人公の息子が20歳になったときに2人で酒を酌み交わしたいという内容が歌われたが、英五がその歌の通りに翔馬と酒を酌み交わすことは叶わなかった。
- 1980年代、ケニヤの首都ナイロビにある「グリーンバー」と言うケニヤ風居酒屋のジュークボックスに「酒と泪と男と女」のレコードがあり、日本人が来るとよく現地の娼婦さんなどがかけてくれた。当時、旅行者の間では、河島英五がグリーンバーに寄った際、「俺は日本の歌手だ」と言っても誰も信じてくれなかったので、自分のレコードを置いていった、という話があった。
[編集] アルバム
- 『仁醒』ほか多数。
[編集] 関連人物
- 清水國明 (あのねのね)
- 原田伸郎 (あのねのね)
- 桂南光（落語家）
- 河島あみる（タレント）
- 河島アナム（歌手、タレント）アナム&マキ結成
- 翔馬（本名：河島翔馬）
- アナム&マキ（英五の娘の結成したグループ。）
- やしきたかじん（歌手・司会者）河島が作詞・作曲した『生まれる前から好きやった』を歌った。また、かつてたかじんのバックバンドでギターを担当していた。
- 村田兆治（元ロッテオリオンズ投手）河島が作詞・作曲した『地団駄』のモデルとなった。
- 堀内孝雄（歌手）英五が亡くなった年の紅白歌合戦では、「酒と泪と男と女」を熱唱。堀内は男泣きしながら歌い続け、最後に｢英五、サンキュー！｣と叫んだ。生前から親友として知られており、バックのモニターには生前の英五が映された。堀内が1番を歌い、英五が2番を歌う音声が流れた。サビでは堀内が英五の歌声にハモっていた。「天国との共演」と言われた。
- あらい舞（京都のシンガーソングライター）ライブツアーでは、バックでピアノを弾いていた。
- 寺尾常史（元大相撲力士、現・錣山親方）
[編集] 俳優としての河島英五
- NHK銀河テレビ小説「まんが道」で、トキワ荘グループ・新漫画党リーダーである二代目寺田ヒロオ役を演じていた。
- NHK連続テレビ小説「ぴあの」
- NHK連続テレビ小説『ふたりっ子』に伊原剛志演じる“マサ兄ィ”の兄貴分の、占いのできる神秘的なマスター役で出演していた。
- 中学生対象の道徳教育映画「まじめで悪いか！」（原作：高橋一“梅雨明け”、現・新潟県長岡市内の大学に在学）に出演、中学教師役を好演していた。
他、ゲスト（友情）出演多数 レポート番組
- トラブルマン笑うと殺すゾ！（初主演映画）
[編集] ナレーターとしての河島英五
- レポート番組
- CF(CM)
[編集] その他の関連人物
[編集] 河島英五音楽賞
河島英五の死去から5年8ヶ月過ぎた2006年12月4日、河島が死ぬまでの6年間を過ごした大阪府四條畷市などが河島の志を受け継ぎ、優秀なミュージシャンを発掘しようという『河島英五音楽賞』を創設した。河島の友人だった桂南光、遺族の河島あみる、河島翔馬が同日、四條畷市内で会見を行った。年に一度、未発表の楽曲を日本国内外から募集し、最優秀1点、入選2点を選ぶというもの。第1回の審査結果は2007年4月頃発表される予定で、入選者は2007年5月6日に大阪城野外音楽堂で開催予定の、河島英五記念ライブ「元気だしてゆこう」に出演する。
[編集] 関連項目
- 濱田酒造（英五は、同社の麦焼酎「隠し蔵」を愛飲していて、その縁で同社ラジオCMでは彼の曲をCMのBGMとして採用している）
- 東北電力CD未発売曲「元気ですか」を企業イメージテレビコマーシャルのイメージソングとして使用していた時期がある。
カテゴリ: 日本のフォーク（ポピュラー音楽） | 日本のシンガーソングライター | 大阪府出身の人物 | 1952年生 | 2001年没
