SUPERBIRD
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SUPERBIRD(スーパーバード)とは、三菱系の宇宙通信株式会社が保有する通信衛星である。
衛星システムは海外メーカーが担当することが多く、三菱電機では通信系サブシステムのみを担当してきたが、この経験が国産初のプライム受注商用衛星OPTUS-C1や運輸多目的衛星MTSAT-2の開発にとても生かされている。
「SUPERBIRD A」、「SUPERBIRD B2(4号機)」、「SUPERBIRD C(3号機)」、「SUPERBIRD D(5号機)」というシリーズが稼動しており、軌道からサービスを行なっている。 「SUPERBIRD A2(6号機)」は航行プログラムミスにより燃料を大量に使用してしまい短命に終わった。 「SUPERBIRD C2(7号機)」はついに三菱電機がシステムを担当することになった。
宇宙通信株式会社が保有し、アジア・太平洋地域に向けて4機が稼動している。 全て静止衛星で通信衛星。
主のサービス電波帯はKa、Kuバンド。
[編集] 主な衛星と軌道
- SUPERBIRD A
- 東経158度
- SUPERBIRD B2
- 東経162度
- SUPERBIRD C
- 東経144度
- USENの衛星ラジオ放送SOUND PLANET、ケーブルテレビ局向け配信サービスのi-HITSなどに使用されている。かつては日本におけるディレクTVの番組伝送に使用された。
- SUPERBIRD D (N-SAT-110)
- 東経110度
- 共同所有するJSATによる呼称はJCSAT-110。CS放送のe2 by スカパー!(旧プラット・ワン)に使用されている。