Tナビ
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Tナビ(T navi)は、松下電器産業が提供していた同社の薄型テレビブランド「VIERA」およびブラウン管ブランド「タウ」向けのインターネットサービス。
[編集] 概要
「VIERA」をブロードバンド経由でインターネット接続し、リモコンを用いて「T navi」用インターネットサービス観覧できる。トップページとなる「Tナビ・ポータル」はTナビのさまざまなコンテンツの入り口となっていて、背景は季節により変わっていく。大型な文字などテレビでも見やすいようなインターフェイスを採用し、食事を宅配で注文したり、ニュースや天気、交通情報を見たり、ゲームで遊んだりなどの家族団欒の場所ならではの多彩なサービスを提供する。これらのコンテンツは、ほとんどが全て無償で提供されるが、有償のものもある。その一例としてカラオケなどのデータをダウンロードすることでSDメモリカードへ保存すれば、「SDカラオケマイク」を使ってカラオケを楽しむことも出来るサービスがある。そのほかPC向けHTMLサイトも一部を除き観覧可能だが、PCから「T navi」のコンテンツを閲覧することは出来ない。
T naviメンバーに登録するとメールやフォト、マイポータルなどが利用できる。会費は無料。
LAN端子がない部屋でも、T naviを利用できるように周辺機器として無線LAN機器を発売している。
なお、2006年7月7日に松下電器を含めたテレビメーカー各社が共同で「テレビポータルサービス株式会社」を設立し、Tナビをベースに各社共通化した「アクトビラ」(AcTVila)を2007年2月1日に開始するため、同年1月31日12時をもってサービスを終了した。
[編集] 適応環境
[編集] 対応機種
- アナログ液晶モデルを除く全ビエラ
- 地上・BS・110°CSデジタルチューナー、デジタルセットトップボックス
- 松下電器のデジタルチューナーは他社にOEM供給されており、OEMモデルでも利用できた。
- ケーブルテレビでは利用できない場合があった。
- デジタル「タウ」TH-32D30T・TH-36D30T※T naviの愛称の由来は、初搭載されたブラウン管テレビのブランド名「T」(タウ)からのものと見られる。
Tナビ対応機はそのままアクトビラを利用できる。