やまとなでしこ (テレビドラマ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドラマ |
Portal : テレビ Portal : ドラマ |
ドラマ一覧 |
日本のドラマ |
カテゴリ |
テレビドラマ |
プロジェクト |
テレビドラマ |
やまとなでしこは、フジテレビ系で2000年10月9日から12月18日まで月曜日21:00~21:54に放送されたテレビドラマである。ただし、第3話は日本シリーズ中継のため1時間繰り下げで22:00~22:54、最終回は20分拡大で21:00~22:14。全11回。平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%。ちなみに、この数字はコメディとしては、1977年9月26日以降では史上2番目の記録である(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。「愛は年収」というキャッチコピーが話題を呼んだ。
松嶋菜々子主演で、合コンに明け暮れるスチュワーデスと魚屋の男の恋愛模様を描いたラブコメディ。2001年4月6日には金曜エンタテイメントの枠で「恋とはどんなものかしら やまとなでしこ ディレクターズカット」が放送された。2003年には韓国でキム・ヒソン主演でリメイクされた。なお、フジテレビ系のドラマでリメイク権が売れたのはこれが初めてのことであった。
目次 |
[編集] 概要
[編集] ストーリー
富山の貧しい漁師の家に生まれた主人公・神野桜子(松嶋菜々子)は、高校卒業後に上京。玉の輿を夢見てスチュワーデスとなる。しがないアパート暮らしながらも、その美貌を生かしてお嬢様のふりをし、「いかに金持ちのいい男をゲットするか」に命をかけ、医者や弁護士、広告代理店らとの合コンに勤しむ。大病院の御曹司をもゾッコンにさせるが、実際の桜子は貧乏で地方出身であるが故の見栄っ張りで成り上がり体質の女性なのであった。そんな中、桜子は元数学者で現在は父親の残した魚屋を継いでいる中原欧介(堤真一)と出会う。
「"心よりお金が大事"と考える女性が、『お金では買えないたった一つのもの』を見つける」というラブコメディ。
[編集] 特徴
- 製作時に現役のスチュワーデスや、会社に無断でテレビ出演をし、会社を事実上追われた元スチュワーデスでタレントの島田律子などに取材し、作品のディテールを作り上げたために、地方出身で成り上がり体質のスチュワーデスの日常的素顔が、演出のために誇張されながらもシニカルかつ真実味を交えて描かれている。そのため、航空会社からは協力を得ることが出来なかったので、機内や空港内などでのスチュワーデスとしての仕事をするシーンはほとんど出てこない(フジテレビのホームページには島田律子の談話が載っているので参照を)。
- 月9らしい華やかかつ下世話な演出と、女性の本心を鋭く突いた脚本の質の高さが相まったと同時に、松嶋菜々子が非常にはまり役で魅力的だったことが高い人気につながったと言えるだろう。実際、松嶋がドラマの中で着こなした高級ブランド服はバカ売れ状態で、全国のブティックでは品切れ状態が続出したという。視聴率は月9では3年ぶりに30%を突破し、再放送もこれまでチャンネルα枠にて6度されており、そのたびに高い視聴率を挙げている。(2001年7月23日~7月27日、2002年8月23日~9月2日、2003年8月6日~8月20日、2004年12月1日~12月9日、2005年11月9日~11月24日、2006年12月5日~12月12日・関東地区)もはや、関東では晩秋~初冬にかけて、再放送されることが恒例化しているとも言えよう。また、関東のみならず東海地方や静岡でもこの時期に毎年再放送されている。
- 松嶋のみならず、それまで映画や舞台での活躍が中心だった堤真一はこれにより一躍知名度が上昇、それまでホラー女優のイメージが強かった矢田亜希子の助演も評判になり、彼女の「お嬢様キャラ」が定着するきっかけとなったとも言えよう。
[編集] 裏話
- それまで松嶋菜々子が演じた役には暗い性格が多かったため、事務所側が松嶋本人に翳のある暗いイメージが定着してしまうことを危惧して、明るく前向きな役をやらせてほしい、とフジテレビ側に希望を出していたようである。(実際、松嶋の月9初主演だった「氷の世界」も翳のある役だった)また、フジテレビ側も松嶋菜々子主演で一度は月9ドラマの歴史に残るような記念碑的作品を作りたいと考えており、両者の考えが一致して「やまとなでしこ」が生まれた。両者の思惑は的中し、最高視聴率30%超えをする大ヒット作になった。桜子のイメージは松嶋菜々子のイメージをベースに造型され、「お金がすべて」という考え方には脚本を務めた中園の幼少時代の人生観が反映されていたようである。
- 「やまとなでしこ」というタイトルは、当時松嶋菜々子が出演していたマックスファクターの口紅のCMキャッチコピー「ななこなでしこ」から付けられたといわれる。また、劇中内では馬主が一番の大金持ちだとされるが、これも当時松嶋が日本中央競馬会(JRA)のCMに出演していたことが関係していると思われる。
- 堤真一は、それまでテレビに出ることはあまりなかったが、「自分の中での流れを変えて違う方向を見てみたい」と思い、出演を快諾したという。
- 筧利夫扮する粕屋の服装は仕事中がストライプ柄、オフの状態のときが横柄の服装が中心である。これは勤務中とオフの状態を差別化するためのものらしい。なお、筧は収録中即興で面白いアドリブを連発、共演者たちの笑いを誘うことが多く、舞台出身者である堤真一や西村雅彦にとってさえも少しやりにくかった面もあったようである。
- 東幹久は演じた東十条というキャラクターの、視聴者に与えたイメージが強かったためか、しばらくの間は街を歩いているときでも役名(「東十条さん」など)で呼ばれてしまうことが多かったという。
- 劇中内には「女が最高値で売れるのは27歳」という台詞が出てくるが、奇しくも松嶋菜々子と矢田亜希子が実生活で入籍したのはともに27歳だった。
- 映画「ノッティングヒルの恋人」と内容が似ている箇所が多い。
[編集] その他
他のドラマとの関連が非常に多く見られるので、代表的なものを列挙する。
1. スウィートシーズン
2. GTO
- 松嶋菜々子がここでもスチュワーデスを演じている(最後には教師に戻る)。
3. 私を旅館に連れてって
- 第1話で観月ありさと矢田亜希子演じる主人公の合コン相手として「東十条病院の息子」が登場。演じていたのは東幹久で役名も東十条司だった。(このことについてはフジテレビのホームページにも載っている)
- スタッフで脚本の相沢友子、企画の石原隆が共通。また、矢田亜希子がレギュラー出演。
4. スタアの恋
- 脚本の中園ミホ、企画の石原隆、プロデュースの岩田祐二が共通。また、筧利夫がレギュラー出演。
- 主人公2人の名前の付け方や、ドラマが始まるまでの「階級の差」も似ている。
- 東幹久が結婚式で藤原紀香演じる花嫁を取られるシーンがあった。(東は最終話にゲスト出演・東は1994年の「お金がない!」でも、結婚式を妨害される役を演じている)ただし、ここでの役名は東十条司ではない。
5. 恋ノチカラ
- 主要キャスト(堤真一、矢田亜希子、西村雅彦)が共通している。さらに言えば、紹介順も堤2番手、矢田3番手、西村止めというのも全く同じである。スタッフでは脚本の相沢友子、企画の石原隆、音楽の住友紀人、編成の長部聡介、演出の若松節朗ほか多数のスタッフが共通。
- ストーリー展開として、堤と矢田が付き合うが結果的にはふられてしまい、ヒロイン(「やまとなでしこ」では松嶋菜々子、「恋ノチカラ」では深津絵里)に堤をとられて涙するというところが共通。また、第6話で出てきた油取り紙の名前が「やまとなでしこ」であった。
7. 美女か野獣
- 松嶋菜々子が同じツンデレキャラで主演。第7話では「エアードリーム」という航空会社が登場するが、これは「やまとなでしこ」で桜子らが勤めていた航空会社の名前と同じである。企画石原隆、プロデューサー長部聡介、演出若松節朗(1話分のみ)が共通。
また、上記以外にも特に女優陣の再共演率が高く、松嶋菜々子、須藤理彩は1999年の「救命病棟24時」、2002年の「利家とまつ」でも共演(「利家とまつ」には森口瑤子も出演)、矢田亜希子と須藤理彩は1999年の「らせん」と2006年の「トップキャスター」でも共演している。
[編集] キャスト
[編集] レギュラー出演者
(タイトルバックでのキャスト紹介順に掲載)
- 神野 桜子(じんの さくらこ/27歳):松嶋菜々子
1972年12月18日生まれ。幼少時の極貧体験がトラウマとなり、「この世で一番嫌いなものは貧乏。女を幸せにしてくれるのはお金だけ」という考えを持つようになった。唯一の武器と豪語する美貌を生かし、大金持ちの男性との玉の輿結婚を夢見て国際線のCA(スチュワーデス)に。機内では搭乗者の名刺を集め、勤務後はひたすら合コンに走るという合コンの女王。とある合コンで出会った東十条をとりあえずの本命としながらも、もっとすごい大金持ちがいるのではと考え、夜な夜な合コンを繰り返す。そんな中、合コンで欧介と出会う。決めゼリフは「今夜はたった一人の人にめぐり逢えたような気がする」である。
- 中原 欧介(なかはら おうすけ/35歳):堤真一
慶明大学理学部数学科卒業後マサチューセッツ工科大学に留学するも挫折を味わい、帰国して父親が遺した『魚春』を母親の富士子と切り盛りするようになる。だが、父親が多額の借金を残し、客には値切られることがしょっちゅうで経営は厳しい。また、留学中に意中の女性にふられてしまったことから恋愛恐怖症に陥っている。そんな中、親友の佐久間が持ちかけてきた合コンで昔の恋人・雪子にそっくりの桜子に出会ったことで、彼女に一目惚れしてしまい、自身を金持ちの医者と偽って桜子と付き合う。
- 塩田 若葉(しおた わかば/23歳):矢田亜希子
桜子の後輩のCA(スチュワーデス)。桜子のような考え方を歪んでいると思いながらも、ちゃっかり桜子に便乗して合コンには参加している。佐久間がセッティングした合コンで欧介に惚れ、積極的に『魚春』を手伝うなど欧介に一途に恋をする可愛い女性。
- 粕屋 紳一郎(かすや しんいちろう/35歳):筧利夫
欧介、佐久間の大学時代からの親友。渋谷アップル信用金庫勤務。欧介と同じ独身だが、女好きで合コン好き。制服のコスプレが好きなようである。合コンで出会ったなみに惚れるが、なかなかなみからは相手にされない。いつもハイテンションで暴走しているが、なみに一途に恋するという純粋さも持っている。
- 奥山 なみ(おくやま なみ/24歳):須藤理彩
桜子の後輩のCA(スチュワーデス)で、合コン仲間。若葉と同期である。冷えた家庭で育ち、常に複数の男性をはべらしていないと気が済まない性格。それゆえ、粕屋と花房の二股を掛ける魔性のような女。当初、本命は花房で「食事オヤジ」的存在が粕屋だったが…。
- 花房 礼二(はなぶさ れいじ/25歳):押尾学
慶明大学付属病院の研修医で佐久間の後輩。なみから惚れられるが、本人は軽い付き合い程度にしか思ってなく、ほかにも女がいる。なみを巡って、粕屋からは敵視されている。
- 岩村 実(いわむら みのる/35歳):相島一之
桜子等が勤務する「エアードリーム」のチーフパーサーだが、押しが弱く桜子の魅力にメロメロになってしまっている。
- 武藤 操(むとう みさお/27歳):今井陽子
桜子と同期のCA(スチュワーデス)で合コン仲間。下町生まれのサラリーマン一家の長女で、多少男っぽい性格だが、後輩からの信頼は厚い。桜子の徹底振りに感心しながらも、桜子たちを冷静な目で見つめる堅実な女性。
- 梨本 安武(なしもと やすたけ/30歳):林光樹
岩村の後輩のパーサー。
以上3人は新人のCA(スチュワーデス)。最終話では舞が合コン仲間に昇格。
- 立川 恵(たちかわ めぐみ):加賀野泉
慶明大学付属病院勤務の看護師。花房と怪しい関係に…。
- 中原 富士子(なかはら ふじこ/55歳):市毛良枝
欧介の母親。夫が死んだあと、ボストンから帰国した欧介と二人で『魚春』を切り盛りする。しかし、最近は体調を崩しており、慶明大学付属病院に入院中。欧介の青春を奪ったのは自分だと後悔しており、35歳になってもまだ独身である欧介の身を案じている。
- 佐久間 真理子(さくま まりこ/33歳):森口瑤子
佐久間の妻だが、過去には欧介となにかあったらしい。女好きな旦那に目をつぶりながらも、しっかりと夫婦の実権は握っている。欧介、粕屋、佐久間とは大学時代に鉄道研究会で出会い、真理子は同サークルで紅一点であったらしく、男性陣は結構彼女を狙っていたという。夫婦間には子供はいないが、料理やガーデニングなど趣味に生きている。桜子の純粋な所をいち早く見抜き、「あの子なら本当の欧介君のことを知っても大丈夫」と欧介を励ます。
- 東十条 司(ひがしじゅうじょう つかさ/30歳):東幹久
1970年3月9日生まれ。大病院「東十条一郎病院」の御曹司。桜子の意図にはまったく気づかず彼女を完全に信じ込んでいる少し間抜けな男。苦労をしたことがないせいか、性格はとことんお人好で、最終回では自分のことを「世界一のアッシー」と言うほどである。ちなみに年収は8億。また、「東十条」は、京浜東北線の駅で「王子」の隣駅であることから、「王子の一歩手前」という含意がある。果たして東十条は桜子の王子様になれるのか…!?
- 佐久間 為久(さくま ためひさ/39歳):西村雅彦
欧介、粕屋の大学時代からの親友で慶明大学付属病院勤務の外科医。富士子の担当医でもある。妻・真理子がいるが、女好き・合コン好きで真理子には尻に敷かれている。ニューヨークの医学学会への出張からの帰りの飛行機で、桜子らと出会い、合コンの約束を取り付ける。この合コンが桜子と欧介の出会いとなる。
[編集] ゲスト出演者
主なゲスト
- 榊原慶明大学名誉教授(さかきはらけいめいだいがくめいよきょうじゅ):梅野泰靖(2,3話)
現在は東十条の病院で顧問をしている医師。高齢かつ酒に酔っていたせいか、欧介を慶明大学医学部医学科のOBと誤解する。
- 東十条 一郎(ひがしじゅうじょう いちろう/55歳):清水章吾(3,6,9~11話)
1945年6月4日生まれで、東十条の父親。大病院である「東十条一郎病院」の院長。
- 東十条 華江(ひがしじゅうじょう はなえ/51歳):泉晶子(3,6,9~11話)
1949年9月14日生まれで、東十条の母親。
- 岡本 寛(おかもと ひろし):井田州彦(4話)
欧介のMIT留学時代の友人。日本に帰ってきて結婚式を挙げる。 ※代々木ゼミナール数学講師に岡本寛さんがいるが、脚本の中園ミホさんと岡本寛講師は小学校時代の同級生である。
- 安井 ゆり(やすい ゆり):辻香緒里(4話)
桜子らの同僚CAだったが、岡本と結婚するため寿退社する。
- 宮脇 祐也(みやわき ゆうや):浜田学(5話)
桜子が中学時代に恋焦がれていた同級生。現在は洋服ブランド「Foxey(フォクシー)」の社長になっていた。同窓会にて再会し、いつものパターンで彼に近づこうとするが、彼から思わぬ仕打ちを受けることに…。
- 高杉 祥子(たかすぎ しょうこ):岩橋道子(5話)
桜子の同級生。空港で偶然桜子に会い、同窓会があることを知らせる。
- 西岡 寛平(にしおか かんぺい):郷田ほづみ(6~8話)
アップル信用金庫麻布支店勤務。魚春に対して、3000万円の借金を理由に土地の差し押さえにかかると通告する。
- 壇 六助(だん ろくすけ):西村淳二(7話)
魚春のお得意さんで馬主でもある。負け続けの自分の馬を欧介が勝つと予想し、その通りになる。鯛の代金をその馬に賭け、儲けた50万円を欧介に渡し、次の予想も頼む。
- 神野 撫子(じんの なでしこ):片岡礼子(7話)
桜子の死んだ母親。桜子が小学校を卒業する年に亡くなった。富山の港では一番の美人だったという。
- 神野 勝(じんの まさる/63歳):小野武彦(9話)
1937年8月8日生まれ。桜子の父親で漁師。桜子に呼ばれて上京し、9年ぶりに桜子と再会するが、子供時代からすっかり容貌が変わった桜子に驚愕する。
- 黒河教授(くろかわきょうじゅ)柴俊夫(9~11話)
欧介の大学時代の恩師。途中で挫折した欧介に再び数学をやってみないかと持ちかける。
その他ゲスト
- 少女・桜子(当時5):先崎愛歌(1,3,7,9~11話)
- 中学生桜子:大塚宝子(5話)
- 桜子・兄弟:前田賢(1,7話)小林翼(1,7話)小田惇平(1,7話)松村凌(1,7話)
- 神野勝(当時41):竹本和正(1,7話)
- シェフ:春海八方(1~3話)
- 合コン男・穴水:NARUTO (1、3話)※3話では桜子のストーカー男で出演
- 合コン男達:三浦義徳(1話)伊藤明賢(1話)佐藤累央(1話)
- 執事:中山克己(1、2話)
- 機内男性:嶋尾康史(1話)
- 魚春の客達:和田京子(1話)三田恵子(2,5,7,9話)加藤満(5話)北川真由美(5,9話)中村敦子(9話)
- 壇六助夫人:木村翠(1,2,7話)
- タカシ少年:吉武怜朗(2,6,8,10話)
- 支配人:村田則男(2話)
- ギャルソン:高杉航大(2話)
- 仲買人:田中耕二(2,10話)三井善忠(2話)※10話では別の役で出演
- 合コン老人:田代忠雄(3話)
- コック:青柳克己(3話)
- 飛行機乗客:近藤幸介(3話)
- 東十条病院医師:増田雄一(3,7話)
- 岡本の友人吉野:樋渡真司(4話)
- 岡本・他の友人:田中智也(4話)大須賀王子(4話)
- 花屋の店員:小林すすむ(4話)
- 真田ローンズ社長:菊池均也(4話)
- 後藤弁護士:福本伸一(4話)
- 慶明大病院女性看護師:野仲美貴(4話) 小林晃子(4話) 荻野恵里(4話)
- ブティック店員:宮下今日子(5話) 中村栄子(5話)
- 消防署隊員:村上容一(5話)
- 桜子中学時同級生:崎本大輔(5話) 菊池謙介(5話)
- 桜子・同級生男性:相川裕滋(5話) 植村拓也(5話) 山崎秀樹(5話)
- 桜子・同級生女性:岡田理恵(5話) 夢沼千晶(5話)
- 桜子宅隣人たち:水田啓太郎(5話) 谷口節(5話)
- 青年実業家:竹沢一馬(5話)
- 女子社員:佐藤綾子(7話)
- 馬主:代田勝久(7話) 島木元博(7話)
- 銀行員:福井晋(7話)
- 寿司屋の客・ツネさん:宮迫博之(8話)
- 寿司屋店主:ドン貫太郎(8話)
- エステシシャン:練木有美子(8話)
- マンション住人:諏訪太朗(8話)
- 式場担当者:窪園純一(8話)
- 旅行代理店店員:真名古敬二(8話)
- 媒酌人・内閣総理大臣:児玉謙次(8,10話)
- 媒酌人・ファーストレディ:山本与志恵(8,10話)
- 寿司屋・他の客:有馬光貴(8話)斉藤弘勝(8話)※10話では別の役で出演
- 合コン相手馬主・秋元:菅原大吉(9話)
- 魚屋さん:三井善忠(10話)※2話では別の役で出演
- 仲買人:斉藤弘勝(10話)※8話では別の役で出演
- 神父:ニコラエ・ドブレ(10話)
- エキストラ:テアトルアカデミー(1~11話)、芸優(1~11話)、放映プロジェクト(3,7,9話)
[編集] スタッフ
[編集] 製作スタッフ
- 脚本:中園ミホ(5,8話は相沢友子が脚本協力)
- 企画:石原隆(フジテレビ)
- プロデュース:岩田祐二(共同テレビ)
- 演出:若松節朗(1,2,5,7,9,11話/共同テレビ)、平野眞(3,4,6,8,10話/当時共同テレビ、現フジテレビ)
- 音楽:住友紀人
- 演出補:森永恭朗、村谷嘉則(共同テレビ)、保坂克巳、佐藤さやか
- プロデュース補:加藤早苗
- 編成:長部聡介(フジテレビ)
- 製作主任:竹井政章、倉又由一、篠原真貴
- 広報:大貫伊都子
- 記録:寺田まり(1,2,5,7,9,11話)、河野ひでみ(3,4,6,8,10話)
- 進行:新井聡
- 制作著作:フジテレビ、共同テレビ
[編集] 技術スタッフ
- 技術プロデュース:佐々木俊幸
- TD:栗栖直樹
- 撮影:伊藤清一
- 照明:本橋義一
- 音声:国澤藤一
- 映像:千葉研
- VTR:浜田麻理
- 編集:深沢佳文
- ライン編集:大方泉
- 音響効果:伊東晃
- MA:古跡奈歩
- 選曲:塚田益章
- カメラ:島村宏明
- 撮影助手:土田豪介
- 照明助手:高橋幸司、後藤雅彦、藤本潤一、黒井宏行、浅沼礼二
- 音声助手:中山大輔、矢川祐介
- 編集助手:平川正治、杉山英希
- 音響効果助手:相磯裕子
- 技術プロデュース補:松下真史
[編集] 美術スタッフ
- 美術プロデュース:杉川廣明
- 美術デザイン:塩入隆史
- 美術進行:泉佳子
- 大道具:比留間正幸、和田幸政、鈴木克弥
- 装飾:山内康裕、小池敦之
- 衣裳:小平理恵
- メイク:森田京子、佐々木博美、西島容子
- スタイリスト:谷口みゆき
- 持道具:能勢直子
- アクリル装飾:中村哲治、竹中大悟
- 電飾:森智
- 生花装飾:石川玲子
- 植木装飾:佐川忠由
- 鉄骨:日下信二
- 進行助手:久保典子
- 衣装助手:高橋久美子
- スタイリスト助手:金子美和
[編集] その他
- タイトル:山形憲一
- タイトルCG:西村了
- タイトルバック写真:渡部伸
- スチール:チャールズ村上
- 車輌:奥山武司、勝又康夫(ドルフィンズ)
- ニューヨークロケコーディネート:林拓馬、堀脇幸作
- 協力:バスク、フジアール、ベイシス、砧スタジオ
[編集] 主題歌
なお、歌詞の一節が台詞やサブタイトルに使われた。また4話では「Everything」という名前の店も登場した。Misiaの曲が主題歌に選ばれたのは松嶋が彼女の曲を好んでいたからだといわれている。
[編集] 協力企業
[編集] 撮影協力
[編集] 美術協力
- ㈱ビップライズ
- とくちでんせつ
- 銀座ワシントン靴店
- フォンティーヌ
- 大塚家具
- NEC
- スタンダード靴㈱
- ビクターインテリア
- HOYA
- POLLINI
- ㈱大塚商会時計部
- ショーメ
- 宝石広場
- 上州屋
- STAR JEWELRY
- 神保町フロヴァンス本店
- VENDOMEAOYAMA
- TOMY
- プリンセスバッグ
- エースバッグ
- 日本無線
- LONGINES
- PHANCK MULLER
[編集] 衣装協力
- ミカレディ
- EDWIN
- MOSCHINO
- NymA
[編集] サブタイトル・放送日・視聴率
- 第1話 「ずっと探してた人」(2000年10月9日) 24.9%(瞬間最大28.2%・21:50)
- 第2話 「恋を失うとき」(2000年10月16日) 21.4%
- 第3話 「二人きりの夜」(2000年10月23日) 25.8%
- 第4話 「ラブホテル事件」(2000年10月30日) 23.6%
- 第5話 「恋と洋服」(2000年11月6日) 26.7%
- 第6話 「顔以外愛せない」(2000年11月13日) 25.9%
- 第7話 「素直になれなくて」(2000年11月20日) 24.6%
- 第8話 「やさしいウソ」(2000年11月27日) 26.5%
- 第9話 「彼女が泣いた夜」(2000年12月4日) 25.4%
- 第10話 「逃げ出した花嫁」(2000年12月11日) 28.3%
- 最終話 「いつか王子様が」(2000年12月18日) 34.2%(74分)(瞬間最大39.9%・22:10)(※)
(※)共同テレビ制作の連続ドラマでは最大のヒット作である。
[編集] やまとなでしこ総集編
2001年4月6日に金曜エンタテイメントの枠で放送。正式タイトルは「恋とはどんなものかしら~やまとなでしこ・ディレクターズカット~20世紀最後の合コンで出会った伝説のカップルが今夜帰ってきた」である。放送時間は21:00~23:22。視聴率は19.6%を記録。また、関東では2004年4月3日に土曜ワイド枠で再放送されている。
[編集] キャスト
- 神野桜子(27):松嶋菜々子
- 中原欧介(35):堤真一
- 塩田若葉(23):矢田亜希子
- 粕屋紳一郎(35):筧利夫
- 奥山なみ(24):須藤理彩
- 中原富士子(55):市毛良枝
- 黒河慶明大学教授:柴俊夫
- シェフ:春海八方
- 東十条華江:泉晶子
- 信用金庫職員:郷田ほづみ
- 榊原慶明大学名誉教授:梅野泰靖
- 神野撫子:片岡礼子
- 合コン会社員:竹沢一馬、大門裕明
- 合コンスチュワーデスたち:今村恵子、天田貴子、倉田康子、山口まよ
- 少女時代の桜子:先崎愛歌
- プロ野球選手:嶋尾康史
- 合コン男たち:NARUKO、三浦義海、伊藤明賢、佐藤累央
- お屋敷奥様:木村翠
- 仲買人:三井善忠、田中耕二、斉藤弘勝
- ギャルソン:高杉航大
- スーシェフ:青柳克己
- 勤務医:増田雄一
- 魚春・値切りおばさん:和田京子
- 魚春・冷やかしおばさん:北川真由美
- 魚春・買物おばさん:三田恵子
- 弁当買いの客:加藤満
- ご近所さん:水田啓太郎、谷口節
- 消防士:村上容一
- 銀行員:福井晋
- 結婚式場担当者:窪園純一
- 旅行代理店担当者:真名古敬二
- 内閣総理大臣:児玉謙次
- エキストラ・通行人:テアトルアカデミー、芸優
- 東十条一郎:清水章吾
- 佐久間真理子(33):森口瑤子
- 東十条司(30):東幹久
- 佐久間為久(39):西村雅彦
[編集] スタッフ
[編集] ストーリー
- 本放送部分を再編集して、新撮部分を加えたディレクターズカット版。桜子と欧介が結婚してニューヨークへ渡った後も、粕屋と佐久間は相変わらずスチュワーデスと合コンを繰り返していたが、なかなか盛り上がらない。そこで、合コンの席で通算51回目になる奥の手を出す。それは桜子と欧介の出逢いから結婚するまでのいきさつを語ることであった。本放送通りのハッピーエンドまで語り終えたところで、粕屋と佐久間は、じつはこの話には続きがあり、誰もが予想しえない大変なことがニューヨークで起こったのだと話を再開、そこでエンドロールになる。
- 続編をにおわすような終り方となっているが、2007年現在、続編が作られるという情報はないので、ディレクターズカット版では出てこなかった、本放送のエンドロールでの桜子と欧介のその後の様子にその続きが描かれていると見るべきなのかもしれない。
[編集] その他
- 主人公中原欧介が元数学者でもあり、実際にある数学の専門用語が良く出てくる。全体的に院生、研究者レベルの用語が多い。
(→「やまとなでしこ」の数学で、ドラマ中の数学用語について解説されている。)
- 松嶋菜々子演じる神野桜子の社員番号は「80107D45」であり、「やまとなでしこ」と読めるようになっている。
- 桜子の兄弟の名前は、洋一(長男)、洋二(次男)、海人(三男)、大洋(四男)である。
[編集] 派生作品
- やまとなでしこDVD BOX(6枚組・2001年3月23日発売)
- やまとなでしこVHS(全4本・2001年3月3日発売)
- やまとなでしこ・ノベライズ(2000年12月21日発売・扶桑社/ISBN…4-594-03048-3)
- やまとなでしこ名言集・桜子語録(2001年4月20日発売・三笠書房/ISBN…4-8379-6083-9)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
フジテレビ系 月曜9時枠の連続ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | やまとなでしこ | 次番組 |
バスストップ | HERO |
1980年代: | アナウンサーぷっつん物語 - 男が泣かない夜はない - ラジオびんびん物語 - ギョーカイ君が行く! - 荒野のテレビマン - 君の瞳をタイホする! - 教師びんびん物語 - あそびにおいでョ! - 君が嘘をついた - 君の瞳に恋してる! - 教師びんびん物語II - 同・級・生 - 愛しあってるかい! |
---|---|
1990年代前半: | 世界で一番君が好き! - 日本一のカッ飛び男 - キモチいい恋したい! - すてきな片想い - 東京ラブストーリー - 学校へ行こう! - 101回目のプロポーズ - 逢いたい時にあなたはいない… - あなただけ見えない - 素顔のままで - 君のためにできること - 二十歳の約束 - あの日に帰りたい - ひとつ屋根の下 - じゃじゃ馬ならし - あすなろ白書 - この世の果て - 上を向いて歩こう! - 君といた夏 - 妹よ |
1990年代後半: | For You - 僕らに愛を! - いつかまた逢える - まだ恋は始まらない - ピュア - ロングバケーション - 翼をください! - おいしい関係 - バージンロード - ひとつ屋根の下2 - ビーチボーイズ - ラブジェネレーション - Days - ブラザーズ - ボーイハント - じんべえ - Over Time - リップスティック - パーフェクトラブ! - 氷の世界 |
2000年代前半: | 二千年の恋 - 天気予報の恋人 - バスストップ - やまとなでしこ - HERO - ラブ・レボリューション - できちゃった結婚 - アンティーク - 人にやさしく - 空から降る一億の星 - ランチの女王 - ホーム&アウェイ - いつもふたりで - 東京ラブ・シネマ - 僕だけのマドンナ - ビギナー - プライド - 愛し君へ - 東京湾景 - ラストクリスマス |
2000年代後半: | 不機嫌なジーン - エンジン - スローダンス - 危険なアネキ - 西遊記 - トップキャスター - サプリ - のだめカンタービレ - 東京タワー - プロポーズ大作戦 |
[テンプレート] |