エレゴレラ
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エレゴレラは、富野由悠季原作、長谷川裕一作画の漫画作品『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する、架空の兵器。木星帝国軍のモビルアーマーである。（型式番号：EMA-06）
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 機体解説
エレゴレラは木星帝国のモビルアーマーとして開発・生産された機体である。型式番号として「EMA-06」が与えられているがこれが木星圏独自のものか、それとも開発元のものかは不明である。
完全自律型を目指して開発されたモビルアーマーであり、本来パイロットは不要。操縦はクラックス・ドゥガチの一人（バイオ・コンピューター）が行なっている（最終決戦用モビルアーマーディビニダド用のテストだと思われる）。形式的にパイロットを乗せたため、木星帝国の一般兵士はテテニス・ドゥガチ（ベルナデット・ブリエット）が操縦していると認識している。
モビルアーマーからモビルスーツ状に簡易変形する事ができる。とはいえ脚部を構成するのはプロペラントタンクを兼ねるスタビライザー的なAMBAC作動肢であり重力下における歩行能力はほとんどないと推測される。機体は大型で、この当時のモビルスーツの2倍程度の大きさである。尖ったラグビーボールのような本体に全周式のモノアイシールドを持ち、モビルアーマー形態では機体先端、モビルスーツ形態では左肩に相当する部分に3本のスパイクを持つ。機体下部に2本の作動肢を持つとともに外観の大きな特徴となっているフレキシブル・テール・キャノンを持つ。これはエレファンテを参考に開発されたもので、自在に動く第3の手としても、強力なビーム砲としても使用できた。構造は比較的ユニット構造になっているようで、機体先端部に内蔵された3連メガ粒子砲部分をマニピュレーターで延長して打突兵器としても運用している。制御ユニットでもあるバイオ・コンピューターの性能のためか分析・解析能力にもすぐれ、クロスボーン・ガンダムX3が持ち出したムラマサ・ブラスターのセーフティを解いて自ら使用した。
唯一弱点と言えるのが、機体のペイロード不足で汎用兵器を携行できない、という点である。このため親衛隊と称する随伴のディオナ部隊から武装を受け取っていた。
[編集] 劇中での活躍
地球圏にたどりついたクロスボーン・バンガードに対して木星帝国と地球連邦軍が共同で掃討作戦を行なった際に出撃、配備されたばかりのクロスボーン・ガンダムX3で出撃したトビア・アロナクスと交戦、撃墜されている。なお、搭乗していたテテニスは撃墜前にトビアにコックピットごと奪い取られている。
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