ガイデル
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ガイデルは、アニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する、架空の人物。(声:柴田秀勝)
ガルマン・ガミラス帝国東部方面軍司令長官。配下にダゴン将軍、フラーケン大佐がいる。旧ガミラス出身ではなく、デスラーがボラー連邦からガルマン民族を解放した独立戦争の過程で入隊し、累進していったようである。
軍人としては、やり手で、ボラー連邦の保護下に入ったバース星の艦隊を撃破したことに代表されるように自分の担当する戦線で優位に戦闘を進め、ガルマン・ガミラス帝国の支配圏拡大に辣腕を振るっていた。
しかし、ダゴン将軍率いる第18機甲艦隊がバース星艦隊と交戦する中で、戦線は拡大。デスラーから、進出を控えるように命令されていた銀河系オリオン腕最辺境の太陽系までも侵略の対象にしていくことになった。デスラーにヤマトと交戦していることを知らせなかったために、デスラーは自分の部下がヤマトと戦っていることを知らなかったばかりか、東部方面軍に対して、二連三段空母や次元潜航艇など新兵器を供与していた。ガイデルが誇らしげに、ヤマトを捕獲したことを報告すると、デスラーは、手にしたグラスを床に叩きつけて、激怒した。総統の怒りを買うことになるとは神ならぬ身の知る由もなかったと言えよう。その後の彼の活動は不明だが、死刑に処されるには至らなかった辺り、デスラー総統自身の度量も以前よりは増していたといえるだろう。