バース星
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バース星(バースせい)は、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する架空の惑星。
地球から1500光年の近隣恒星系バジウド星系第4惑星であり、ラジェンドラ号のラム艦長の故郷で、ボラー連邦の総督ボローズによって統治された流刑地。
気候は冷涼で針葉樹林に覆われている。住民の皮膚の色は緑色。元来は独立国家・惑星国家バースを名乗っていたが、ボラー連邦と、銀河系核恒星系に独立した新興のガルマン・ガミラス帝国の二大国家の対立に巻き込まれていった。西暦2205年の段階では、ボラー連邦の保護国となり、総督ボローズが、ベムラーゼ首相によってボラー連邦本国から送り込まれ統治していた(前述のラム艦長の会話から、バース星の人々はボラー連邦による統治を良くは思っていない可能性も捨てきれない)。
ガルマン・ガミラス帝国東部方面軍第18機甲艦隊と、バース星艦隊との間に行われた戦いで、バース星艦隊は、惑星破壊プロトンミサイルを使用したガルマン・ガミラス軍に大敗を喫した。因みに、この戦いの流れ弾が太陽に突入し、太陽の核融合異常増進を招くことになる。バース星艦隊旗艦ラジェンドラ号は、大破して太陽系に漂着する。宇宙戦艦ヤマトの好意で海王星の宇宙船ドッグで修理を受けるが、追跡してきたガルマン・ガミラスのダゴン将軍によって攻撃を受け撃沈される。ヤマトも戦闘に巻き込まれる結果となった。
その後、ヤマトは、バース星に到着し、当初、ボローズ総督から歓迎されるが、ボラー連邦から移送されたシャルバート信者を中心とした流刑者の存在を知り、死刑囚をめぐってのトラブルでバース星に駐留していたボラー連邦軍と一戦交えることになる。バース星を訪問していた、ボラー連邦首相ベムラーゼは、自分に逆らうヤマトとボローズの不手際に怒り、惑星破壊ミサイルでバース星を消滅させるのであった。
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