ザ・プラン9
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ザ・プラン9(-ナイン)は、5人組お笑いタレント(影の構成員も1人いる)。吉本興業大阪本社所属。
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[編集] メンバー
- お~い!久馬(-きゅうま)
- ヒゲの人でリーダー、担当は脚本である。ボケは基本的に落ちを担当。
- 1972年7月22日生まれ、大阪府岸和田市出身。身長172cm。
- 本名・久馬 歩(きゅうま あゆむ)。
- 大阪NSC10期生。
- 1992年3月に後藤秀樹と「シェイクダウン」を結成。2000年に解散。
- 1時間に700ボケをして彼女を病院送りにしたという逸話を持ち、お笑いイベント「ダイナマイト関西」でも2度優勝している。
- プラン9を旗揚げしてから視力が格段に落ちた。
- シェイクダウン時代、結婚し妻子がいたが離婚。
- よく「九馬」と誤表記される。坂本竜馬が好きで、四国をしばしば訪れる。芸名も、漫画「お~い!竜馬」をもじったもの。
- イメージカラーは白。
- PLANETはPluto(冥王星)
- ボケに関しては上手いがツッコミは下手らしい。その為コントや漫才では基本はツッコまない。
- 鈴木つかさ(すずき-)
- 短髪の人で担当は演出。
- 1972年8月29日生まれ、大阪府堺市出身、O型。身長165cm。
- 本名・鈴木 司(表記違い)。
- 大阪NSC12期生。
- 1993年6月に森詩津規と「シンドバット」を結成。2001年に解散。ちなみに元相方は森と改め、構成作家として業界に携わっている。
- 器用であり、簡単な舞台の小道具はこの人が作る。
- ギターが非常に上手く、舞台などでその腕前を披露することもしばしば。
- 単独ライブ本公演の16作目「こわがり」の心理テスト中に同メンバーのなだぎに恋愛事情をすべて暴露される
- 2006年5月4日放送の「とんねるずのみなさんのおかげでした」の人気企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」に出場し、「三遊亭好楽の大喜利の答え終わった直後の仕草」を披露した。他のものまねレパートリーは桂小枝、竹内力、桂南光、中田ボタン、滝口順平、松岡昌宏など。
- イメージカラーは緑。
- PLANETはUranus(天王星)
- 浅越ゴエ(あさごえ-)
- 眼鏡にスーツの人で担当は広報。
- 1973年12月20日生まれ、岡山市出身、B型。身長177cm。
- 本名・浅越 浩志(あさごえ ひろし)。
- 大阪NSC16期生。
- R-1ぐらんぷり2003のチャンピオンであり、ピン芸人としての活躍もめざましい。(詳細は個人の項目を参照)。
- 一時期、友近と付き合っていると噂されたことがあるが、真相はメンバーのなだぎと友近が一緒にいたところを一般人に発見されたとき、なだぎがテレビ等ではかけていないメガネをかけていたため、その発見者がザ・プラン9のメガネといえば浅越だと誤解しそれが週刊誌等に流れたためこの噂が広がった、とテレビで本人が語った。
- また自分の名刺をいつも持参しており、2006年1月29日OAの「ヨシモト∞」ではその名刺を公開していた。
- イメージカラーは青。
- PLANETはMercury(水星)
- なだぎ武(-たけし)
- ガタイのいい人。担当は動きで、その生きていくうえには全く意味の無い動きがメンバーさえも笑わせてしまうこともしばしば。
- 1970年10月9日生まれ、大阪府堺市出身、A型。身長172cm。
- 本名・灘儀 武(表記違い)。
- 大阪NSC8期生。
- 1989年8月に同期の松村博司と「スミス夫人」結成。2001年に解散。
- 1997年12月のオールザッツ漫才の一回戦でスミス夫人とデモしかしが対戦したことがある。
- メンバーの中で最年長かつ最も芸歴が長い。
- 加入当初はナギナギオという芸名で活動していたが2005年6月、なだぎ武に改名。
- 今でこそガタイが良いが、前コンビ時代は痩せていた。
- BON JOVIのファンで、PVを撮ったことがある。
- ビバリーヒルズ高校白書の大ファンで、最近はその登場人物を模したディラン・マッケイというキャラクターに扮し、人気を獲得している。必ず自転車に乗って登場し、不必要に脚をピンと伸ばして降り、「今停めている、そうだ停めているんだ、あぁ、確かに停めた。」のひとくだりがあった後、舞台のセンターに立つのがお約束。この芸は今田耕司も認める激似ぶりである。それを駆使してピン芸人の最高峰、「R-1ぐらんぷり2007」で優勝、同グループは2人目のチャンピオンを輩出した。
- ディランのキャラは、もともと「ビバリーヒルズ」でおなじみの、小杉十郎太の吹き替えをまねたもので、それをデフォルメし、お笑いに発展させた。楽屋で芸人仲間と「ビバリーヒルズ」を観ていたことが誕生のきっかけ。オールザッツ漫才2005年でこのキャラを初披露している。現在の髪型(金髪のリーゼント)は3代目で初代はパーマがかった黒髪のリーゼント、2代目は茶髪のリーゼントであった。
- 2005年には関西テレビの金曜深夜の番宣枠にて「カンテーレ~真夜中のエンターテイナーなだぎ武~」なる約10分のミニ番組を担当していた。好評につき翌年にも「帰ってきた真夜中のエンターテイナーなだぎ武」として復活している。番組宣伝の合間に1人で様々なネタを披露するというものである。それまでは水谷豊の物まねをよくしていた。
- 中之島演劇祭2006で共演した島木譲二に、なぎさ武や柳田武、なぎなた武など、散々名前を間違えられた。
- 2006年12月19日に友近との熱愛が週刊誌に報じられ、2007年2月10日に「ディラン&キャサリン~難問続出!?恋の数式大パニック~」というイベントを開催した。交際は両人とも認め合っていて、よくバラエティー番組で共演する。:イメージカラーはオレンジ。視力が悪く、コンタクトレンズを使用している。
- PLANETはSaturn(土星)
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R-1ぐらんぷり王者 |
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- ヤナギブソン
- 基本は突っ込み担当。漫才では簡素で分かりやすい突っ込みが特徴。
- おばあちゃん孝行で祖母と2人暮らしをしているため、普段マナブと呼ばれずマサルと呼ばれたり(年に一度マサノブとも呼ばれる)、大事な書類を天ぷらの敷き紙にしたり、2ヶ月に一度風呂の扉を交換したりするなどトークでも時折ネタにされる。マサルと呼ばれるのは兄が勝という名前のためだと思われる。ちなみに兄は鈴木と同級生だった。
- 1976年3月25日生まれ、大阪市福島区出身、A型。身長168cm。
- 本名・柳谷 学(やなぎたに まなぶ)。
- 大阪NSC17期生。
- 2000年4月に同期の藪田真宏とお笑いコンビ「君と僕」を結成するも、2001年に解散。
- 第二回R-1ぐらんぷりで決勝に進出している。
- 前コンビ時代、テレビ番組「ガチンコ!」の企画「ガチンコ漫才道」に出演していたことがある。
- ちなみにもっとも後輩である。
- 昔警備員のバイトをしていたとき、園田競馬場のイベントにて後輩のキングコングを身辺警護したときは屈辱を味わったらしい。
- 洋楽好き。
- 芸名もギターのメーカー「ギブソン」から付けたものである。
- 単独ライブ「THE・PLENET9」のときのみ登場する「ひょひょ」という幻のキャラがあり、ファンの間では登場すると歓声が起こるくらいの人気ぶり。
- 2006年6月6日、うめだ花月の舞台「六月の花婿」にて10年付き合っていた婚約者と結婚を発表。
- イメージカラーは赤。
- PLANETはMars(火星)
- 覚王山(かくおうざん)
- 1971年5月21日生まれ、大阪市福島区出身、A型。
- 本名・寺本 覚(てらもと かく)。
- ザ・プラン9の単独ライブにのみ現れる影の構成員。
- 突如舞台に現れ、アメリカンジョークなどの小咄をして去っていく。
- 本業は構成作家。
- ロンドンに留学経験(英語が堪能)あり。
- 阪神タイガースの大ファン。
- 映画に詳しく多くの脚本は映画をヒントにする事が多い。
- 本公演、15th「弁斗とジェッ太~大阪ブレインドレイン~」では脚本を担当。
- 17th「アオいアオいアオい空」及び19th「7-8x4月」では脚本と共に演出も手掛けている。
- 若手主催の新喜劇の脚本もやっている。
- 2005年7月結婚。
- イメージカラーは黄色。
- PLANETはJupiter(木星)
- 現在毎日放送ラジオのゴー傑Pの放送作家を務めている。(使者として不定期出演)
- GAORA麒麟・千鳥の二笑流TVの放送作家も務めていた。
[編集] 概要
役割は、基本的には久馬、鈴木、浅越、なだぎがボケ、ギブソンがツッコミ。ネタの内容によっては役割が変わることもある。
漫才時の立ち位置は左から浅越、鈴木、ギブソン、なだぎ、久馬。
それぞれコンビなどで活動・解散した久馬・浅越・鈴木の3人により2001年4月結成。翌年になだぎ・ヤナギブソンが加入し5人組となった。(最も後輩であるヤナギブソンは当初会社の都合でサポートメンバーだった為、表面上は4人組だったが、「なんばグランド花月を満席にしたら正式に入れてもいい」と言う条件をクリアし、正式にメンバーに入り5人組となった) また、第1回から第7回本公演までは久馬・浅越・鈴木にレギュラーの2人が加わっており、当初はこの5人でザ・プラン9とする計画も立ち上がっていた。
演劇のようなコントが持ち味で、彼らの単独ライブは本公演といわれる。本公演の他に各メンバーがプロデュースするTHE PLANET9という単独ライブも行っている。またテレビ・舞台で5人漫才も披露する。5人漫才は、ヤナギブソン以外の4人が、1体で行うボケや、次々に畳み掛けるボケに、ヤナギブソンが一人で全てのボケにいちいちツッコむというスタイル。5人全員がピン芸人としてのスキルも持ち、それぞれ好評を得ている。浅越となだぎに関してはピン芸人の頂点を決める「R-1ぐらんぷり」にて優勝を果たしている。
グループ名はエド・ウッドの映画『Plan 9 from Outer Space』から。名付け親はメンバーと喜劇俳優の後藤ひろひと。
メンバーはインタビューで5人なのになぜプラン9なのですか?とよく質問されてウンザリしている。 又、最近ではNHK教育テレビの『みてハッスルきいてハッスル』に出演した(この劇中でもなぜ5人しかいないのに9なのかとつっこまれている)。
2006年秋、朝日放送創立55周年記念事業『中之島演劇祭2006』に出演。
そして同年12月24日に朝日放送制作・ANN系列で放送された『オートバックスM-1グランプリ2006』決勝戦に進出が決定。コンビ(2人組)以外では初めての決勝進出となり審査員にも5人でのスタイルが高く評価されたが制限時間のためにネタを切り詰めたり、フットボールアワーの直後であったことなどもあってか7位(597点)となった。
[編集] 主な出演番組・ラジオ
- 毎日放送「オールザッツ漫才」
- 日本テレビ「エンタの神様」
- ABCテレビ/テレビ朝日「笑いの金メダル」
- フジテレビ「登龍門F」内「お笑い登龍門」
- ABCラジオ「ザ・プラン9責任編集ラジオマンスリーよしもと」水曜日(週替わり)
- MBSラジオ「イマドキッC (コレクション)」日曜日(なだぎのみ、2007年4月~)
[編集] 受賞歴
- E-1グランプリ2002 準グランプリ
- R-1ぐらんぷり 第2回(2003年)優勝(浅越ゴエ)
- 2004年3月12日、第34回NHK上方漫才コンテスト優秀賞
- 第6回M-1グランプリ決勝進出
- R-1ぐらんぷり 第5回(2007年)優勝 (なだぎ武)
[編集] DVD
- 「サークルS」
- 「西暦二〇〇X年四月一日、禁洒法ヲ施行スル。」
- 「The Ten-Show」
- 「弁斗とジェッ太~大阪ブレインドレイン~」
- 「THE PLANET9 Earth 見晴らしのええマンション~コントstyle~」
- 「こわがり」
- 「アオいアオいアオい空」
- 「編集者 竹一平の苦悩」
- 「7-8X4月」
- 「足痛いのにがんばった ~コントStyle~」
- 「なゐ震る」
- 「ダイナマイト関西」(お~い!久馬、ヤナギブソンのみ)
- 「バトルオワライヤル」(お~い!久馬・鈴木つかさ・浅越ゴエのみ)
- 「緊急特別DVD 追悼ケンドーコバヤシさん」(浅越ゴエ、なだぎ武のみ)
- 「ビッグポルノ」(なだぎ武のみ)
- 「レギュラーのあるある探険隊~ロケでいろいろやってみた!~」(浅越ゴエのみ)
- 「日常」(浅越ゴエ・なだぎ武のみ)
- 「うめだ花月2周年記念DVD 永久保存版」
- 「M-1グランプリ2006完全版 史上初!新たなる伝説の誕生~完全優勝への道~」
- 「松竹芸能LIVE Vol.3 チョップリン~ULTRA SIMPLE~」(なだぎ武がゲスト出演している)
[編集] 単独ライブ
- 2002年06月07日 - 「ギブソンMars~after style~」 (baseよしもと/大阪)
- 2003年04月20日 - 「アウタースペース~6つの空間~」 (baseよしもと/大阪)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 吉本興業 プロフィール
- ザ・プラン9 ゴエedition (浅越ゴエによる公式ホームページ)
- 中之島演劇祭2006 (中之島演劇祭2006の詳細ページ)