セザール賞
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セザール賞(César Award)はフランスにおける映画に対する賞。1975年にジョルジュ・クラヴァンヌによって設立され、毎年2月に、前年に公開された映画の中から選ばれる。2006年の時点では19のカテゴリーがある。
"セザール賞"という名前は、クラヴァンヌの友人であったフランスの彫刻家セザール・バルダッチーニにちなんでおり、与えられるトロフィーはセザールの作品である。
目次 |
[編集] 最優秀作品賞
- 1976年(第1回) 「追憶」
- 1977年(第2回) 「パリの灯は遠く」
- 1978年(第3回) 「プロビデンス」
- 1979年(第4回) 「銀行」
- 1980年(第5回) 「テス」
- 1981年(第6回) 「終電車」
- 1982年(第7回) 「人類創世」
- 1983年(第8回) 「愛しきは、女/ラ・バランス」
- 1984年(第9回) 「愛の記念に」
- 1985年(第10回) 「フレンチ・コップス」
- 1986年(第11回) 「赤ちゃんに乾杯!」
- 1987年(第12回) 「テレーズ」
- 1988年(第13回) 「さよなら子供たち」
- 1989年(第14回) 「カミーユ・クローデル」
- 1990年(第15回) 「美しすぎて」
- 1991年(第16回) 「シラノ・ド・ベルジュラック」
- 1992年(第17回) 「めぐり逢う朝」
- 1993年(第18回) 「野性の夜に」
- 1994年(第19回) 「スモーキング/ノースモーキング」
- 1995年(第20回) 「野性の葦」
- 1996年(第21回) 「憎しみ」
- 1997年(第22回) 「リディキュール」
- 1998年(第23回) 「恋するシャンソン」
- 1999年(第24回) 「天使が見た夢」
- 2000年(第25回) 「エステサロン/ヴィーナス・ビューティ」
- 2001年(第26回) 「ムッシュ・カステラの恋」
- 2002年(第27回) 「アメリ」
- 2003年(第28回) 「戦場のピアニスト」
- 2004年(第29回) 「みなさん、さようなら」
- 2005年(第30回) 「L'Esquive」
- 2006年(第31回) 「真夜中のピアニスト」
- 2007年(第32回) 「レディ・チャタレイ」
[編集] 最優秀監督賞
- 1976年(第1回) ベルトラン・タヴェルニエ(祭よ始まれ)
- 1977年(第2回) ジョセフ・ロージー(パリの灯は遠く)
- 1978年(第3回) アラン・レネ(プロビデンス)
- 1979年(第4回) クリスチャン・ド・シャロンジェ(銀行)
- 1980年(第5回) ロマン・ポランスキー(テス)
- 1981年(第6回) フランソワ・トリュフォー(終電車)
- 1982年(第7回) ジャン=ジャック・アノー(人類創世)
- 1983年(第8回) アンジェイ・ワイダ(ダントン)
- 1984年(第9回) エットレ・スコーラ(ル・バル)
- 1985年(第10回) クロード・ジディ(フレンチ・コップス)
- 1986年(第11回) ミシェル・ドヴィル(ゲームの殺人)
- 1987年(第12回) アラン・カヴァリエ(テレーズ)
- 1988年(第13回) ルイ・マル(さよなら子供たち)
- 1989年(第14回) ジャン=ジャック・アノー(子熊物語)
- 1990年(第15回) フィリップ・ノワレ(美しすぎて)
- 1991年(第16回) ジャン=ポール・ラプノー(シラノ・ド・ベルジュラック)
- 1992年(第17回) アラン・コルノー(めぐり逢う朝)
- 1993年(第18回) クロード・ソーテ(愛を弾く女)
- 1994年(第19回) アラン・レネ(スモーキング/ノースモーキング)
- 1995年(第20回) アンドレ・テシネ(野性の葦)
- 1996年(第21回) クロード・ソーテ(とまどい)
- 1997年(第22回) ベルトラン・タヴェルニエ(Capitaine Conan)
- 1998年(第23回) リュック・ベッソン(フィフス・エレメント)
- 1999年(第24回) パトリス・シェロー(愛する者よ、列車に乗れ)
- 2000年(第25回) トニー・マーシャル(エステサロン/ヴィーナス・ビューティ)
- 2001年(第26回) ドミニク・モル(ハリー、見知らぬ友人)
- 2002年(第27回) ジャン・ピエール・ジュネ(アメリ)
- 2003年(第28回) ロマン・ポランスキー(戦場のピアニスト)
- 2004年(第29回) ドゥニ・アルカン(みなさん、さようなら)
- 2005年(第30回) Abdel Kechiche(L'Esquive)
- 2006年(第31回) ジャック・オーディアール(真夜中のピアニスト)
- 2006年(第31回) ギョーム・カネ(Ne le dis a personne)
[編集] 最優秀男優賞
- 1976年(第1回) フィリップ・ノワレ (追想)
- 1977年(第2回) ミシェル・ガラブリュ(判事と殺人者)
- 1978年(第3回) ジャン・ロシュフォール(Le Crabe-tambour)
- 1979年(第4回) ミシェル・セロー(Mr.レディMr.マダム)
- 1980年(第5回) クロード・ブラッスール(La Guerre des polices)
- 1981年(第6回) ジェラール・ドパルデュー(終電車)
- 1982年(第7回) ミシェル・セロー(検察官)
- 1983年(第8回) フィリップ・レオタール(愛しきは、女/ラ・バランス)
- 1984年(第9回) コリューシュ(チャオ・パンタン)
- 1985年(第10回) アラン・ドロン(真夜中のミラージュ)
- 1986年(第11回) クリストファー・ランバート(サブウェイ)
- 1987年(第12回) ダニエル・オートゥイユ(愛と宿命の泉 PART I /フロレット家のジャン)
- 1988年(第13回) リシャール・ボーランジェ(フランスの思い出)
- 1989年(第14回) ジャン=ポール・ベルモンド(ライオンと呼ばれた男)
- 1990年(第15回) フィリップ・ノワレ(素顔の貴夫人)
- 1991年(第16回) ジェラール・ドパルデュー(シラノ・ド・ベルジュラック)
- 1992年(第17回) ジャック・デュトロン(Van Gogh)
- 1993年(第18回) クロード・リッシュ(Le Souper)
- 1994年(第19回) ピエール・アルディティ(スモーキング/ノースモーキング)
- 1995年(第20回) ジェラール・ランヴァン(Le Fils prefere)
- 1996年(第21回) ミシェル・セロー(とまどい)
- 1997年(第22回) フィリップ・トレトン(Capitaine Conan)
- 1998年(第23回) アンドレ・デュソリエ(恋するシャンソン)
- 1999年(第24回) ジャック・ヴィルレ(奇人たちの晩餐会)
- 2000年(第25回) ダニエル・オートゥイユ(橋の上の娘)
- 2001年(第26回) セルジ・ロペス(ハリー、見知らぬ友人)
- 2002年(第27回) ミシェル・ブーケ(Comment j'ai tue mon pere)
- 2003年(第28回) エイドリアン・ブロディ(戦場のピアニスト)
- 2004年(第29回) オマー・シャリフ(イブラヒムおじさんとコーランの花たち)
- 2005年(第30回) マチュー・アマルリック(キングス&クイーン)
- 2006年(第31回) ミシェル・ブーケ(Le Promeneur du champ de Mars)
- 2007年(第32回) フランソワ・クリュゼ(Ne le dis a personne)
[編集] 最優秀女優賞
- 1976年(第1回) ロミー・シュナイダー(L'Important c'est d'aimer)
- 1977年(第2回) アニー・ジラルド(Docteur Francoise Gailland)
- 1978年(第3回) シモーヌ・シニョレ(これからの人生)
- 1979年(第4回) ロミー・シュナイダー(ありふれた愛のストーリー)
- 1980年(第5回) ミュウ=ミュウ(夜よ、さようなら)
- 1981年(第6回) カトリーヌ・ドヌーヴ(終電車)
- 1982年(第7回) イザベル・アジャーニ(ポゼッション)
- 1983年(第8回) ナタリー・バイ(愛しきは、女/ラ・バランス)
- 1984年(第9回) イザベル・アジャーニ(殺意の夏)
- 1985年(第10回) サヴィーヌ・アゼマ(田舎の日曜日)
- 1986年(第11回) サンドリーヌ・ボネール(冬の旅)
- 1987年(第12回) サヴィーヌ・アゼマ(メロ)
- 1988年(第13回) アネモーネ(フランスの思い出)
- 1989年(第14回) イザベル・アジャーニ(カミーユ・クローデル)
- 1990年(第15回) キャロル・ブーケ(美しすぎて)
- 1991年(第16回) アンヌ・パリロー(ニキータ)
- 1992年(第17回) ジャンヌ・モロー(海を渡るジャンヌ)
- 1993年(第18回) カトリーヌ・ドヌーヴ(インドシナ)
- 1994年(第19回) ジュリエット・ビノシュ(トリコロール/青の愛)
- 1995年(第20回) イザベル・アジャーニ(王妃マルゴ)
- 1996年(第21回) イザベル・ユペール(沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇)
- 1997年(第22回) ファニー・アルダン(ペダル・ドゥース)
- 1998年(第23回) アリアンヌ・アスカリッド(マルセイユの恋)
- 1999年(第24回) エロディ・ブシェーズ(天使が見た夢)
- 2000年(第25回) カリン・ヴィアール(Haut les coeurs!)
- 2001年(第26回) ドミニク・ブラン(Stand-by)
- 2002年(第27回) エマニュエル・ドゥヴォス(リード・マイ・リップス)
- 2003年(第28回) イザベル・カレ(Se souvenir des belles choses)
- 2004年(第29回) シルヴィ・テステュー(Stupeur et tremblements)
- 2005年(第30回) ヨランド・モロー(Quand la mer monte...)
- 2006年(第31回) ナタリー・バイ(Le Petit lieutenant)
- 2006年(第31回) マリナ・ハンズ(レディ・チャタレイ)
[編集] 最優秀外国映画賞
- 1976年(第1回) Profumo di donna
- 1977年(第2回) あんなに愛しあったのに
- 1978年(第3回) 特別な一日
- 1979年(第4回) 木靴の樹
- 1980年(第5回) マンハッタン
- 1981年(第6回) 影武者
- 1982年(第7回) エレファント・マン
- 1983年(第8回) ビクター/ビクトリア
- 1984年(第9回) ファニーとアレクサンデル
- 1985年(第10回) アマデウス
- 1986年(第11回) カイロの紫のバラ
- 1987年(第12回) 薔薇の名前
- 1988年(第13回) ラストエンペラー
- 1989年(第14回) バグダッド・カフェ
- 1990年(第15回) 危険な関係
- 1991年(第16回) いまを生きる
- 1992年(第17回) トト・ザ・ヒーロー
- 1993年(第18回) ハイヒール
- 1994年(第19回) ピアノ・レッスン
- 1995年(第20回) フォー・ウェディング
- 1996年(第21回) 大地と自由
- 1997年(第22回) 奇跡の海
- 1998年(第23回) ブラス!
- 1999年(第24回) ライフ・イズ・ビューティフル
- 2000年(第25回) オール・アバウト・マイ・マザー
- 2001年(第26回) 花様年華
- 2002年(第27回) マルホランド・ドライブ
- 2003年(第28回) ボウリング・フォー・コロンバイン
- 2004年(第29回) ミスティック・リバー
- 2004年(第29回) ロスト・イン・トランスレーション
- 2006年(第31回) ミリオンダラー・ベイビー
- 2007年(第32回) リトル・ミス・サンシャイン
[編集] 外部リンク
- 公式サイト フランス語