ゾディ・アック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

ゾディ・アック (Z'OD-IACOK) は、フォトストーリー『ガンダム・センチネル』に登場する、架空の兵器。ネオ・ジオン軍が開発した試作型可変モビルアーマー (MA) である。（型式番号：AMA-100）

目次 1 ゾディアック 1.1 機体解説 1.2 劇中での活躍 2 バリエーション 3 ゾディ・アック量産型 3.1 機体解説 4 関連項目

[編集] ゾディアック

[編集] 機体解説

機体諸元

ゾディ・アック
型式番号	AMA-100
所属	アクシズ→ニューディサイズ
全高	44.2m
頭頂高	218.3m
全幅	41.65m
本体重量	9,640t
全備重量	22,580t
ジェネレーター出力	197,400kW
スラスター総推力	496,000,000kg
姿勢制御バーニア数	84
装甲材質	ガンダリウム・コンポジット
武装	大型メガ粒子砲×2 ビーム・カノン×12 有線式ビーム・クロー×4 ビームサーベル×12 60mmバルカン×8 Iフィールドジェネレーター
主な搭乗者	トッシュ・クレイ ファスト・サイド

ネオ・ジオン軍の試作型MA。全長200mを越える大型機で、地球侵攻作戦の際の低軌道制空用兵器として開発された。外観は旧世紀の宇宙用ロケットを思わせるフォルムとなっている。これほどの大きさとなると軌道変更の際のプロペラント消費が膨大なものになるが、大気圏上層部の大気を利用することにより、プロペラント消費を押さえた軌道変更を可能としている。

また、中心線から上下に分離が可能で、その状態ではゾアン（それぞれゾアンI、ゾアンII）と呼ばれる。その状態では機体の各部を展開し、格闘戦形態に変形することが出来る。胴体中央部には大型のメガ粒子砲が装備されており、合体状態では機首部が大きく上下に分割し、内面に備されたIフィールドジェネレーターにより、正確に目標に誘導される。大型メガ粒子砲の威力はコロニーレーザーを除けば最強クラスである。それ故、本機は全身が巨大なメガ粒子砲であるといえる。この装備は単体でも使用可能であるが、メガ粒子砲を連射する際のエネルギーチャージや冷却系にトラブルが発生したが、機体の構造上問題の解決には至らなかった。

サイコミュの導入も検討されていたが、メガ粒子砲関連のトラブルが続出したために計画は見送られることとなり、結局大気を利用した軌道変更の実験をした後に廃棄処分が決まった。

[編集] 劇中での活躍

雑誌企画『ガンダム・センチネル』の連載時には登場しなかったが、別冊化の際に新たにデザインされ、本編に登場。ペズンの反乱終盤でニューディサイズに譲渡され、実戦運用されることになった。

大気利用による軌道変更には成功したものの、ゾアンI、ゾアンIIに分離した際にメガ粒子砲関連のトラブルにより1機は爆発してしまい、残る1機も質量弾として利用されたが、途中で撃破されている。

[編集] バリエーション

• AMA-100 ゾディ・アック
  • ゾアン
• AMA-100C ゾディ・アック量産型

[編集] ゾディ・アック量産型

ゾディ・アック量産型（ゾディ・アックりょうさんがた）はゲーム『SDガンダムG GENERATIONN-0』に登場する架空の兵器。ネオ・ジオン軍の試作型モビルアーマー。（型式番号：AMA-100C）

[編集] 機体解説

ゾディ・アックの発展量産型で、ベース機の抱えていた数々の欠点を改良した上で、生産性を重視して機体をコンパクト化している。

メガ・カノン砲の威力こそ初期型に劣るものの信頼性は飛躍的に向上しており、大気圏突入能力やサーベルを用いた接近戦能力なども健在である。

コストパフォーマンスに優れたモビルアーマーとであったが、当時のネオ・ジオン技術陣は準サイコミュ搭載モビルスーツの設計に追われており、本機の開発は設計段階で打ち切られた。

[編集] 関連項目

• モビルアーマー
• ニューディサイズ