ルガール・バーンシュタイン
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ルガール・バーンシュタイン プロフィール
ルガール・バーンシュタイン(Rugal Bernstein)は対戦型格闘ゲームの「ザ・キング・オブ・ファイターズシリーズ」に登場するキャラクター。
「オメガ・ルガール」や「ゴッド・ルガール」という名前で登場する事もある。
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[編集] 概要
- "R"と書かれた招待状を送ったキング・オブ・ファイターズ大会の闇の黒幕。
- 格闘家を捕まえては銅像に塗り込むと言う悪行を行っており、KOF'94のステージでは何故かカプコンのキャラクターであるガイルやザンギエフのような銅像が置いてあった。後にCAPCOM VS. SNKでガイルと対戦した時にガイルの銅像を用意、ソニックブームで真っ二つにされ、ついでに自分も烈風拳で粉々にした。
- 格闘技は全てマスターしているらしく、CAPCOM VS. SNKではさくらに「歩く格闘技事典」と言われるほどだった。
- 怒チームのリーダーであるハイデルンの妻と娘を殺害し、ハイデルンの片目を奪った張本人。自身も過去にゲーニッツとの戦いで片目を失っている。
- 弟がいるという設定があったが、どうやら忘れられているようである。
- KOF'94では防御力が異常なまでに高い上、通常技がガードの上から削れるという強さをもつ。また、彼の飼う黒豹・ロデムがステージに登場するが、ルガールが気絶した際はこのロデムが援護攻撃を行う。なお、ロデムの名称は「バビル二世」が出自。
- KOF'95ではオロチの力を利用してオメガ・ルガールとなった。同作のエンディングにてオロチの力に耐え切れず消滅してしまうが、'98で復活(ただし'98はストーリーがないため正史上の復活ではない)。以降、KOFでルガールが出る時はオメガ・ルガールが最終ボスとして登場している。
- マチュアとバイスが秘書だったが、'98では秘書が「ヒメーネ」と「アヤ」の二人に変わった。
- 初代CAPCOM VS. SNKでは、「虐殺の交響曲(シンフォニー)」というキャッチフレーズを持ち、同SNKグループの山崎竜二やギース・ハワードと同じレシオ3で出場していた。
- 続編のCAPCOM VS. SNK2では決勝戦後に大阪城で豪鬼と一騎打ちを行い、豪鬼を倒し、殺意の波動を取り込んでゴッド・ルガールとなったが、最後は殺意の波動に逆に乗っ取られたかのような描写がある。もう一方の展開では逆に豪鬼に倒されるも刺し違えつつ豪鬼に暗黒パワーを送り込み、シン豪鬼(シンの表記は"神"と"人"を上下に並べた1文字の外字)を生み出すきっかけをつくる。
- 2003で、彼の面影を持つ青年「アーデルハイド」とその妹「ローズ」が登場したが、XIのアーデルハイドストーリーで彼等と親子(少なくとも血縁者)関係にある事が明らかとなった。
- 彼の苗字「バーンシュタイン」は英語とドイツ語の造語。なぜ両方の読み方を組み合わせたのかは不明。ちなみに英語読みに統一すると「バーンスタイン」、ドイツ語だと「ベルンシュタイン」となる。
[編集] 技
ギース・ハワードやヴォルフガング・クラウザーの技を自分なりに改良しており、オリジナルの技もある。
[編集] 必殺技
- 烈風拳
- ギースの烈風拳をベースに改良&強化したものである。
- カイザーウェイブ
- クラウザーのカイザーウェイブを改良&強化した技。98からは溜められる様になる。
- '98までは溜めるとヒット数が増えるだけだが、2002では溜めの段階によって形状・性質が大きく異なる。溜めずに出すと従来の形状のままだが驚異的な弾速になり、溜め一段階で白色の球状に変化、弾速は低下するが相手を浮かせる。さら最後まで溜めて出すと黒く圧縮されたようになる(背中からせり出した機械から流れる電気を気に混ぜているからだと思われる)。なお、02のみ溜めている間は後ろにも攻撃判定が存在し、緊急回避などで後ろに回りこむと激しいHIT音とともにゲージのほとんどを持っていかれるという現象が起こる。
- ジェノサイドカッター
- 飛び上がりながら脚を振り上げる対空技。'94では非常に高い威力を持ち、格ゲー史上最凶レベルのプレイヤー泣かせな技であった。ただし、攻撃判定が出たときに無敵時間が切れるため、'95ではプレイヤーキャラとして使う場合はガードキャンセルで使わないと相打ち、最悪潰されることもある。また'98以降のプレイヤーキャラとして使える場合は、威力がダウンするなど高性能ではない。
- 漫画「北斗の拳」でケンシロウが同じモーションの多段蹴りを出していたので、ソレが元ではないかといわれている。
- ゴッドプレス
- 突進して相手を掴むと画面端まで運び叩き付ける技。PS版KOF'94 RE-BOUTでは超必殺技になっている(後述のギガンテックプレッシャーの代用と思われる)。'94と'95ではガードされた場合刎ね返るように間合いを離すが、'98以降はガードされるとその場で停止してしまい、隙を相手に与えてしまう。
- ダークバリヤー
- 手の平をかざし、飛び道具を反射するバリアを出す。直接攻撃に使う事もできる。
- ダークスマッシュ
- CAPCOM VS. SNKで初出。グラビティスマッシュがアレンジされた物。その場で全身に気を纏ってから掌底で突進する。空中版あり。
- オメガ・ルガールの技
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- ダークジェノサイド
- ジェノサイドカッターの強化版で、さらに空中での蹴り上げが加わる。
- ゴッド・ルガールや2002のオメガ・ルガールが使うジェノサイドカッターもこれに近く、2002では蹴り上げ後さらに両足での浴びせ蹴りが加わる。また無敵時間も長くなっている。
- バニシングラッシュ
- 高速移動してすれ違いつつ攻撃する。
- グラビティスマッシュ
- その場で全身にバリアを張ってから、それを飛び道具にして打ち出す。やはり空中版あり。
- ビース・ディストラクション
- 素早く踏み込んで連続蹴りを繰り出す。強で出すと止めに手刀を繰り出す。
- ゴッド・ルガールの技
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- ゴッドレーン
- 豪鬼の阿修羅閃空をコピーした技。
- 豪鬼とは違い、「ハッハッハァ!」と高笑いをしながら移動。ハメ技を織り交ぜるのに有効な技である。
[編集] 超必殺技
- ギガンテックプレッシャー
- ゴッドプレスの強化版。叩き付ける際ドクロの浮かぶ気の柱が立つ。'98以降のMAX版(LV3)は一旦叩きつけた後逆の画面端まで運んでもう一度叩きつける。'95ではパワーMAX状態で出した場合に限り、ガードされたあと、跳ね返り中にコマンド入力でもう一発出すことが可能。
- デッドエンドスクリーマー
- '98のみ登場。相手を頭から踏んづけて倒し、その上で立ったまま高笑いしながら回転する。最後はポージングで締める。
- ジェノサイドヘブン
- カプエスでの技。その場での連続蹴りからジェノサイドカッターに繋ぐ。
- オメガ・ルガールの技
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- ルガールエクスキュージョン
- 突進して貫手を突き刺し、相手にパワーを注入してダメージを与える。
- CAPCOM VS. SNKシリーズでは通常の必殺技として使う。また動作も変わり、相手を掴んで爆発させるだけになっている。
- デストラクションオメガ
- 相手を掴んで引き寄せてからの乱舞技。最後はジェノサイドカッターで締める。
- カイザーフェニックス
- 2002・NEOWAVEのMAX2。1~3段階のカイザーウェイブをランダムで連発する。発射数は5~12発までランダムで決まるが、相手が吹き飛ぶため、全段ヒットする事はまずありえない。『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』に登場する大魔王バーンが同名の技(呪文)を使用するため、これが元ネタではないかと言われている。
- ゴッド・ルガールの技
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- ラストジャッジメント
- 豪鬼の瞬獄殺をコピーした技。この技で相手をKOした場合は瞬獄殺と同じく背景に「天」の文字が出るが、豪鬼や殺意リュウと異なり字が赤い。また、技後に豪鬼らが背を向けたポーズになるのに対しGルガールはデッドエンドスクリーマーに似たポージングで終わる。なお、豪鬼は瞬獄殺後の背向けポーズ時に背中に「天」と浮かぶが、前述のポージングでは側面しか見えないためか、代わりにGルガールの通常勝利ポーズに胸筋と腹筋に沿って体の前面に赤く「天」の字が浮かぶものがある。
- G・エンド
- KOFでのルガールエクスキュージョンに似ており、同様に貫手を突き刺し持ち上げてダメージを与える。突進はしない。
[編集] 担当声優
[編集] 関連人物
- ギース・ハワード ― 技を剽窃した相手
- ロック・ハワード ― 技を剽窃したギースの息子
- ヴォルフガング・クラウザー ― 技を剽窃した者
- ハイデルン
- 草薙柴舟
- マチュア
- バイス
- ゲーニッツ
- オロチ
- アーデルハイド・バーンシュタイン ― 息子
- 豪鬼