ロバート・ヴェンチューリ
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ロバート・ヴェンチューリ(Robert Venturi 1925年6月25日-)はポストモダンの建築家。
プリンストン大学卒業後、ローマに留学。エーロ・サーリネン、ルイス・カーンに師事した後、フィラデルフィアに事務所を構えている。作品に「母の家」(Vanna Venturi House 1963年)、ロンドンのナショナルギャラリー増築(セインズベリ棟)など。1991年のプリツカー賞を受賞。
主著『建築の多様性と対立性』(Complexity and Contradiction in Architecture、1966年)、『ラスベガス』(Learning from Las Vegas、共著 1972年)などにおいて、禁欲的に装飾を否定したモダニズム建築を批判し、ポストモダンを提唱した。またミースの標語 "Less is more" (より少ないことは、より豊かなこと)を "Less is bore"(より少ないことは、より退屈なこと)と皮肉った。
[編集] 外部リンク
- ヴェンチューリ・スコット・ブラウン・アンド・アソシエーツ(建築事務所)
- プリツカー賞ウェブサイトより、ヴェンチューリの経歴(英文)
- フィラデルフィアの『母の家(The Vanna Venturi House)』(英文)
カテゴリ: アメリカ合衆国の建築家 | ポストモダン建築家 | 1925年生