三貴

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株式会社三貴（みき、MIKI Corporation）は、日本の宝石輸入・加工・販売会社。

ジュエリーマキやじゅわいよ・くちゅーるマキなどの店舗を運営し、主力製品は、カメリアダイヤモンドである。

当時、早稲田大学大学院商学研究科の学生だった木村和巨が創業。高価な贅沢品であった宝石を大量生産し、安価な価格で販売。宝石をというファッション商品大衆化させて、業績を伸ばした。バブル期には宝石・婦人服・子供服の小売店舗を全国展開し、その数は1400余店に及び、中国、タイに生産工場、こくないに大規模な物流センターを有し、従業員数8,000名、売上高1,700億円にも及んだ。宝石では日本最大手、婦人服では第6位の規模を誇った。当時、世界的なダイヤモンドのシンジケートであるデビアスが扱う世界中のダイヤモンドのうち、３０％が同社に卸されていたという。しかし、メインバンクの北海道拓殖銀行の破綻、上場に向けた証券幹事会社である山一證券の廃業に加え、木村のワンマン経営の弊害や、従業員の労務問題等も抱え、バブル崩壊後は業績が急速に悪化した。現在では、債務整理を行った上で、大幅に規模を縮小して営業している。

三貴グループのCMは全国に放映され、ゴールデンタイムの時間帯はもとより、特に若年層の視聴が多いとされる深夜時間帯に多く放送していた事で、三貴グループのCMで起用された数多くの曲がヒットしており、また一時期「カメリアダイアモンド、ブティックJOY、ファニィのCMソングで起用されるとブレイクする」「カメリア族」などとも言われ、新人歌手の登竜門的存在とされていた。
前述の通りCMは深夜帯中心によく各局で見かけたが、テレビ東京系に関しては朝晩問わずほぼ全日帯でCMを流していた。なお地方ではCMの最後「銀座ジュエリーマキ・・」のアナウンスの後に地元の主な店舗の名前を言うこともあった。（例：「銀座ジュエリーマキ、広島本店広島本通。」）

1998年4月頃から、三貴グループの業績悪化などでCM放映を長きにわたって中止したが、その後2003年頃より、CMキャラクターに桃井かおりを迎えて再びCMを放映するようになった。2005年より、各アーティストの曲が再び起用されるようになり浜崎あゆみの曲がCMに起用されるなど、かつて三貴グループがCMを盛んに放映していた頃を彷彿させるようになった。

過去にはブティックJOY、ファニィなる婦人服・子供ブティックも経営し、同じく中森明菜や布袋寅泰らによるCMソングもヒットしていたが、これらは1990年代末頃に撤退した。