劉小光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
りゅうしょうこう | |
---|---|
英語表記 | Liu Xiaoguang |
簡体字表記 | 刘小光 |
片仮名転写 | リュウ・シャオグァン |
劉小光(りゅう しょうこう、Liu Xiaoguang、リュウ・シャオグァン 1960年3月20日 - )は、中国の囲碁棋士。山東省鄆城出身、中国囲棋協会所属、九段。第1期名人、天元4期、世界囲碁選手権富士通杯3位など。棋風は力戦型。
中国棋院囲棋部副主任。
目次 |
[編集] 経歴
13歳で碁を覚え、14歳で囲碁集中訓練隊に入る。1980年に全国個人戦で優勝。世界アマチュア囲碁選手権戦では、1980年に4位、1981年に5位に入賞する。1982年の新段位制度で六段に認定。1985年八段、専業棋士となる。日中スーパー囲碁では1987年第3回4人抜き、1994年第9回3人抜きを果たす。1988年に第1期名人戦の決勝五番勝負で兪斌を3-1で破り、名人位獲得。1988年から天元戦3連覇。1988年九段。日中天元戦では第1回から3年連続敗退したが、藤沢秀行に「趙さん(趙治勲)にこれだけ打てる棋士は日本にもざらにいない」と言わしめ、1993年には林海峰に2-0で勝利。富士通杯では1992年に3位。
[編集] タイトル歴
国際棋戦
- 日中天元戦
- 1993年 2-0 林海峰
国内棋戦
- 全国個人戦 1980、90年
- 国手戦 1986年
- 天元戦 1988-90、93年
- 名人戦 1989-2001年
- 王位戦 1992年
- 友情杯リーグ戦 1995年
- 交通杯国手邀请戦 1997年
[編集] その他の棋歴
- 世界囲碁選手権戦富士通杯 3位 1992年、4位 1996年
- 日中スーパー囲碁
- 日中名人戦
- 1988年 0-2 小林光一
- 日中天元戦
- 1988年 0-2 趙治勲
- 1989年 0-2 趙治勲
- 1990年 1-2 林海峰
- ロッテ杯中韓囲碁対抗戦
- 1996年 0-2(×徐能旭、×睦鎮碩)
- 真露杯SBS世界囲碁最強戦
- 1993年 0-1(×林海峰)
- 1994年 0-1(×徐奉洙)
- 華山杯馬暁春・劉小光三番勝負(2001年) 2-1 馬暁春
- 中国囲棋甲級リーグ戦
- 1999年(河南三元)3-3
- 2000年(河南囲棋)7-8
- 2003年(北京海淀)12-9
- 2005年(大連上方)
- 2006年(大連上方ー北京麒麟至誠)
[編集] 著作
- 『天煞星 刘小光自战百局』