南が丘駅
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南が丘駅(みなみがおかえき)は、三重県津市垂水東焼尾にある近畿日本鉄道名古屋線の駅。
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[編集] 駅構造
相対式2面2線のホームを持つ橋上駅。ホーム有効長は4両。改札口は1ヶ所のみで、ホームと駅舎を結ぶ階段はホーム津寄りにある。出入口は東西双方に1ヶ所ずつある。
時間帯により無人駅となるため、深夜にはドアカットによる降車時集札が実施されるワンマン列車がある。
便所は改札内にあり、男女別の水洗式で、車イス対応便所も設置されている(ただし駅係員に申し出る必要あり)。
- のりば
- 大阪・鳥羽・賢島方面(但し大阪方面は伊勢中川で乗換)
- 津・四日市・名古屋方面
[編集] 利用状況
- 主として通学・通勤用に利用される。
- 南が丘駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は2688人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、168位。
- 名古屋線の駅(44駅、他線接続駅含む)の中では、26位。
- 三重県内の近鉄の駅(116駅)の中では、28位。
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は2688人。この数字は…
- 利用客が全体的に減少している名古屋線の駅の中で、利用実績が増加傾向にある唯一の駅である。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1989年(平成元年) | ←←←← | 11月14日 | 685 | 駅新設開業 | |||
1990年(平成2年) | 114,270 | ←←←← | 67,072 | 181,342 | 11月6日 | 1,011 | |
1991年(平成3年) | 133,740 | ←←←← | 76,727 | 210,467 | |||
1992年(平成4年) | 162,990 | ←←←← | 91,735 | 254,725 | 11月10日 | 1,352 | |
1993年(平成5年) | 190,350 | ←←←← | 102,986 | 293,336 | |||
1994年(平成6年) | 214,530 | ←←←← | 108,202 | 322,732 | |||
1995年(平成7年) | 254,040 | ←←←← | 166,916 | 420,956 | 12月5日 | 2,265 | |
1996年(平成8年) | 250,320 | ←←←← | 177,918 | 428,238 | |||
1997年(平成9年) | 243,480 | ←←←← | 176,635 | 420,115 | |||
1998年(平成10年) | 245,490 | ←←←← | 174,137 | 419,627 | |||
1999年(平成11年) | 239,880 | ←←←← | 182,697 | 422,577 | |||
2000年(平成12年) | 262,350 | ←←←← | 190,600 | 452,950 | |||
2001年(平成13年) | 280,710 | ←←←← | 194,496 | 475,206 | |||
2002年(平成14年) | 296,400 | ←←←← | 196,845 | 493,245 | |||
2003年(平成15年) | 314,280 | ←←←← | 195,499 | 509,749 | |||
2004年(平成16年) | 335,070 | ←←←← | 191,911 | 526,981 | |||
2005年(平成17年) | ←←←← | 11月8日 | 2,688 | ||||
2006年(平成18年) | ←←←← |
[編集] 駅周辺
- 磨洞温泉(磨き砂採取後の洞窟を利用した温泉、宿泊施設)
- 南が丘住宅地 - 二重池団地
- 津南が丘郵便局
- 津市立南が丘小学校
- 津市立南が丘中学校
- 三重県運転免許センター
[編集] 路線バス
- 中青谷、青谷バス停
[編集] 歴史
2005年10月現在、名古屋線では最も新しい駅である。
かつては津新町駅~久居駅の中間の不便な場所で、青谷という地名で津市立斎場(火葬場)が付近にある静かな土地であったが、周辺の丘陵地に住宅開発が進んだために1989年に開設され、「青谷」ではなく明るい丘陵のイメージで駅名を決定したものである。
かつて岩田橋~阿漕~久居~伊勢川口を結んでいた中勢鉄道にも、付近に停留所が存在した。