吉田戦車
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吉田 戦車（よしだ せんしゃ、本名:吉田 聡（よしだ さとし）1963年8月11日 - ）は、日本の漫画家。
代表作は『伝染るんです。』、『ぷりぷり県』など。 不条理漫画の雄と知られて、現在も一線の人気漫画家である。椎名林檎など多数の創作者からも賞賛を集めている。
ちなみに『湘南爆走族』、『荒くれNight』などで知られる漫画家の吉田聡とは本名が同じだが、同姓同名の別人である。
目次 |
[編集] 経歴
- 1963年 岩手県水沢市（当時）に生まれる。体重は3350グラム。
- 1970年 水沢市立水沢南小学校入学（サッカークラブに所属）。
- 1976年 水沢市立南中学校入学。
- 1979年 岩手県立水沢高等学校入学（中学校から高校までは剣道部に所属）。
- 1982年 上京。1年間浪人。
- 1983年 和光大学人文学部入学。卒業はせず。
- 1985年 『ポップアップ』誌でデビュー。
- 初期の連載として、『なめくじ絵日記』、『スタミナ劇場』がある。また『戦え!軍人くん』からいじめてくんや火星人もの、みっちゃんのママなどのシリーズが生れている。
- 1989年 『ビッグコミックスピリッツ』誌において『伝染るんです。』を連載開始、一躍重要なギャグ漫画家として注目されるようになる。へんてこな言葉や事物の組み合わせと絶妙の描線により、フランツ・カフカを髣髴とさせる童話的な困惑空間を創り上げる作品は不条理ギャグ漫画ともよばれた。第一巻は20万部が即日完売した。
- 1991年 『伝染るんです。』で第37回文藝春秋漫画賞受賞。
[編集] その他
- それまでの4コマ漫画の基本である起承転結を崩し、1コマ目から不条理な設定を持ってくる。
- 現在は紀行文『吉田自転車』や『吉田電車』、一コマのエハイクなどで活躍中。
- 小学校から高校まで、漫画家の後藤寿庵と同じ学校で一年先輩であるが、面識はない。
- 『伝染るんです。』の単行本で「不条理漫画家と呼ばれる事に抵抗があったが、最近は慣れつつある」とコメントしている。
- 斎藤環の著書『文脈病』で吉田戦車についての評論がある。
- 永井均の著書『マンガは哲学する』で吉田戦車が取り上げられている。
- 広島東洋カープのファンである。
[編集] 主な作品
- なめくじ絵日記 - 『コミックボーイ』で掲載
- スタミナ劇場 - 1987年頃『コミックボーイ』で連載。単行本は、連載タイトルを外した形で収録。
- 鋼の人
- 戦え!軍人くん
- いじめてくん
- 伝染るんです。
- 火星田マチ子
- 火星ルンバ
- ちくちくウニウニ
- 超ちくちくウニウニ
- ぷりぷり県
- 一生懸命機械
- はまり道 - ゲーム雑誌『ファミ通』にて連載
- ニューはまり道
- ゴッドボンボン - 『ファミ通』にて連載
- 象の怒り
- フロマンガ
- 殴るぞ!
- くすぐり様
- タイヤ
- 酢屋の銀次
- 甘えんじゃねえよ!
- 歯ぎしり球団
- 若い山賊
- スカートさん
- 象の怒り
- 武侠 さるかに合戦
- 油断ちゃん
- 学活!!つやつや担任
- たのもしき日本語
- 失敗成功中くらい
- 吉田自転車
- 吉田電車
- 吉田観覧車
- サマータンク
- 吉田戦車エハイクの世界 - ウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』上にて連載。
- スポーツポン - 『ビッグコミックスピリッツ』で連載
