噂の!東京マガジン
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噂の!東京マガジン(うわさの とうきょうまがじん)は、TBS系で1989年10月1日から放送されているテレビ番組である。番組開始当初は10:00からの放送だったが、1992年10月からは日曜13:00~13:54に放送している(それまでこの時間帯は毎日放送制作全国ネットの放送枠であった)長寿番組。メイン司会は森本毅郎が開始当初から担当している(字幕放送)。本番組の前番組は「TVジャンクション」だった。
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[編集] 概要
元々は、番組名通りTBSのみで関東ローカル番組だったが、放送開始時刻が13:00に移動してから徐々にネット局を増やし、2006年現在は北海道放送(TBS以外のJNN基幹局では唯一放送されている)、東北放送、テレビユー山形、テレビユー福島、新潟放送、信越放送、テレビ山梨、静岡放送、北陸放送、長崎放送、南日本放送の12局でネットしている。ただし、通常通りの放送でも系列局によっては特別編成やスポーツ中継などにより休止する場合がある(振り替え放送はなし これはあくまでもローカル枠としての放送のため)。
また、チューリップテレビでは日曜16:00からの放送となっている(特別編成などで同時ネットになる場合もある)。なお、IBC岩手放送でも同時ネットで放送されていたが、編成上の都合により2005年3月いっぱいで打ち切られた。この他、熊本放送や琉球放送なども、1990年代の一時期にネットしていた。2002年1月下旬には毎日放送で1回だけ放送(同時ネット)されたことがある(理由は不明だが、「噂の現場」で大阪のマンション問題が取り上げられ、MBSが制作協力。以降も関西の問題が取り上げられることはたびたびあるが、MBSで放送されたことはない。2005年に放送の、兵庫県小野市の住民が水道管使用料金170万円を請求されているというテーマでは、番組が放送されていないにもかかわらず住民から番組宛てに「助けてください」というファックスが来た)。 山陽放送は90年代に一度ネットをしたが自社情報番組を放送するため2003年3月いっぱいで打ち切り、1年後にはネット復帰するものの2006年3月いっぱいで再びネットを打ち切られる(現在MBSの「痛快!明石家電視台」を放送)。中部日本放送は2005年春にネットを開始するも2006年春に10時台の「サンデージャポン」ネット開始による「サンデードラゴンズ」移転により打ち切り。こうした一度ネットを離脱するも再びネットしたりまたネット離脱と繰り返す局もいくつかある。
毎週木曜日に撮って出しの形で収録される。これは「森本毅郎 スタンバイ」(TBSラジオ) で森本本人が明らかにした。かつては生放送だった時期もあった。
[編集] 出演者
[編集] メイン司会
[編集] アシスタント
- 初代 - 小笠原保子(TBSアナウンサー=当時、1989年10月 - 短期間で降板)
- 2代目 - 中村あずさ( - 1998年3月)
- 3代目 - 黒谷友香(1998年4月 - 2000年12月)
- 4代目 - 小谷亜希子(2001年1月 - 2002年12月)
- 5代目 - 吉瀬美智子(2003年1月 - 2007年3月)
- 6代目 - 小島奈津子(2007年4月 - )
- 吉瀬時代まではコーナーのタイトルなどは森本が言っていたが、小島がアシスタントになって、初めて役割が移った。
[編集] パネラー
- 井崎脩五郎(森本休暇時は代理司会)
- 清水國明(過去に一回、森本休暇時に代理司会を担当した)
- 山口良一
- 笑福亭笑瓶
- 北野誠
- 風見しんご(準レギュラー、「キャットウォーク」「謎の○番勝負!」担当)
- 志垣太郎(準レギュラー、「一丁目一番地」担当)
- 深沢邦之(準レギュラー、「にっぽん!番付大賞」担当)
[編集] ナレーター
- 過去の出演者
[編集] 主なコーナー
- 今週の中吊り大賞
- その週に電車内に掲示された雑誌の中吊り広告を並べ、井崎脩五郎が見出しとともに内容について簡単に紹介しながら、その週の最優秀雑誌を決定し、星をつけていくというもの。現在では非常に多くの情報番組で行われている、活字メディアの内容をそのまま紹介するという企画の元祖といえる。
- 半期ごとに最も多くの星を獲得した雑誌には表彰状が贈られ、その雑誌の出版社へ出前表彰が行われる。表彰状は、その雑誌の中吊り広告のパロディーになっている。以前、TBSと読売新聞社が報道をめぐり対立していたとき、中吊り大賞をとった週刊読売(現読売ウィークリー)の表彰状の最も大きな見出しは「TBSと読売の和解が始まった」だった。6月末、12月末の時点でトップが決まらない場合、単独首位となる雑誌が現れるまで何週でも延長戦が続けられる。
- コーナーの最初には「今週の傾向」として、多くの雑誌に取り上げられている事件のトップ3が発表されていたが、2007年から、「今週のアングル」という、雑誌に取り上げられているものを実際に映像で撮ってくる企画に変わった。
- 平成の常識・やって!TRY(とーらい)
- 街頭で若者に対して料理や習字、日曜大工(男子)などをやらせて、正しくできるかどうかを見て「技術の世代伝承を窺い知る」コーナー。手順のみならず食材などへの知識も試され、「引っ掛け」を目的としてその回のお題とは関係ない道具や食材も用意されており、正しくできない場合には笑い者となる。乱一世のツッコミ調のナレーションが特徴。シリーズ中一番放送回数が多い料理編の場合、挑戦者はほとんど女性であり、女性挑戦者はTRY娘と呼ばれる。コーナーの最後にはその道の達人が模範を示すのが恒例である。ほとんどの場合、できなかった人の映像ばかり流されるが、時にはできそうにない見掛けの人が見事な手際を見せて、井崎脩五郎が感涙することもある。また、番組のエンディングで、正しくできた人の映像がまとめて流されることが多い。「ポテトサラダを作る」という回で、過去唯一、全員ができてしまったため、できた人しか流れなかったことがある。
- 取材が行われる街頭というのは、普段は(富士急ハイランドなどの)テーマパークが多いが、夏のシーズンには海水浴場での水着シリーズ(森本も楽しみにしているという)、冬にはスキー場シリーズ(主に新潟県南魚沼郡湯沢町にある「パインリッジリゾート神立(旧・神立高原スキー場)」での収録。新潟放送がネットする以前から使われていた)が放映される。似たようなコンセプトを持つのはテレビ朝日の「愛のエプロン」である。
- 派生コーナーとして、TRY娘が達人のもとへ押しかけて体験学習する企画(2006年の新年特大号では、エチゼンクラゲを駆除するという企画があった)や、(企画の意図するところが「技術の世代伝承を窺い知る」であることから)本人を連れて家族の元へ赴く「TRY娘の親の顔が見たい」という企画も時々行われる。
- なお、コーナーのタイトルは(とーらい)と伸ばすのが正式と思われ、オープニングでも「TRY」が左右に伸びる感じでアニメーション表記される(「やって頂戴」とかけているという説もある)。
- 噂の現場
- 本番組の目玉コーナー。各地で起こっている対立や、問題について現場に出演者扮するレポーターが実際に出向いて問題の状況を聞き取り、スタジオで発表するという形式をとる。各回でしばしば登場する行政、問題源となっている人物や、企業・団体とのやりとりは特に反響が大きく、実際に行政を動かしたりする反面、取材先からの取材手法への非難や取材拒否も後を絶たず、その影響力の凄さが窺える(実際後にミス報道と判明するケースが出ると行政・企業・団体寄りのメディアからたたかれるほどだ)。
- このコーナーで取り上げたネタが後日、新聞などのほか、「クローズアップ現代」などNHKの番組で使われることがたびたびある。例えば2006年9月の「難問解決!ご近所の底力」で取り上げられた茨城県旧新治村のイノシシ被害は、同年4月に当コーナーで紹介されたものであり、同じ統計データも使われていた。
- 8ミリ隊が行く
- 日本各地の知られざる名所・祭りを、文字通り8ミリビデオカメラ片手にリポートするコーナー。リポーター役に選ばれたものは、しばしばカメラを握らされ、体当たりで取材させられる。
- 一丁目一番地
- 志垣太郎が担当するコーナーで、街の一丁目一番地を捜し歩くという企画。一丁目一番地にたどり着くまでの人との触れあいや、映し出される街の情景に人気がある。実際に各取材地での知名度も高く、このコーナーだけで「超・噂の!東京マガジン」という独立した番組として放映されたこともある(すでに放送されたVTRの再編集)。当初は実際に一丁目一番地の歴史などを探るコーナーだったが、現在では人との触れ合いのみが目的になっている。このコーナーのナレーションは、長峰由紀アナが担当している。
- 週刊誌特ダネの真相
- 「中吊り大賞」で取り上げるような週刊誌の記事について、実際に現地に赴いてレポートする。「噂の現場」は、トラブルについて取り上げることが多いが、「特ダネの真相」は新たに開発された技術など、明るい話題も多い。以前はすべての雑誌記事から選んでいたが、現在はコーナー名が単に「特ダネの真相」となり、中吊り大賞をとった記事について取材するようになった。
- 現代の秘境 キャットウォークを行く
- 高層タワーの点検など、非常に高くて細い通路で仕事をする人を体験取材する。高くて猫が通るような道からこれをキャットウォークと呼ぶ。リポーターは当然、頭にカメラをつけてそこを歩く。
- しんご謎の○番勝負!
- 身近な品物について、日本の技術者たちが開発した最新テクノロジーを取材する。当初は「謎の十番勝負!」というタイトルだったが、10個の品物を紹介してしまうと「謎の二十番勝負!」となってコーナーが続行し、現在は「四十番勝負」の最中である。名称の由来は時代劇の「新吾十番勝負」と思われる。なお、31回目以降、タイトルから「謎の」がとれて「風見しんご○番勝負」となった。
- にっぽん!番付大賞
- 食べ物の消費量などで意外な都道府県がずっと1位となっていることを取り上げ、その背景にある文化を現地で探る。スーパーに行ってその食べ物の並ぶ棚の長さをメジャーで測るのが恒例。
- アングル東京
- エンディングで流される映像。東京各地の風景など。エンディングではこの他に、「やってTRY」の正しくできた人や、「中吊り大賞」の出前表彰式の模様が流れる。
[編集] スペシャル版
毎年最初の放送は「新春特大号」と題し、2時間程度の拡大版が放送される(2007年は「全国高校ラグビー」決勝の開催日と重なったため、通常の放送枠および内容で放送)。また夏休み期間中にも「夏の特大号」が放送される。
また2005年10月14日にはスーパーフライデー(現在は水曜に移動し「水トク!」)枠で、「やって!TRY」を中心に構成された「噂の!別冊東京マガジン TRY娘!!世界を行く 怖いもの知らず初体験スペシャル」が放送された。全国ネット枠でのスペシャル版はおそらく番組初と思われる。オープニングでは、レギュラー放送されていない地域の視聴者へ「TRY娘」(トライむすめ…とーらいむすめ、とは発音されなかった)という言葉についての説明は行われたが、「噂の!東京マガジン」という番組そのものの説明は行われなかった。また出演者もレギュラーと一部異なっていた(例:アシスタントは吉瀬美智子ではなく木村郁美アナ)。
[編集] 豆知識
- 番組開始当初、競馬に興味がないと思われる視聴者から、「あの中吊り評論家と言う肩書きで出て居る井崎脩五郎というのは、腹話術の人形か?」と言う問い合わせが実際に来たことがある(実話)。
- 氏名クレジットは、人名やスタッフロールは明朝体、その他の記述は手書き文字という時代が長かったが、2006年からは手書き文字が使われなくなり、画面左上には新たに項目クレジットがVTR中に表示されるようになった。
- 番組開始から10年程度は、オープニングにかぶせて野沢雅子の声で「噂の!東京マガジン、本日発売で~す」と言っていたが、いつしかなくなった。
- 2001年12月2日放送の回のオープニングで「今年は何もいいことがなかったねえ」と言う内容を話したところ、収録してから放送までの3日間のうちに皇太子妃雅子さまが愛子さまを出産したため、放送時には「この番組は○月○日に収録したものです」というテロップが出た。
- 清水國明は、番組の打ち上げで賞品としてもらった宝くじが100万円当たっていたことを、他の出演者に隠していた(「宝くじの日(9月2日)」の日本テレビの特番で明かしていた)。
- エンディングに使われた白井貴子の「美しい地球」は現在、TBSラジオ環境キャンペーンのイメージソングに使われている。
- 志垣太郎は当初、「平成の神様を見に行く」という、新興宗教の教祖を取材する企画を担当していたが、オウム事件の影響からか、いつしか放送されなくなった。
- 中吊り大賞で木津信用組合の金利が高いという記事が紹介されたとき、北野誠は「関西では、金はきづしんに預けろというのが常識です」と言っていたが、その後、木津信用組合の破綻に関する記事が紹介されたときは、「うちのおばあちゃんが、きづしんに預けていて、金を返せと怒っていた」と言っていた。
- 中吊り大賞で、記事の内容でなく「AERA」の広告の下のダジャレが大賞をとったことがある(1995年の「ショ、ショ、ショーコ、アサハラ証拠」)。
- 一丁目一番地で、目的の1丁目1-1を見つけたところ政党の事務所で、しかも放送日がちょうど選挙期間中だったため取材できなかったことがある。
- 2006年10月29日の放送では、番組史上唯一、中吊り大賞が最後のコーナーとして放送された。森本が「何か文句ある?」と言っただけで、理由は説明されなかった。
- 「噂の現場」を参考に、テレビ東京でみのもんた司会の「ジカダンパン!責任者出て来い!」という番組が2002年10月に始まったが、取材先の抵抗があまりに強く、わずか3カ月で事実上放送できなくなった(あと3カ月は1週おきの放送で単なるドキュメンタリーのような内容になる)。
[編集] スタッフ
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組の変遷
TBS 日曜10時台 (1992年9月まで) |
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前番組 | 噂の!東京マガジン | 次番組 |
10:00仮面ライダーBLACK RX (MBS製作) 10:30TVジャンクション |
そこが知りたいアンコール | |
TBS 日曜13時台 | ||
新伍Niタッチ! (ここまでMBS製作) |
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