太一
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[編集] 太一 (映画監督/脚本家/プロデューサー)
(プロデュース名:伊藤 太一)
1971年 東京生まれ 慶応義塾大学経済学部 84年:SFXアーティストとして映画業界デビュー 91年:映像制作会社A.T-ILLUSIONを結成/同株式会社CEO就任 以後500本のTV-CF・劇場映画・MPV・TVドラマのVFX映像を制作 98年:3D大型映画『Pandora』(主演:工藤夕貴)で監督デビュー 他TV-CM/MPV多数 05年:映画『Death-Make』(原作:楳図かずお)劇場公開 06年:ファンタジー時代劇映画『昔むかし、:初回30話』脚本・監督作制作開始 (主演:未発表) 映画『ナイスの森』(石井克人監督)をプロデュース 映画『エコエコアザラク:R-page』『エコエコアザラク:B-page』では 監督・脚本・編集の他 自身のプロダクションA.T-ILLUSIONが制作協力を担当 07年:映像企画製作会社 株式会社EDLEADでCOO就任/エグゼクティブ・プロデューサー兼任
太一(たいいつ、ピンイン:tàiyī)とは古代中国における宇宙の根元を表す哲学的概念、または天の中心に位置する星官(星座)、またはその神格。大一・泰一・太乙とも書く。太は至高を、一は唯一・根元を表す語であり、『荘子』天下篇に戦国時代の諸子百家のうち道家が重んじたものとして登場する。また『呂氏春秋』大楽篇では道のこととし、道は形がなく、名づけることもできないが、強いて名づけるなら「太一」であるとし、太一から始まって太一、両儀、陰陽、万物という宇宙生成論を唱えた。また1993年、郭店楚墓から出土した竹簡『太一生水』に太一から始まる太一、水、天、地、神明、陰陽、四時、倉熱、湿燥、歳という生成論が見られる。
一方、漢代の『淮南子』天文訓において「紫宮は太一の居」としたり、『史記』天官書において「中宮天極星、其の一に明るきは太一の常居」とされるように、天上世界における宮殿である紫微宮のなかに位置する星として認識されるようにもなっていた。また『史記』封禅書では謬忌なるものが漢の武帝に太一を祀ることを進言しており、そこでは太一を天神の尊きものとし、太一の補佐を五帝としている。武帝はこの進言を入れ、太一壇を設けて天一・地一・太一の3神を祀っている。以後、太一は天の中心に位置する北極神と解され、天皇大帝や昊天上帝といった至高神と同定されることもあった。後漢の鄭玄は『易』の注釈において太一を北辰(北極)の神とするとともに八卦に配当された9つの宮殿(九宮)を順次めぐってゆく「太一九宮の法」を記した。唐・宋代には太一・摂提・軒轅・招揺・天符・青竜・咸池・太陰・天一の9神が支配する9つの宮殿とし(九宮貴神)、太一神が九宮を巡行としてそれにもとづき禍福を占ったり、九宮貴神壇を設けて祭祀を行ったりした。
太一は以下の物を指す。何れも同一視されることが多い。