奥武蔵
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奥武蔵(おくむさし)とは、登山・ハイキングにおいて、埼玉県西部・武蔵野台地の奥に位置する、田園・丘陵・山岳地帯・地域を指す地名である。
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[編集] 概要
具体的には、東はJR八高線、北西は荒川・秩父鉄道線・秩父盆地・秩父山地、南は奥多摩地域に囲まれる地域を指す。中心部を東南から北西に向かって西武秩父線と国道299号が通る。 高くて険しい山は余りなく、低山が多いためハイキングに適している。都心から近いため、行楽シーズンにはハイキングのほか多くの観光客が訪れる。道路が山頂近くまである山も存在している。 なお標高が低く高低差が激しい場所が多いため、夏場の暑い時期(6月中旬~9月下旬)は、標高約1000m以下の山々をコースにするのはおすすめできないが、その反面冬でも登れる山が多い。
[編集] 地域
[編集] 東南部
飯能駅・東飯能駅から行くことのできる能仁寺と天覧山(195m)、多峰主山(271m)、ボートやヘラブナ・ワカサギ釣りやサイクリングが楽しめる宮沢湖(灌漑用水。1941年昭和16年に造られた人造湖)、高麗駅から行ける日和田山(305m)・物見山(375m)、“100万本の曼珠沙華”で有名な巾着田、鎌北湖、北向地蔵、駒高集落、高麗神社などがある。標高が低いので軽装でも登れる。また、冬がベストシーズンであろう。
[編集] 南部
山王峠(250m)・大仁田山(506m)・小沢峠(380m)、やや高度のある棒ノ折山(棒ノ嶺、969m)と夏季にキャンプで賑わう名栗湖・名栗渓谷、手軽にモータースポーツを楽しめるカート場がある。
[編集] 東部
黒山三滝(男滝・女滝・天狗滝)、顔振峠(500m)、傘杉峠(550m)、関八州見晴台(770m)、高山不動(千葉の成田不動、東京の高幡不動と並ぶ、関東三大不動のひとつ。推定樹齢800年の銀杏の大木がある)などがある。
[編集] 中央部
[編集] 西部
羊山公園、本格的な山登りになる武甲山(1304m)、小持山(1273m)・大持山(1294m)、武川岳(1052m)・二子山(883m)などがある。
[編集] 北西部
秩父盆地との境近辺には、観音めぐりの地秩父三十四箇所がある。
[編集] 北部
大霧山(767m)、笠山(837m)・堂平山(876m)・定峰峠(620m)・白石峠(700m)・丸山(960m)があり、最北部には景勝地長瀞渓谷がある。
[編集] 交通
西武秩父線の各駅(飯能駅・高麗駅・武蔵横手駅・東吾野駅・吾野駅・西吾野駅・正丸駅・芦ヶ久保駅・横瀬駅)を拠点に、ハイキング・ルートがよく設定・開拓されている。北部は、秩父鉄道、JR八高線、東武東上線利用。
[編集] 関連項目
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