宮城刑務所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

宮城刑務所（みやぎけいむしょ）は、法務省矯正局の仙台矯正管区に属する刑務所。

下部機関として仙台拘置支所、石巻拘置支所、古川拘置支所を持つ。

目次 1 所在地 2 収容分類級 3 収容定員 4 沿革 5 組織 6 外観・設備 7 特記事項

[編集] 所在地

• 宮城県仙台市若林区古城2-3-1

TEL 022-286-3111

• JR東日本 東北本線 仙台駅から、市営地下鉄乗車で「河原町駅」下車徒歩約15分
• JR東日本 東北本線 仙台駅から、市営バス乗車で「南小泉3丁目バス停」下車徒歩約1分

[編集] 収容分類級

• LB級
• B級
• P級

長期再犯者や身体障害者といった処遇困難者が収容されている男子刑務所である。

[編集] 収容定員

• 902人

[編集] 沿革

• 1627年 初代仙台藩主・伊達政宗が若林城を築く。
• 18xx年 戊辰戦争の敗北により、明治政府に接収される。
• 1879年 城内に宮城集治監を設置。西南戦争の際の捕縛者を収容する。

[編集] 組織

所長の下に4部1室を持つ5部制である。

• 総務部（庶務課、会計課、用度課）
• 処遇部（処遇担当、作業担当）
• 教育部
• 医務部（保健課、医務課）
• 分類審議室

[編集] 外観・設備

• 作業場に木工工場が設置され、たんすなど家具の生産が行われている。作業に熟練した受刑者が多く、高水準の技術を持つものも少なくない。
• 木工工場のほかには印刷・洋裁・金属・革工工場および各種作業工場が設置されている。

[編集] 特記事項

• 服役しながら表具・配管・溶接・畳・木工・小型建設機械の職業訓練をうけることができる。
• なお、東京拘置所が設置され死刑場設備が整う前は、宮城刑務所で死刑を執行しており、「仙台送り」が死刑の代名詞となっていた時代もある。