宮崎充登

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宮崎充登（みやざきみちと　1978年 9月6日-）は和歌山県岩出市（当時・岩出町）根来出身の広島東洋カープに在籍するプロ野球選手。

[編集] 来歴・人物

スリークォーター気味のフォームから繰り出すMAX153km/hのストレートと140km/h台のスライダーが武器。 2006年 11月6日鈴鹿市内で記者会見し、広島東洋カープ入りを表明。広島が希望枠（逆指名）で選手を獲得するのは2002年の永川勝浩投手以来4年ぶりとなる。会見では「ストレートで打者を抑えていく投手になりたい。2桁は勝ちたい」と意気込む。 11月21日、大学・社会人ドラフト終了後に広島（松本有史スカウトが交渉）と仮契約を結ぶ。既に妻子持ちの為、プロ野球では珍しい子連れ入団となる。（広島では1994年入団の高橋建以来）

[編集] 1996年第68回選抜高等学校野球大会

背番号10の控え投手として出場。肘の故障もあって登板機会はなし。
チームの主力には当時2年生のエース・高塚信幸、中谷仁、喜多隆志らがいた。
当時は身長179センチ、体重67キロ。
チームは決勝でエース・下窪陽介（日大→日本通運→横浜ベイスターズ）を擁する鹿児島実に敗れて準優勝。

[編集] 1996年第78回全国高等学校野球選手権大会

背番号10の控え投手として出場。選抜準優勝の立役者となった高塚の故障で同じ3年生の畑山卓見とともに投手陣を支え、甲子園に出場。
このとき予選で登板したのは初戦の笠田高戦のみ。先発・完封して7-0（8回コールド）で勝利。被安打5、奪三振8、四死球3。
2回戦以降の4試合は不安定な高塚を畑山がサポートする形で地区予選を勝ち抜いた。
甲子園では、チームはエース・平野宏（国士舘大→NTT東日本）を擁する水戸短大付に敗れて初戦敗退。
自身はリリーフとして4イニングに登板、自責点0（失点1）と好投する。打撃では1打席1三振。
同大会で、前川克彦（PL学園・144キロ）・平野宏（水戸短大付・143キロ）に次いでMax142キロをマーク

[編集] 社会人・ホンダ技研鈴鹿硬式野球部時代

社会人での背番号は11
1999年、シドニー五輪代表候補選手としてプロキャンプに派遣され、広島東洋カープのキャンプに参加した。
広島に派遣されたのは宮崎のほかは山口和男（広島・山陽高→三菱自動車岡崎→オリックス）投手、後藤光尊（秋田高→川崎製鉄千葉→オリックス）内野手、西沢祐介（桐蔭学園→法政大→三菱自動車川崎：現在は三菱ふそう川崎）外野手
1999年末のドラフトでは高橋尚成（東芝）・高橋薫（日本通運）・広田庄司（日本通運）・吉崎勝（ミキハウス）らサウスポーが注目される中、山口和男とともに右投手では上位候補に挙げられた。
永山勝スカウト（当時ダイエー）の評価では、球威・球速の山口和男に対してキレで勝負するタイプ。ともにコントロールに課題は残るが、150キロ近い速球は大きな武器として評価されていた。

[編集] プロ入団後

初登板は開幕2戦目の阪神タイガース戦。同点の7回裏に登板し打者2人を続けて打ち取るも、四球と長打で2死2,3塁のピンチを作り降板。後を継いだ佐竹健太が2連続四球で失点し、負け投手となる。
プロ2戦目の4月4日の横浜ベイスターズ戦では同点の6回表に登板。村田修一にプロ初被弾するも、直後に嶋重宣、代打前田智徳のタイムリーによって試合をひっくり返し、プロ初勝利。

[編集] 持ち球

野球小僧2006年12月号の取材においての本人の球種に関するコメント。

ストレート　142～153キロ
スライダー　135～141キロ
カーブ　　　120～125キロ
シュート　　140～145キロ
フォーク　　126～130キロ

スライダーとシュートはスリークォーターにフォーム改造したことによって切れが増した。ただ、フォークは制球力が悪く、ほとんど使っていないようだ。しかし、落ちるボールはやはり不可欠だということで今後チェンジアップやシンカーの習得に挑戦するという。

[編集] プロフィール

身長・体重：181cm・78kg
血液型 B型
投打右投げ右打ち
球歴和歌山岩出ボーイズ→根来ファイターズ→和歌山岩出ボーイズ（岩出第二中学）→智辯和歌山高→ホンダ鈴鹿硬式野球部
守備位置投手

[編集] 甲子園成績

大会	試合	対戦校	スコア	投球回	自責点	被安打	奪三振
96年春	一回戦	鵬翔	3-0	-	-	-	-
96年春	二回戦	沖縄水産	4-3	-	-	-	-
96年春	準々決勝	国士舘	3-0	-	-	-	-
96年春	準決勝	高陽東	4-2	-	-	-	-
96年春	決勝	鹿児島実	3-6	-	-	-	-