工具
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工具(こうぐ)とは、工作に用いる道具である。機械加工に用いるもの、電気工事に用いるもの、大工仕事に用いるものなど様々な用途の工具がある。工作機械の刃も工具と呼ばれる。
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[編集] 代表的な工具
世の中には膨大な種類の工具が存在し、それらを明確に区分する分類は存在しない。 種類の膨大さも相まって、工具を使用する業界(自動車、機械、配管など)によっても分け方が異なる場合もあり、一義的に分類することは不可能であることをご理解いただきたい。
本項では使用形態や使用されるジャンル、取引形態などから分類し、次に示す。
[編集] 手工具
手で扱うことができる工具。ハンドツール。
[編集] まわす
[編集] つかむ
[編集] たたく
- ハンマー
- プラスチックハンマー
[編集] 動力工具
手工具と同様の働きを、電気、圧縮空気などを動力として行う工具。
[編集] 電動工具
電気(電動モーター)を動力として作動する工具。100Vのコンセントなどからコードを通じて電力を供給するものと、充電池を用いることでコード(電源コードやエアホースなど)が不要な充電電動工具に分けられる。充電電動工具の充電池は電圧が3.6Vから36V、種類もニッカド、ニッケル水素、リチウムイオン電池など、用途・メーカーによって多様である。エアー工具はコンプレッサーを、油圧工具は油圧ポンプを電動モーターで動かしていることが多いがこれらは電動工具とは呼ばれない。
- インパクトレンチ
- インパクトドライバー
- ドリルドライバー
- 振動・ハンマードリル
- 丸ノコ
- ジグソー
- グラインダー
[編集] 空圧工具(エアツール)
コンプレッサーにより圧縮された空気を動力として作動する工具。電動工具より大きな力が得られ、コンプレッサーの設置に必要な空間の確保も容易なため、工場では空圧工具が用いられることが多い。
- エアインパクトレンチ
- エアラチェット
[編集] 油圧工具
油圧で作動する工具。
[編集] 専用工具
ある特定の部位、箇所、目的にのみ使用され、一般に使われることの少ない工具。例えば、自動車の特定の部品の脱着のみに使用される工具などが挙げられる。
裏技的に汎用的な使用法も可能なものもある。
[編集] 計測具
大きさ、長さ、トルクなどを計測するための道具。
[編集] 大工道具
ほとんどが手で扱うことが可能だが、主に大工仕事に用いるものをここに示す。 ホームセンターなどでも先述の工具とは別に陳列されることが多い。
[編集] 切削工具
[編集] 研削工具
[編集] 研磨工具
- 研磨ベルト
- 研磨砥石
[編集] その他の工具
[編集] 代表的な工具メーカー
- Snap-on tools
- Proto tools
- Mac tools
- Stahlwille
- OSG(オーエスジー)
- タンガロイ
- 住友電工
- 京セラ
- MMCコベルコツール(三菱マテリアルグループ)
- NaCHI(不二越)
- サンドビック
- イスカル
- KTC(京都機械工具)
- TONE(前田金属工業)
- AIGO (相伍工業)
- Ko-ken (山下工業研究所)
- VESSEL (ベッセル)
- PB
- マキタ
- 日立工機
- 松下電工
- リョービ
- ボッシュ
- 兼房
- 東洋刃物
- 旭ダイヤモンド工業
- アライドマテリアル
- エラステック
- 天龍製鋸
- ライツ
- 中京
- 津根マシンツール