忠臣蔵 (テレビドラマ 1985年)
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忠臣蔵(ちゅうしんぐら)は、1985年12月30日・12月31日に日本テレビで放映された日本テレビ年末時代劇スペシャルの第1作で、忠臣蔵事件(元禄赤穂事件)を描いた作品である。裏番組にNHKの紅白歌合戦がありながら視聴率15パーセントを獲得して当時、話題を呼んだ。
目次 |
[編集] 概要
チーフ・プロデューサーの岡田晋吉は当初一年間の連続物時代劇として企画したが、編成会議にて上層部より「時代劇は受けない」、「今時時代劇でもないだろう」と撥ねられてしまっていた。その後、岩淵康郎氏(後の静岡第一テレビ社長)や一部の先輩の助け舟によって年末時代劇として生まれ変わることになる、それがこの作品である。
今まで映像化されてきた作品同様、オーソドックスな忠臣蔵の内容になっているが、後編に今まであまり目立った描かれ方をされなかった間喜兵衛と間新六の親子関係を描いたエピソードを挿入している。大石内蔵助も主君への忠義を持ちながらも、松の廊下で刃傷に及びお家を断絶させた浅野内匠頭に対して批判的な人物として描かれており、討ち入りも「幕府の御政道の過ちを正す」行為として位置付けられている。今作における吉良上野介も最初に浅野内匠頭を憎々しく苛めながらも、最後の仇討ちの際は高家の人間として、能を舞いながら大石内蔵助に潔く討たれている(今までの作品では大抵、吉良は往生際が悪く討たれていた)。
[編集] あらすじ
- 前篇「君、怒りもて 往生を遂ぐ」
松の廊下における刃傷事件から、大石内蔵助が仇討ちを決意するまで。
- 後篇「我一死もて大義に生く」
仇討ちの準備から討ち入り、そしてその後の幕府の混乱を描く。
[編集] スタッフ
- 監督:斉藤武市
[編集] キャスト
- 大石内蔵助:里見浩太朗
- 大石主税:坂上忍
- 大石りく:中野良子
- 浅野内匠頭:風間杜夫
- 瑤泉院:多岐川裕美
- 戸田局:野川由美子
- 堀部安兵衛:勝野洋
- 吉良上野介:森繁久彌
- 上杉綱憲:中村橋之助
- 色部又四郎:丹波哲郎
- 清水一学:堀内正美
- 徳川綱吉:夏八木勲
- 赤埴源蔵:あおい輝彦
- 畳屋万五郎:東八郎
- 奥田孫太夫:阪脩
- 間喜兵衛:高品格
- 間十次郎:高橋元太郎
- 間新六:火野正平
- 倉橋伝助:三田明
- 前原伊助:本田博太郎
- 岡野金右衛門:堤大二郎
- 矢頭右衛門七:新田純一
- 原惣右衛門:下川辰平
- 大石瀬左衛門:藤堂新二
- 片岡源五右衛門:竜雷太
- 礒貝十郎左衛門正久:田村亮
- 堀部弥兵衛:加藤嘉
- 吉田忠左衛門:奥村公延
- 大高源五:峰竜太
- 富森助右衛門正因:有川博
- 小野寺十内:山内明
- 杉野十平次:井上高志
- 橋本平左衛門:加納竜
- 毛利小平太:西郷輝彦
- 大野九郎兵衛:藤木悠
- 徳川綱吉:夏八木勲
- 多門伝八郎:竹脇無我
- 萱野七郎左衛門:岩井半四郎
- 土屋主税:伊吹吾郎
- 土屋家用人:春風亭小朝
- 宝井其角:藤岡琢也
- 林大学頭:佐野浅夫
- 荻生徂徠:西村晃
- 垣見五郎兵衛:西田敏行
- 公弁法親王:上原謙
- ナレーション:鈴木瑞穂
[編集] 関連項目
日本テレビ系 年末時代劇スペシャル | ||
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