悪魔の手毬唄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
![]() |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
『悪魔の手毬唄』(あくまのてまりうた)は、推理作家横溝正史が著した長編推理小説及び、それを原作とした映画・テレビドラマ作品である。2005年9月までに映画2本、テレビドラマ4作品が制作されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
昭和30年7月下旬、金田一耕助は一ヶ月ばかり静養できる辺鄙な田舎を探して、岡山県警に磯川常次郎警部を訪ねた。磯川警部からもらった紹介状は、「鬼首(オニコベ)村 青池リカ殿」宛てとなっており、一緒に、23年前の迷宮入り事件と、鬼首村出身で、いまや舞台や映画で人気のアイドル、大空ゆかりの帰郷を聞かされた。
金田一耕助が、鬼首村の村はずれにある「亀の湯」で、旅装を解いてから二週間ほどあまり経った8月10日、仙人峠を越えたところにある総社にちょっとした用事で向かう途中、仙人峠のてっぺんあたりで、多々羅放庵の五番目の妻、おりんと名のる老婆とすれ違う。ところが、翌日旅籠「井筒」の女将によると、おりんさんは既に亡くなっているらしい。そこで、金田一耕助と井筒の女将がおりんの元夫である多々羅放庵の草庵を尋ねたのだが……。
[編集] 映像化リスト
[編集] 映画
- 『悪魔の手毬唄』 (1961年・東映、渡辺邦男監督)
- 『悪魔の手毬唄』 (1977年4月2日・東宝、市川崑監督)
- 出演:石坂浩二(金田一)、岸惠子(青池リカ)、北公次(青池歌名雄)、永島暎子(青池里子)、仁科明子(別所千恵)、渡辺美佐子(別所春江)、常田富士男(別所辰蔵)、大和田獏(別所五郎)、高橋洋子(由良泰子)、草笛光子(由良敦子)、頭師孝雄(由良敏郎)、原ひさ子(由良五百子)、川口節子(由良栄子)、永野裕紀子(仁礼文子)、辰巳柳太郎(仁礼嘉平)、大羽五朗(仁礼直太)、潮哲也(仁礼流次)、富田恵子(仁礼路子)、中村伸郎(多々羅放庵)、白石加代子(司咲枝)、小林昭二(日下部是哉)、加藤武(立花捜査主任)、大滝秀治(権堂医師)、三木のり平(野呂十兵衛)、山岡久乃(井筒いと)、岡本信人(中村巡査)、辻萬長(野津刑事)、若山富三郎(磯川警部)、他