新芝浦駅
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新芝浦駅(しんしばうらえき)は、神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)鶴見線(海芝浦支線)の駅。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線をもつ地上駅で、東側のホームに上り列車(浅野方面)が、西側のホームに下り列車(海芝浦方面)が発着する。二つのホームにはそれぞれ上屋があり、駅舎は東側のホームの海芝浦方に設けられている。
西側のホームは運河に面しており、駅舎へ海芝浦方の端から構内踏み切りが伸びている。東側のホームと駅舎との間は数段の階段で結ばれている。
無人駅である。駅舎は木造一階建ての建物であるが、内部は出札口をうめて作られた自動きっぷ売り場が隅にあるのみで、その中央部に簡易Suica端末と集札箱が置かれている。かつては駅舎の中にキヨスクがあったが後に撤去された。
また、当駅は JR貨物の臨時車扱貨物の取扱駅である。定期貨物列車は設定されていないが、海芝浦駅寄りに設けられている東芝京浜事業所への専用線を通して同事業所内で製造される大型機械などを大物車を使用する特大貨物輸送列車が発着することがある。
[編集] 駅周辺
横浜市鶴見区の埋立地にある駅で、周囲は工業地帯となっている。当駅のすぐ南には東芝京浜事業所の入口があり、それより南側は東芝の敷地となるため立ち入りはできない。 また、当駅の南側にある海芝浦駅も東芝の敷地内に置かれていることとなるので、一般の者は同駅の構内からは出ることができない。
当駅前には東芝京浜バス停があり、川崎鶴見臨港バスの川29系統、川崎駅前行きのバスが平日2本のみであるが着発する。
- オカムラ横浜物流センター
[編集] 利用状況
周囲はまったくの工業地帯であり、専ら周辺事業所の関係者に利用されている。第84回横浜市統計書(都市経営局政策部政策課編集、平成18年5月横浜市発行)によると、平成16年度には一日平均乗車人員およそ234名を数え、うち定期客は約176名、定期外の客が約59名であった。
[編集] 歴史
- 1932年(昭和7年)6月10日 鶴見臨港鉄道の駅として開業。
- 1943年(昭和18年)7月1日 鶴見臨港鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1971年(昭和46年)3月1日 無人駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、JR東日本・JR貨物の駅となる。
[編集] 隣の駅
- 日本貨物鉄道(東日本旅客鉄道)
- 鶴見線・海芝浦支線
- 新芝浦駅 - (浅野駅) - 安善駅