横須賀地方隊

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海上自衛隊
幕僚機関
海上幕僚監部
主要部隊
自衛艦隊
横須賀地方隊
舞鶴地方隊
大湊地方隊
佐世保地方隊
呉地方隊
教育航空集団
練習艦隊
海自の群一覧
海自の隊一覧
主要機関
海自幹部学校
海自幹候学校
術科学校
海自補給本部
その他
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横須賀地方隊（よこすかちほうたい、Yokosuka District）は海上自衛隊の地方隊のひとつ。主要部隊は神奈川県横須賀市にある横須賀基地に配備されている。第21護衛隊及び第41掃海隊が配備されている。地方隊のうち、最大の規模である。

海上幕僚監部、自衛艦隊司令部、護衛艦隊司令部その他、地方隊に属していない部隊の後方支援等を担当する。また、観音埼礼砲台で外国軍艦に対して礼砲を実施する。

[編集] 沿革

1952年（昭和27年）4月26日：海上保安庁海上警備隊発足に伴い、横須賀地方監部が設置される。
1952年（昭和27年）8月1日：保安庁警備隊発足に伴い、横須賀地方隊が編成される。新編時の横須賀地方隊には、横須賀地方総監部、横須賀、函館、西部、呉、大阪、徳山、下関、佐世保各航路啓開隊が新編される。
1953年（昭和28年）9月16日：大湊地方隊及び佐世保地方隊が新設され、横須賀地方隊の警備区域が縮小される。隷下に館山航空隊を編成する。横須賀航路啓開隊を横須賀基地警防隊に改編。
1954年（昭和29年）7月1日：呉地方隊が新設され、横須賀地方隊の警備区域が縮小される。
1957年（昭和32年）3月16日：隷下に八戸航空隊を編成する。
1959年（昭和34年）6月1日：横須賀基地警防隊を横須賀警備隊に改称。
1961年（昭和36年）9月1日：館山・八戸航空隊が航空集団の隷下に編入される。
1966年（昭和41年）2月4日～5月10日：自衛艦隊とともに、羽田空港沖の全日空機遭難に対し災害派遣を行う。

[編集] 担任区域

警備区域は、主に岩手県以南で三重県以東の太平洋。つまり、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都（沖ノ鳥島を除く）、神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県及び三重県の区域並びに青森県と岩手県の境界線が海岸線と交わる点から90度に引いた線と三重県と和歌山県の境界線が海岸線と交わる点から170度に引いた線との間にある東京都（沖ノ鳥島を除く）及びこれらの県の沿岸海域。

[編集] 編制

横須賀地方総監部

横須賀地方総監部（横須賀基地：神奈川県横須賀市）
第21護衛隊
- 護衛艦「はつゆき」
- 護衛艦「しらゆき」
- 護衛艦「さわゆき」
第41掃海隊
- 掃海艇「すがしま」
- 掃海艇「のとじま」
- 掃海艇「つのしま」
横須賀警備隊
- 横須賀陸警隊
- 横須賀港務隊
- 横須賀水中処分隊
  - 「水中処分母船03号」
- 観音埼警備所
- 特務艇「はしだて」
横須賀教育隊（女性海上自衛官（2等海士等）の教育も担当している）
横須賀弾薬整備補給所
横須賀造修補給所
- 横須賀消磁所
横須賀基地業務隊
- 船越基地業務分遣隊（船越基地：神奈川県横須賀市）
横須賀衛生隊
横須賀音楽隊
父島基地分遣隊（父島基地：東京都小笠原村）
輸送艇「2号」
多用途支援艦「すおう」
砕氷艦「しらせ」

[編集] 総監部

詳細は地方隊#編成を参照

[編集] 高級幹部

職名	氏名	階級	就任日	出身校・期	前職
地方総監	荒川堯一	海将	2006年8月4日	防衛大学校16期	海上幕僚副長
幕僚長	小澤勇	海将補	2005年3月28日	防衛大学校18期	潜水艦隊司令部幕僚長

[編集] 歴代高級幹部

[編集] 地方総監

歴代の横須賀地方総監
代数	氏名	在任期間	出身校・期	前職	後職	備考
初代	吉田英三	1952.8.1 - 1953.3.31	海兵50期・海大32期	海上警備隊横須賀地方監部長	第一船隊群司令兼第三船隊群司令	警備監補
第2代	溪口泰麿	1953.4.1 - 1954.9.19	海兵51期・海大33期	海上警備隊横須賀地方監部勤務 →1952.8.1横須賀地方総監部附	自衛艦隊司令兼第1護衛隊群司令
第3代（再任）	吉田英三	1954.9.20 - 1958.5.31	海兵50期・海大32期	自衛艦隊司令兼第1護衛隊群司令	練習隊群司令
第4代	寺井義守	1958.6.1 - 1960.3.15	海兵54期・海大36期	鹿屋航空隊司令	幹部学校長	就任時海将補 1958.8.1海将
第5代	福地誠夫	1960.3.16 - 1961.8.14	海兵53期・海大35期	自衛艦隊司令	海上幕僚監部付 →1961.12.15退職
第6代	麻生孝雄	1961.8.15 - 1963.7.1	海兵55期・海大37期	第1術科学校長	退職
第7代	石黒進	1963.7.1 - 1964.12.15	海兵57期・海大39期	舞鶴地方総監	海上幕僚監部付 →1965.1.1自衛艦隊司令官
第8代	山下雅夫	1964.12.16 - 1965.7.1	海兵57期	佐世保地方総監	退職
第9代	板谷隆一	1965.7.1 - 1966.4.29	海兵60期	護衛艦隊司令官	海上幕僚長
第10代	山本啓志郎	1966.4.30 - 1967.6.30	海兵60期	海上幕僚副長	自衛艦隊司令官
第11代	佐藤文雄	1967.7.1 - 1969.1.1	海兵59期	大湊地方総監	退職
第12代	竹山百合人	1969.1.1 - 1970.7.1	海兵61期	第1術科学校長	退職
第13代	北村謙一	1970.7.1 - 1972.3.15	海兵64期	護衛艦隊司令官	自衛艦隊司令官
第14代	石隈辰彦	1972.3.16 - 1973.12.1	海兵65期	護衛艦隊司令官	退職
第15代	安永稔	1973.12.1 - 1975.3.17	海機47期	大湊地方総監	退職
第16代	須藤吉樹	1975.3.17 - 1976.5.17	海経28期	海上幕僚副長	退職
第17代	宮田敬助	1976.5.17 - 1977.7.1	海兵69期	海上幕僚副長	退職
第18代	時忠俊	1977.7.1 - 1978.7.1	海機50期	海上幕僚副長	退職
第19代	常廣栄一	1978.7.1 - 1980.2.15	海兵71期	統合幕僚会議事務局長兼統合幕僚学校長	退職
第20代	佐藤文夫	1980.2.15 - 1981.7.1	海兵73期	舞鶴地方総監	退職
第21代	穗積釮彦	1981.7.1 - 1982.7.1	海兵74期	海上幕僚副長	退職
第22代	片桐宏平	1982.7.1 - 1984.1.17	海兵74期	幹部学校長	退職
第23代	安陪祐三	1984.1.17 - 1985.8.1	海兵75期	佐世保地方総監	退職
第24代	沖為雄	1985.8.1 - 1986.6.17		幹部学校長	退職
第25代	東山収一郎	1986.6.17 - 1987.7.6	東京水産大	航空集団司令官	海上幕僚長
第26代	寺井愛宕	1987.7.7 - 1989.8.31		航空集団司令官	退職
第27代	後藤理	1989.8.31 - 1991.3.16	防大1期	海上幕僚副長	退職
第28代	原田政昭	1991.3.16 - 1993.3.24	防大3期	海上幕僚副長	退職
第29代	福地建夫	1993.3.24 - 1994.12.14	防大5期	幹部学校長	海上幕僚長
第30代	佐藤雅	1994.12.15 - 1996.3.25	海保大7期	呉地方総監	退職
第31代	山本安正	1996.3.25 - 1997.10.12	防大7期	統合幕僚会議事務局長	海上幕僚長
第32代	古澤忠彦	1997.10.13 - 1998.12.8	防大8期	統合幕僚会議事務局長	退職
第33代	坂部邦夫	1998.12.8 - 2001.1.11	防大10期	舞鶴地方総監	退職
第34代	福谷薫	2001.1.11 - 2002.8.1	防大12期	幹部学校長	退職
第35代	齋藤隆	2002.8.1 - 2005.1.11	防大14期	舞鶴地方総監	海上幕僚長
第36代	吉川榮治	2005.1.12 - 2006.8.3	防大15期	大湊地方総監	海上幕僚長
第37代	荒川堯一	2006.8.4 -	防大16期	海上幕僚副長