田野倉雅秋
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田野倉雅秋(たのくら まさあき、1976年 - )は、東京生まれのヴァイオリニストである。
目次 |
[編集] 経歴
[編集] 幼少時代
4歳からスズキ・メソードでヴァイオリンを始めた。品川区内の小中学校に進み、1988年、第42回全日本学生音楽コンクール東京大会小学生の部で奨励賞、1991年、第45回同コンクール東京大会中学生の部で第1位を獲得した。また、同年、第5回ながのアスペン音楽祭に参加した。
[編集] 高校時代
1992年、東京芸術大学付属音楽高校に入学し、アスペン音楽祭、第1回モスクワ・コンセルバトリア・マスターコース・イン・ジャパンに参加した。また、同年の第5回京都フランス音楽アカデミーでは、レジス・パスキエの指導を受けた。1994年、第4回ABC新人コンサート・オーディションに参加し、翌年のABCフレッシュコンサートで外山雄三指揮大阪フィルハーモニー交響楽団と共演し、ヴュータンのヴァイオリン協奏曲第5番を演奏、テレビ放映された。
[編集] 大学とアメリカ留学
1995年、東京芸術大学に入学し、第64回日本音楽コンクールで第2位を獲得した。1996年、ロン=ティボー国際コンクールに参加し、パリでリサイタルも開いた。1997年、ジュリアード音楽院に留学し、ドロシー・ディレイ、チョー・リャンリン、川崎雅夫に師事した。また、同年、アスペン音楽祭に参加し、翌1998年、アスぺン・コンチェルトコンクールに優勝した。その後、2000年度文化庁派遣芸術家在外研修員となり、2002年5月、ジュリアード音楽院から学士号を取得して同音楽院を卒業した。その間、2000年の第6回カール・ニールセン国際音楽コンクールで第1位を獲得し、2002年2月、開催地であるオーデンセ市でヤン・ワーグナー指揮オーデンセ交響楽団とコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲のデンマーク初演を果たした。
[編集] 近年の活動
2004年,広島交響楽団のコンサート・マスターに就任するとともに、同年8月、国際音楽祭ヤング・プラハにソリストとして招かれ、チェコ国民劇場管弦楽団との共演でブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏した。また、客演コンサートマスターとしても日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団に出演し、室内楽では、アペルト弦楽四重奏団を結成し活動を行っている。