甲斐大島駅
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甲斐大島駅(かいおおしまえき)は、山梨県南巨摩郡身延町大島にある東海旅客鉄道(JR東海)身延線の駅である。特急「ふじかわ」は通過し、普通列車のみが停車する。
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[編集] 駅構造
島式ホーム1面2線をもつ地上駅。当駅はそのほかに側線を2本有しており、ひとつは構内の身延方で本線から西側に分岐、内船方面に進んで駅舎の脇に至るもの、もうひとつはその側線の途中で身延方面の西側に分岐、駅構内身延方の西外れにある車庫にいたるものとなっている。線路はほぼ南北に走り駅舎はその西側に設けられている。のりばは駅舎側から1番線、2番線である。
- のりば
- 1番線 - 甲府方面
- 2番線 - 富士方面
ホームの内船方の端は緩やかな坂となっておりこれを下ったところから1番線の線路を越えて駅舎へ構内踏み切り(遮断機・警報機つき)がのびている。開業当初の駅舎は木造平屋建ての建築物であったが2000年(平成12年)2月に簡易な二代目駅舎に改築された。二代目駅舎は小さな平屋建てで内部には待合所と業務用の倉庫が設けられている。
その他当駅にはホーム上に木造の待合所がある。無人駅で自動券売機の設置はなく、切符の購入はできない。
[編集] 駅周辺
駅周辺では、富士川沿いに田畑が開け、富士川に並行して走る県道10号に沿って小さな集落がある。富士川の対岸は身延町光子沢で、富士川から少し入ったところに国道52号や県道813号が走り、集落が点在しているが、橋がないため当駅からは不便である。
[編集] 歴史
- 1919年(大正8年)4月8日 - 富士身延鉄道により開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1938年(昭和13年)10月1日 - 富士身延鉄道を国が借り上げ。
- 1941年(昭和16年)5月1日 - 国有化され国鉄身延線の駅となる。
- 1978年(昭和53年)4月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
- 2000年(平成12年)2月 - 2代目駅舎に改築。