盛岡車両センター
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盛岡車両センター(もりおかしゃりょうセンター)は、岩手県盛岡市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地である。同社盛岡支社の管轄。付近にはIGRいわて銀河鉄道の車両基地が隣接している。
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[編集] 沿革
[編集] 配置車両の車体に記される略号
「盛モリ」・・・盛岡支社を意味する「盛」と、盛岡を意味する「モリ」から構成される。
- なお、盛岡客貨車区→盛岡客車区時代は「盛モカ」と略されていたが、盛岡運転所への改称時に現在のように改められている。
[編集] 配置車両
主に、東北本線(一ノ関~盛岡)をはじめ、釜石線・山田線・花輪線などで運用される車両が配置される。
以下は2007年2月現在の配置車両。
[編集] 電車
[編集] 気動車
- キハ58系気動車
- 一般形のキハ58形18両、訓練車の2両編成(キハ58-75・キヤ28-1)1本、ジョイフルトレイン「Kenji」3両編成1本が配置されている。
- 一般形は山田線(盛岡~宮古)で、「Kenji」は臨時・団体列車で運用されている。
- 花輪線へのキハ110系列投入によって、2006年度中に15両(キハ58-75を含む)、2007年度中に4両がそれぞれ廃車される予定で、キヤ28-1も含め盛岡車両センターのキハ58系列はジョイフルトレイン「Kenji」を残して全廃となる。
- 2007年度まで残る車両については、すべて車体更新・近郊化工事が施されている。
- キハ52形気動車
- 17両が配置されている。
- 山田線(盛岡~宮古)・岩泉線で運用されている。
- 前述の花輪線へのキハ110系列投入により、2006年度中に5両、2007年度中に12両が廃車される予定である。
- キハ100形気動車
- キハ100形0番台21両が配置されている。
- 東北本線・釜石線・山田線(釜石~宮古)とIGRいわて銀河鉄道線の一部で運用されている。
[編集] 客車
[編集] 貨車
- チキ6000形貨車
- 4両が配置されている。レール輸送用長物車。
- ホキ800形貨車
- 15両が配置されている。バラスト輸送・散布用ホッパ車。
- ワム80000形貨車
- 1両が配置されている。救援車代用有蓋車。
そのほか、青森車両センター東派出所に所属するDE10形ディーゼル機関車が3両常駐している。盛岡駅や盛岡車両センターでの入替作業(寝台特急、ジョイフルトレインなど回送、運休等の場合には当所に一時留置、整備されるため。)や事業用列車の牽引、救援列車などで運用されている。