遊☆戯☆王デュエルモンスターズの登場人物
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遊☆戯☆王デュエルモンスターズの登場人物(ゆうぎおうでゅえるもんすたーずのとうじょうじんぶつ)は、高橋和希による漫画及び、それを原作とするアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』に登場する架空の人物の一覧である。
目次 |
[編集] 遊戯とその仲間たち
- 武藤遊戯 声:風間俊介(ジャニーズJr.)
- 本作品の主人公。童実野高校の2年生。武藤双六から譲り受けた千年パズルを組み上げたことによって、もう一人の人格を宿すようになった。年齢の割に身長が非常に低く小柄な体型で、性格も気弱で少し幼い印象があるが、たとえ敵であっても許して信じる事が出来る優しい心の持ち主。乗り移った闇遊戯(アテム)とは会話ができるが、会話中は当然だが周囲にはアテムの姿が見えないため、母親から「最近独り言が多い」と訝しがられていた。幼馴染の杏子に、幼馴染以上の特別な感情を抱いているが、彼女がアテムを意識している事を知っているため、杏子とアテムを一緒にさせてあげようと気遣うような場面もある。
- デュエル時はアテムが出ている事が圧倒的に多いので、デュエリストとしての力は彼より低いと思われがちな部分もあるが、実際はアテムとほとんど変わらないどころか、精神的にも実は彼より強い。毎ターン攻撃力をアップする「サイレント・ソードマン」、もう一人の遊戯アテムとの決別を意味するカード「破壊竜ガンドラ」「封印の黄金櫃」などで構成されたバランスの良いデッキを操る。最終章にて三幻神、「ブラック・マジシャン」を操るアテムとのデュエルで彼を超え、本当の意味で自立した。ドーマ編では伝説の竜「ティマイオス」の所持者となる。
- 余談だが、父親に関しては原作・アニメ共に全く描写されていない。ただし、仕事の関係で単身任中ということが作者のインタビューにより判明。
- アテム(闇遊戯)声:風間俊介(ジャニーズJr.)
- 立場的にもう一人の主人公であるが、本作品の実質的な主人公。千年パズルの中で眠っていた人格が遊戯に宿り、現世に復活した。真の名が判明するまでは遊戯に「もう一人の僕」と呼ばれていた(それまでは遊戯と名前を共有していたので、区別が必要な時は周囲の人間は表に出ていない方を「もう1人の遊戯」と呼んでいた。なお、遊戯に限らず闇人格の「闇~」と言う呼称は、作中では使われていない)。王国編以降、それまではお互いの感情をなんとなく察知できる程度だったが、完璧に遊戯と会話が可能になり、この頃から遊戯のことを「相棒」と呼ぶようになる。
- 悪を許さない強い心、どんな不利な状況になっても諦めない闘志、様々な戦略を考える知性、そして類まれなる強運を兼ね備えた、世界最強クラスのデュエリスト。しかし恋愛等の日常的な事柄には疎いらしく、杏子の自分に対する想いに全く気付いてる気配が無いばかりか、杏子がアテムを意識している事を知っている遊戯の、杏子への想いを応援している。アニメ版オリジナルストーリー・ドーマ編で自分がデュエルに負けてしまい、身代わりになる形で遊戯の魂が奪われた際に重度の鬱状態に陥ってしまうなど、精神的な面で一部非常に脆いところがある(遊戯曰く、心の底ではとても傲慢らしい)。基本的に真面目なようなので、ギャグっぽいシーンはほとんど皆無に近い。遊戯が千年パズルを首から外すと人格交代が出来なくなり、一定の距離以上パズルと遊戯が離れると会話も出来なくなる。パズルが破壊(ピースが一個外れるだけの場合も含む)された場合も、人格交代及び会話は一切出来なくなる(各状態をアテムが表に出ている状態でやるとどうなるかは不明)。
- 使用デッキは「ブラック・マジシャン」を中心とした、魔法や罠のバランスも取られたデッキである(ちなみに、デッキ構築は遊戯と2人でやっている)。末長い眠りの中で記憶を失っていたが、実は三千年前の古代エジプト第18王朝を治めていた王(ファラオ)だった。最終話、戦いの儀で遊戯と最後のデュエルを行う。ちなみにアニメではアテムが表に出ている間は、頭ひとつ分ぐらい身長が高くなっている。
- 余談だが、デュエルの戦績は戦いの儀以外ほぼ無敗であるが、ペガサス(時間切れ)や海馬(投身自殺宣言)との事実上の敗北に加え、アニメオリジナルのドーマ編ではラフェールに完全敗北を与えられてしまった。
- 真崎杏子 声:齊藤真紀
- 本作品のヒロイン。名前は「きょうこ」ではなく「あんず」の読みがなである。遊戯の幼馴染の少女。心優しき美少女だが、少しお転婆で気が強く、繊細な一面も持つ。闇遊戯(アテム)のことを意識している。
- 卒業後はニューヨークに渡り、ダンサーになるのが夢。そのためか、ダンスバトルゲームにおいては無敵と言って良いほどの実力を誇る。バトルシティ編では、城之内とともにマリクに洗脳され、以降マリクの密かな計画の実行に利用(実質的な人質に)されたり、闇マリクに主導権を奪われた表人格のマリクの意思を周囲に伝えたりした。アニメ版ではデュエリストとしてもなかなかの実力を発揮し、王国編では舞を相手に善戦、乃亜編ではビッグ5の一人、ビッグ2(ペンギン・ナイトメア)に勝利した。アテムが還った後の遊戯との関係は描写されておらず、どうなったのか不明。
- 城之内克也 声:高橋広樹
- 本作品の準主人公。遊戯の親友で、クラスメイト。元不良でケンカは強いが、あまり頭は良くない。オカルト関係が大の苦手。しかし男気に溢れており、親友である遊戯達や実妹の静香の為なら、どんな危険も恐れない勇敢さがある。かつては本田と共に遊戯をイジメていたが、ある事件がきっかけで遊戯を認め親友となる。両親は幼い頃に離婚しており、一緒に暮らす父親はギャンブル好きで昼間から酒を飲む典型的なダメ親父で、健気な事に生活費の確保と父親の作った借金の返済は彼が一手に引き受けている(ただしアニメでは、両親が離婚している以外の描写はほとんど無い)。
- 当初は町内大会で8位の実力だったが、強敵との戦いの中で真のデュエリストに成長していく。王国編、バトルシティ編ともに、彼は本来大会参加資格を持たない筈であるのに、周囲の厚意(若しくは邪悪な思惑)によって参加している。未だに根に持つ為か、会う度に見下しバカにされている為か、海馬を目の敵にしていてつっかかるが、大抵鼻であしらわれている。バトルシティ編でマリクに洗脳され、遊戯と命を賭けたデスマッチを繰り広げるが、遊戯との友情とデュエリストとしての誇りによって、自力で洗脳を解いた。初期の頃は戦士族を中心としたデッキであったが、後に「時の魔術師」「真紅眼の黒竜」「ギルフォード・ザ・ライトニング」を主力とした、運と度胸に依存するギャンブルデッキとなる(ただし、バトルシティ編では最主力の「真紅眼の黒竜」は遊戯に託している)。作者曰く、精神面では遊戯や海馬以上に強いデュエリストであるようだ。ドーマ編にて遊戯、海馬に次ぐ伝説の竜「ヘルモス」の所持者となる。性格故か、シリアスな局面のデュエルでもコミカルな言動が目立つ。アニメでは興奮するとアントニオ猪木の物真似をする場面も見られた。二枚目と三枚目の中間に位置するポジションだが、原作と比べて割を食っている感がある。
- 本田ヒロト 声:近藤孝行→菊池英博
- 遊戯の親友で、クラスメイト。城之内とは昔からの友人でケンカ仲間。ケンカには強いがデュエルは行わず、全編を通してもっぱら遊戯や城之内たちのデュエルの見届人のような役割が多かった。姉がおり(但し原作・アニメ版ともにその存在が語られるだけで本人は未登場)、原作のDEATH-T編で彼の甥のジョージがかなり大きな活躍をした。ブランキーという愛犬もおり、物語の展開上、アニメでは陰に隠れた設定を結構持つ。バトルシティ編で静香に出会ってからは、彼女に好意を抱くようになる。アニメ版では乃亜編で体を取られてロボットサルになったり、記憶編でバクラに洗脳されたりと、色々な災難に遭う。城之内へのツッコミを担当する事が多い。
- 武藤双六 声:宮澤正
- 遊戯の祖父で、小さなゲームショップの経営者。若い頃は世界中を渡り歩いてきたギャンブラーで、デュエリストとしても名が知られている。エジプトで千年パズルを手に入れたのも彼。当初は世界中に4枚だけが存在した「青眼の白龍」のカードのうちの1枚を所有しており、海馬と「青眼の白龍」の出会いのきっかけとなった(彼の所有する「青眼の白龍」は、後に登場した海馬に真っ二つに破かれてしまった)。
- アニメ版では城之内にデュエルモンスターズを教えており、彼からは師匠と崇められている。KCグランプリ編では変装して「マスク・ザ・ロック」と名乗り(城之内以外はバレバレで正体に気づいていた)、城之内と対戦した。ただし、その後のハプニングで弟子の称号は返上されてしまった。
- 川井静香 声:鮭延未可
- 城之内の実妹(両親が離婚して、それぞれの親に引き取られたため、城之内とは苗字は違う)。生まれつき目を患っていたが、王国での優勝賞金によって手術を行い、無事回復した。しかし「包帯を取ってもしも何も見えなかったら」という恐怖に支配され続け、手術後も包帯を取れずにいた。だが、自分に勇気を与えるために戦っている兄の姿を見る為に本田に連れられて童実野町を訪れ、マリクの呪縛を解き、身を挺して遊戯を救おうとした兄と対面、遂に目を開く。乃亜編では本田や御伽と共にビッグ4とデュエルで対決、素人ながらも善戦し、とどめの一撃を叩き込んだ。兄とは両親の離婚以来会っていなかった様だが、幼い頃の思い出が支えであったらしく、非常に仲が良い。アニメ版では後に御伽、本田の両名から言い寄られることになるが、本人は気付いていない。
- 御伽龍児 声:内藤玲
- ボードゲーム「ダンジョンダイスモンスターズ(DDM)」を製作した天才少年。原作では父と双六の確執から派生した私怨で遊戯に戦いを挑んだ末に和解し仲間となる変遷を辿ったが、アニメ版では、ペガサスにDDMの商品化を約束されたが、ペガサスが行方不明になった為に交渉がストップしてしまい、それが原因で遊戯たちを恨み、DDMによる勝負を仕掛けてきたという内容にアレンジされていた。勝負に敗れた後は遊戯たちと和解、DDMも無事に商品化された。本田とは静香を巡ってライバル関係にある。デュエリストとしてもなかなかの実力を持っており、乃亜編やドーマ編で活躍した。
- レベッカ・ホプキンス 声:たがみかおり
- アニメのオリジナルキャラ。わずか12歳でデュエルモンスターズのアメリカチャンピオンになった天才少女。キース・ハワードに、祖父アーサーが大事にしていた「青眼の白龍」のカードを双六が奪い取ったと吹き込まれ、カードを取り戻すために遊戯にデュエルを挑む。誤解が解消した後は表人格の遊戯に好意を抱くようになり、彼を「ダーリン」と呼ぶようになる。ドーマ編やKCグランプリ編にも登場した。
- アーサー・ホプキンス 声:小高三良
- レベッカの祖父の学者。双六の親友で彼に「青眼~」のカードを託したが、それが原因で孫のレベッカと遊戯が戦うことになる。遊戯は双六が取った戦術をそのまま取り勝利した。昔、エジプトで双六と一緒に探索に向かうが落盤事故に遭い、水を賭けて双六と決闘することになったが、自身が脱水状態で危険な状態を見抜いた双六がサレンダーし、水を分け与えてもらったことで絆を深めることになる。原作には1コマのみ登場している。
[編集] 海馬コーポレーション
- 海馬瀬人 声:津田健次郎、幼少期の声:矢澤喜代美
- 遊戯のライバルで、城之内の天敵。遊戯達と同じ童実野高校の2年生。巨大企業「海馬コーポレーション」の社長にして、天才的なゲームプレイヤーでもあり、「カードの貴公子」の名も持つ。かなりの高身長(容姿に関しては小説版で「端正な容貌」との記述があるが、原作及びアニメではその辺りは定かではない。また、初期はそれほど高い身長に見えなかった)。弟と共に悲哀な出自をした孤児だったが、大資産家であった海馬剛三郎にチェスの勝負を挑み、勝利した事で剛三郎に養子として引き取られ、徹底的な英才教育を施される(アニメでは「剛三郎の実子である乃亜の当て馬にするため」という設定が加えられた)。後にビッグ5と手を組んで剛三郎を追放、会社を乗っ取った。この経験から力こそが正義と考えるようになり、勝利に人一倍拘るようになる。一応経営者であるが、技術者としても高い能力を持っていて、デュエルディスク等に使用されているバーチャルシミュレーターシステムを開発したのも彼。
- 「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)」を中心としたデッキを使う。デュエリストとしてのプライドはとてつもなく高く、その言動は傲慢ではあるが、それに相応しい実力を備えている。王国編で負かして以来、城之内の事を「負け犬」「馬の骨」等と見下して呼び、バトルシティ予選以降は「凡骨デュエリスト」と呼んでいる(準決勝でマリクと激闘の末に心肺停止した城之内に「デュエリストとして認めてやる」と言っていたが、その後も相変わらず「凡骨」呼ばわりしている)。アニメでは城之内を徹底的に見下しているのか、バトルシティの参加者を選り分ける為の海馬コーポレーション独自のデータベースにて、デュエリストとしてのレベル表示にわざわざ城之内だけ「LEVEL2馬の骨」と表示していた。
- 冷酷な印象が強いが、「恵まれない子供達が無料で遊べることが出来る遊園地を世界中に作る」という夢を抱いており、人へのいたわりがある目標を持っていたりもする。唯一の肉親であり弟のモクバを大切にしており、モクバを傷つける者は絶対に許さない。原作ではバトルシティ編以後は最終回にしか登場していないが、アニメでは引き続き出演しており、主役級の活躍をしている。原作では出番が無かったファラオの記憶編にも登場し、「青眼の白龍」の力を利用しようとするバクラに誘導されてアテムの記憶の中に入り、遊戯やアテムと共にゾークと戦う。現実世界に戻った後はアテムの最後のデュエルの相手になろうとするが、その役を遊戯に譲り、彼とアテムの決闘を見届ける。作中では最も多くの罰ゲームを受けた(原作では3回、アニメでは2回受けた)。ドーマ編において伝説の竜「クリティウス」の所持者となる。三千年前にアテムに仕えていた千年杖使いの神官セトが彼と酷似している事から、千年ロッドの真の所有者と言われている。それは千年アイテムの関係者で無ければ使いこなせない三体の一体「オベリスクの巨神兵」を使いこなしている様子からも垣間見える。千年アイテムなどのオカルト関係に関しては否定的で、その手の現象に遭遇するとかなりヒステリックな反応をする(千年アイテムの能力に関しては、慣れてしまったのかそれほど反応しない)。
- 一人称が「僕」だったのが「俺」に変わったり、最初は遊戯などに対して「君」付けで呼んでいたのが呼び捨てとなったりと、ストーリーの進行によりその人物像が大きく変化しているのが分かり、初登場の単行本2巻と現在連載中の『遊☆戯☆王R』の海馬を見比べると、まるで別人のような感覚がある。また、「DEATH-T編」が存在しないアニメに置いては原作との相違点は更に顕著に表れおり、破天荒ではあるが原作のキャラと比べれば、比較的に人間らしい存在と取れる。
- 海馬モクバ:竹内順子
- 海馬瀬人の弟で、彼の一番の理解者。小学生ながら海馬コーポレーションの副社長兼バトルシティ運営委員会会長を務める。原作では当初「カプセルモンスター」のチャンピオンとして登場。しかし原作の初盤は兄以上に傲慢で、自身の地位を鼻にかけて扇動する卑劣極まりない性格で、「DEATH-T編」では遊戯たちをイカサマ同然の卑怯な手段で抹殺しようとしたが、兄に見捨てられたところを遊戯たちに救われ、やがて兄弟の融和を果たし、善の仲間入りをしていくという変遷を辿っていた。だが本アニメにおいては「DEATH-T編」以前が割愛されているため、当初から兄の瀬人を慕いつつも行動に疑問を抱くキャラ、絶妙なサポートを見せる優秀な弟として活躍。しかし瀬人の唯一の弱点であるためか、瀬人を標的として狙う敵に誘拐される事もしばしば。兄と違い比較的に常識人で、遊戯たちに対しても多少好意的である(ちなみに、原作よりアニメのほうがより好意的な印象がある)。乃亜編ではBIG5に連れ去られた挙句、乃亜に利用されてしまうが、やがて彼と心を通わせる。
- 磯野 声:岩崎征実
- 海馬の部下の一人。スーツをきちんと着こなし、サングラスをかけた男だが、常に連れて行かれているためか、海馬によく無茶な命令をされては幾度も怒鳴られ、こき使われる。厳格な人物だが、上司である海馬やモクバには頭が上がらない。バトルシティ決勝大会では司会進行と審判役を勤める。海馬の移動用航空機の無線や時には操縦担当をこなすなど、実務能力は比較的高い。
- BIG1(大下幸之助) 声:斉藤信行→園岡新太郎
- 海馬コーポレーションの重役グループ「ビッグ5」の一人。世界のことわざを多く知っており、デュエル中にそれを披露している。現役時代は多くの企業の買収を手がけ「妖怪」の異名を持っていたが、ペガサスと結託して海馬を裏切った。ペガサスが敗北した後はバーチャルシミュレーションゲーム「デュエルモンスターズ・クエスト」を利用して海馬と遊戯を電脳空間に閉じ込めようとするが敗北し、他の四人と共に電脳空間に閉じ込められた。乃亜編では乃亜の部下として復活。肉体を手に入れるために「深海の戦士」を仮の体として遊戯にデュエルを挑むが敗北。最後は五つの属性を持つモンスター「ファイブ・ゴッド・ドラゴン(以下、F・G・D)」を使い遊戯と城之内に挑むが、またも敗北。乃亜にも見捨てられ、他の四人と共に電脳空間の深遠に消えた。
- BIG2(大瀧修三) 声:鶴岡聡→大谷亮介
- ビッグ5の一人。海馬コーポレーションでは人事部長を務めていた。年齢は55歳とのこと。幼い頃の孤独な思い出から重度のペンギンマニアで、ペンギンを主力とした動物園を作ろうとしたが海馬に「白と黒ならパンダの方がマシだ」と却下された為、海馬を恨んでいる。乃亜編では「ペンギン・ナイトメア」の姿を借りて杏子と対戦。モンスター効果を最大限に利用した嫌らしい戦術で杏子を苦しめるが、敗北した。後に他の四人とともに遊戯と城之内に挑むが、またも敗北。乃亜にも見捨てられ、他の四人と共に電脳空間の深遠に消滅。
- BIG3(大岡筑前) 声:八代進一
- ビッグ5の一人。かつては海馬コーポレーションの顧問弁護士を勤めていて、多くの裁判を勝利してきた。乃亜編では「ジャッジマン」の姿を借りて城之内と対戦。サイコロの目をこっそり操作して城之内のギャンブルデッキを封じたが、それが乃亜の怒りを買ってしまう。イカサマを最後まで続けることができたものの最後は城之内の強運に敗北した。後に他の四人とともに遊戯と城之内に挑むが、城之内の実力を見くびった為にまたも敗北。完全に乃亜にも見捨てられ、他の四人と共に電脳空間の深遠に消える。
- BIG4(大田宗一郎) 声:杉崎博臣
- ビッグ5の一人。海馬コーポレーションの兵器製造工場の工場長で「工場の鬼軍曹」と呼ばれていた。乃亜編での姿は「機械軍曹」、操るデッキも機械族モンスターを主力としたものになっている。本田・御伽・静香の三人を相手にデュエルを挑み本田のLPをゼロにするが、静香の一撃を受けて敗北。しかし本田の肉体を乗っ取る事には成功し、他の四人と入れ替わりながら遊戯と城之内に最後の勝負を挑むが、遊戯の罠にかかり大きなプレイングミスをして城之内を倒すチャンスを失ってしまう。その後は「F・G・D」や強力無比な「バーサーク・デッド・ドラゴン」で遊戯たちを苦しめ追い詰めたが、結局は敗北、再び肉体を失った。乃亜にも見捨てられ、他の四人と共に電脳空間の深遠に消滅した。
- BIG5(大門小五郎) 声:竹本英史→泉尚撃
- ビッグ5の一人。海馬の側近として仕え、海馬コーポレーションの乗っ取りにも協力した。乃亜編では全ての罠カードを封じる「サイコショッカー」の姿を借りて海馬と対戦。海馬の戦術を知り尽くした彼はデッキマスター能力に加え「王宮の勅命」とのコンボで魔法も封じ海馬を追い詰めるが、最後は「青眼の白龍」の猛攻によって倒された。後に他の四人とともに遊戯と城之内に挑み「F・G・D」や「バーサーク・デッド・ドラゴン」で遊戯たちを苦しめ追い詰めたが敗北。乃亜にも見捨てられ、他の四人と共に電脳空間の深遠に落ちて消えた。
- 海馬乃亜 声:横山智佐
- アニメのオリジナルキャラ。海馬剛三郎の実子。かつて交通事故で死亡したが、その意識と人格はコンピューターに移し替えられ、海底要塞の中で生き延びていた。しかし、既に父から見限られていた。バトルシティ決勝会場に向かう海馬の飛行船のコントロールを奪い、ビッグ5を従え、遊戯や海馬たちにバーチャル空間でデュエルを挑む。使用デッキはデッキマスター「奇跡の方舟」の効果を最大限に利用した天地開闢デッキと、召喚されたターンに手札に戻る特殊効果を持つ「スピリットモンスター」を主戦力としたデッキを使い分ける。世界の滅亡も淡々と考えるほど冷酷な少年だったが、遊戯に敗れ、剛三郎に見捨てられた後はモクバと心を通わせ、人間らしい心を取り戻した。最後は遊戯たちを海底要塞から脱出させ、自らは父や要塞と共に消滅する運命を選び、爆炎の中に消え去った。
- 海馬剛三郎 声:小村哲生
- 海馬コーポレーションの先代社長。海馬瀬人とモクバの養父で、乃亜の実父。その性格は冷酷で傲慢、そして残忍極まりない人物。チェスの腕はプロレベルだったが、戦略を掴んでいた幼い瀬人に敗北(原作では、瀬人はイカサマで勝利を収めている)。瀬人の力を認めて養子として引き取るが、瀬人が開発したバーチャルシミュレーターシステムを軍事利用しようとしたため、瀬人の怒りを買ってしまい、会社を乗っ取られる。アニメでは社長の座を失った後に自分の死期を予感して、自らの人格をコンピューターに移植している。実の息子である乃亜を利用して瀬人に復讐しようとした。乃亜が敗北した後は自ら瀬人にデュエルを挑み、あらゆる魔法・罠・モンスター破壊されず、無限に攻撃力を上げる脅威のモンスター「エクゾディア・ネクロス」で瀬人を苦しめるが、所詮はエセデュエリストだったため結局は敗北。悪霊のような姿に変貌し瀬人に迫るが、最後は乃亜に動きを封じられ、海底要塞と共に消滅した。原作では会社を乗っ取られた直後、自社ビルの窓ガラスを突き破り、飛び降り自殺を遂げた。
[編集] 千年アイテムの関係者
- 獏良了 声:井上瑤→松本梨香
- 千年リングの所持者。本来は穏やかで優しい少年だが、千年リングの闇人格に乗っ取られると冷酷で残忍な性格に変わる。遊戯の場合とは違い、闇人格が意識を乗っ取っている際は表の獏良にはその記憶がない。原作では「天音(あまね)」という妹がいるが既に亡くなっている。原作途中からやや天然めいた言動を見せる。
- 王国編での遊戯との会話で千年アイテムに興味を示していることが判明。その後迷宮兄弟との戦いの際に再びリングを身に付けてからリングへの恐怖が消えているが、何故かは不明。闇人格の正体は大邪神ゾーク・ネクロファデスの分身。大邪神復活の為、千年アイテムの力を狙っている。デュエルに置いてはアンデットや悪魔主軸のデッキを使い、相手の行動を制限した上での凶悪なコンボを得意とする。なお、千年リングは考古学者である彼の父親がエジプトで手に入れたものである(アニメではカードと一緒に買うシーンが描かれている)。闇人格出現時はバクラと表記されている。原作とアニメではゾーク・ネクロファデスとの位置付けが多少異なり、アニメではゲーム世界のゾークと完全に統一された。
- 余談だが、表人格の方はアニメだと少しばかり扱いが乏しかった。
- シャーディー 声:佐々木望
- 遊戯の前に時々現れる青年。千年アイテムの一つ、千年錠と千年秤を所有している。闇遊戯(アテム)を「ファラオ」と呼ぶ。千年アイテムの所持者達の前に神出鬼没に現れ、アテムや遊戯たちに試練を与える。原作では、初期に一度アヌビスの使徒として遊戯達の前に現れており、そのこともあってかペガサスの館で彼の肖像画を発見した際、それを見た遊戯に驚きを見せた。
- 肌は褐色だが、顔の彫りは深く黒人ではない。中東系のコーカソイドと思われる。
- イシズ・イシュタール 声:島本須美、幼少期の声:野川さくら
- 千年アイテムを守り伝えてきた一族の生き残りにして、近い未来を見通す千年タウクの所有者である女性。エジプト考古局の局員でもあり、童美野町で開催された古代エジプト展の管理責任者として来日したが、真の目的はグールズに奪われた神のカード「オシリスの天空竜」と「ラーの翼神竜」を取り戻し、弟マリクを救うこと。その為に海馬に「オベリスクの巨神兵」のカードを渡し、バトルシティを開催するように仕向けた。自らも大会に参加し、千年タウクの未来予知の力を用いて海馬と対戦するが敗北。未来を遊戯や海馬たちに託した。
- 墓地のカードとデッキを入れ替える「現世と冥界の逆転」をキーカードとしたデッキを使用。デッキ破壊を得意とする海馬を追い詰めた。
- 余談だが、モデルはGB版遊戯王DM2に現れた隠しキャラ・石津(イシズ)ナオミである。
[編集] 王国編
- 孔雀舞 声:寺田はるひ
- 「王国編」から登場した、セクシーな衣装をまとった女性デュエリスト。「ハーピィ・レディ」や「アマゾネス」など、女性戦士をモチーフとしたカードを好み、これらを強化するデッキを使う。かつては豪華客船のカジノで働くディーラーだった。アニメでは孤児だったという設定が加えられた。
- 仲間など信じない孤高の女性だったが、城之内との戦いを通じて彼に好意を抱くようになり、やがて遊戯たちの仲間となる。原作ではバトルシティ編で出番を終えたが、アニメではその後のドーマ編にも登場、ドーマの首領ダーツに闇マリクに敗れたトラウマを突け込まれ「オレイカルコス」の使い手となり、遊戯たちと決別する役回りとなった。城之内に再びデュエルを挑み、死闘の末に和解した。アニメでは原作以上に城之内との淡い恋路が強調されるエピソードが多くなっている。ちなみに城之内がバトルシティでリシドと対戦した際、レプリカの神のカード「ラーの翼神竜」が原因で神の逆鱗を食らってしまい昏睡状態になった時、原作では城之内の夢に出てきたのは遊戯と仲間たちだけだったが、アニメでは舞も登場している。
- インセクター羽蛾 声:高乃麗
- インセクト(昆虫)デッキを操るデュエリスト。全国大会で優勝した事もある実力者だが、遊戯の「エクゾディア」カードを海に投げ捨てたり、城乃内のデッキに自分を圧倒的有利とするカードを仕込んだりと勝つためならイカサマを行うことでさえ厭わない性格をしている。エジプト出発前夜の遊戯宅に侵入して神のカードを盗んだりと容赦がない(原作ではこの役は名もない男だった)。アニメのドーマ編ではドーマの傘下に入り、アメリカ(因みに密入国である)で遊戯に復讐戦を挑んだが、卑劣な手段を使って遊戯を怒らせたのが仇になり、ライフがゼロになっても滅多切りにされた。終始どうしようもない卑劣漢であったが、その割に闇遊戯が「真のデュエリスト」を語る際には、海馬や舞らと共に何故か竜崎と共に(必要悪としてか)登場することが多い。
- ダイナソー竜崎 声:藤井欣→中村悠一
- 恐竜族デッキを使う関西人。全国大会二位の実力者のはずなのだが、原作でもアニメでも一度も勝った事が無い。アニメでは羽蛾とコンビを組む事が多く、ドーマ編では一緒にドーマの傘下に入り、城之内に復讐戦を挑んだが敗北。KCグランプリにも羽蛾と一緒に出場するが、二人まとめてジークに倒された。また、原作の終盤、エジプトに出発する前夜の遊戯宅に侵入して神のカードを盗んだ男の役を、アニメでは竜崎と羽蛾が担当するなど、零落れた卑劣漢としての役割が強かったが、アニメでは闇遊戯が「俺にとってかけがえのない真のデュエリスト」を語るシーンでは、海馬や舞らと共に何故か羽蛾と共に(必要悪としてか)語って貰えることが多い。
- 梶木漁太 声:浪川大輔、幼少期の声:中尾友紀
- 水デッキを扱う決闘者。海のフィールドを利用した「シー・ステルス」という戦術(バトルシティ編では「シー・ステルスⅡ」に進化した)を得意とし、王国編では遊戯、バトルシティ編では城之内を苦しめた。遊戯たちと対戦した者の中では数少ない、正々堂々とした決闘者。自身のデッキのメインカードである「伝説のフィッシャーマン」を水難事故で生き別れた父親と重ね合わせている(アニメではこのカードは遭難する前に父が購入している。その後、息子の元に届けられた)。父親と生き別れるという悲惨な経験をしているが、持ち前の明るさで補っている。全国大会第三位の実力者。
- 死の物真似師 声:トニーヒロタ
- ペガサスに雇われたプレイヤーキラーの一人。海馬に変装し、海馬が逃走時に持ち忘れたデッキを使って遊戯と戦う(原作では猿渡が海馬のデッキを盗んだ)。原作に登場した死者の腹話術師の役割をそのまま引き継いでいる。物真似師と腹話術師は役割やストーリーの展開はほぼ同じだが、キャラの外見はまったく違う(腹話術師は痩せた小男、物真似師はスマートな海馬に変装できたのが不思議なくらいの肥満体)。なお両者ともデュエルに敗北した後はアテムから闇の罰ゲームを受けている。
- 闇のプレイヤーキラー 声:金子はりい
- ペガサスに雇われたプレイヤーキラーの一人。両腕に大量のスターチップを宿した腕輪をつけている。雇い主のペガサスを「ケチな男」と言っている。「闇晦ましの城」でフィールド全体を闇で覆い隠し、闇に身を隠しながら敵を攻撃する戦術を使う。舞を倒すほどの実力者だが、アテムの話術によって冷静さを失った上、安全な場所を確保しなければ攻撃できない臆病者だと見抜かれ、自滅に近い形で敗北した。
- ゴースト骨塚 声:鈴木真仁
- ゴーストデッキを使用する不気味な少年。語尾に「~なんだゾ」を付けて喋る。城之内戦ではキースの助言を受けて闘ったが敗北し、キースに罵倒されボコボコに痛めつけられた。バトル・シティではキースを見返すために闇獏良と対戦し、自分で考えたコンボも披露するが敗北した(アニメでは敗北後、闇の罰ゲームで仲間と共に地獄に引きずり込まれた)。
- キース・ハワード 声:駒田はじめ
- かつて全米にその名を轟かせた賞金稼ぎのデュエリスト。機械デッキを扱う決闘者で“バンデットキース”という異名を持つ。ペガサスのおかげで名声も地に堕ちた挙句、王国編で城之内に敗れたにも関わらず、ペガサスに賞金を渡すよう迫り、結果ペガサスの罰ゲームを受ける(アニメでは床の落とし穴から海に落とされた)。その後は廃人状態だったことが『遊☆戯☆王R』にて判明されている。アニメではマリクに拾われ洗脳を施され、手始めとして遊戯に復讐しようとする。原作終了後に描かれた『遊☆戯☆王R』にも、その姿を見せている。零落れてから性格は荒く、キレたら何をするか分からない。勝つためには手段を選ばず、羽蛾と同じくイカサマも平気で行う。
- 迷宮兄弟 声:兄-松山鷹志、弟-西村仁
- ペガサスに雇われたプレイヤーキラーの双子の兄弟。地下深くに築かれた迷宮フィールドでアテム・城之内組と対戦、シリーズ初のタッグデュエルを行なう。迷宮という特異なフィールドを利用する一方、「迷宮の魔戦車」や「ゲート・ガーディアン」などの強力モンスターでアテムたちを苦しめるが、最後はアテムと城之内の結束の力の前に敗れた。デュエルに敗れた後は引っ掛けクイズを出してアテムたちを迷宮に閉じ込めようとするが、兄弟のトリックを見抜いたアテムはクイズに正解し、迷宮を脱出した。
- Mr.クロケッツ 声:永野善一
- ペガサスの忠実な執事。王国編では決勝トーナメントの司会進行役を勤める。ペガサスの過去を知っており、ペガサスを倒した遊戯にペガサスと恋人シンディアの悲劇を説明した。原作ではペガサスの城に入れないと知った海馬にトランク(カードケースと思われる)で殴られたうえ、人質として銃を突きつけられた。
- ペガサス・J・クロフォード 声:高杉Jay二郎
- インダストリアル・イリュージョン社の社長にして、劇中のカードゲーム「デュエルモンスターズ」の製作者。千年アイテムの一つ、千年眼(ミレニアム・アイ)を所持し、相手の心を見るマインドスキャンを使って、イカサマともいえる方法でデュエルを行う。「王国編」で初登場し、海馬の会社を乗っ取ろうと画策した。当初は負けたら魂をカードに封印するという闇のデュエルを行う悪役で、モクバの魂を人質に海馬を追い込むなど卑劣な印象が強いキャラクターであった。「トゥーン・ワールド」という反則的な効果を持ったカードを駆使して戦い、海馬の魂を奪うことに成功、決勝戦ではさらに「サクリファイス」という強力な儀式モンスターを使って遊戯とアテムを苦しめるが、彼らと仲間の結束力の前に敗北した。彼が海馬コーポレーションを手にしたかった理由は、死んだ恋人シンディアをソリッドビジョンで復活させたかったからである。しかし遊戯に負けた直後に、闇獏良に千年眼を奪われてしまい生死不明。『遊☆戯☆王R』の場合、死亡したことになっている。しかしアニメでは治療を施されたらしく、その後も元気な姿を見せ、善側のキャラクターとして描写されるようになり、ドーマ編や続編の『GX』、劇場版「光のピラミッド」においても活躍を見せる。『遊☆戯☆王R』では実子がいないので、後継者を生み出すために世界中から孤児たちを引き取っていた。
[編集] バトルシティ編
- ステップジョニー 声:近田英紀
- 原作では杏子に絡んでダンス対決を挑んだ脇役だったが、アニメでは自分の象徴といえるダンスを主軸としたデッキを使う決闘者として登場。原作同様、ダンス対決で杏子に敗北した後、アテムに再戦を挑むが敗北。彼も杏子と同じダンサー志望だったが、なかなか夢が叶わず半ば諦めていたが、杏子に諭され再び夢を追う決意をする。
- レアハンター 声:竹本英史
- 世界各地で暗躍するレアカード強奪・密造集団グールズの一員。密造した「エクゾディア」カードを大量にデッキに入れており、これを素早く揃えて勝利する戦術を得意とする。このデッキで城之内に勝利して「真紅眼の黒竜」を強奪。バトルシティにも参加するが、遊戯によって戦術を破られ敗北(原作では戦術が破られた時点で敗北しているが、アニメでは更に攻撃を受け、LPをゼロにされた)。実力はグールズの中で最も弱い。なお「レアハンター」とはレアカード強奪を目的とするグールズ所属のデュエリストたちの総称で、この男の本名ではない(本名は不明)。ちなみに、遊戯王の公式ファンブックには「レアハンター(1)」と記されていた。
- エスパー絽場 声:伊藤舞子
- バトルシティ大会に参加した、超能力者を自称するデュエリスト。テレパシーで相手の手札を見通し、未来を予知する…と思われたが、実は四人の弟たちを利用したインチキだった(デュエルに勝ち続け周囲から一目置かれることで、まだ幼い弟達をイジメから護る為だった)。しかしデュエリストとしての実力は高く、「サイコショッカー」を中心とした強力デッキで城之内を苦しめる。最後は城之内の運に敗れ、彼の力を認めて「サイコショッカー」を託した。
- 奇術師パンドラ 声:子安武人
- グールズのレアハンターの中でもナンバー2の実力者。遊戯と同じ「ブラック・マジシャン」を使用し、最強の「ブラック・マジシャン」使いの座を賭けて遊戯に挑む。アニメでは仮面の下に酷い傷痕があったり、マジシャン時代の恋人のために戦うという設定が加えられた。勝つ為には手段を選ばず、自らのカードも捨て駒のように利用するが、その戦術が仇となり、最後は「ブラック・マジシャン・ガール」の一撃を受けて敗北した。
- 人形 声:岩永哲哉
- マリクに操られるパントマイマー。過去に実の親を殺しており、その自責の念から自我を心の奥底に封じ込めており、千年ロッドによってマリクの操り人形となっている(声もマリクの声である。なおアニメでは親殺しの件は語られていない)。マリクから「オシリスの天空竜」を与えられており、マリクの分身として遊戯に挑む。「オシリス」の攻撃力を無限に上げるコンボ「ゴッド・ファイブ」で遊戯を苦しめるが、コンボの盲点を突かれて敗北した。
- 光の仮面 声:水島裕
- グールズのレアハンター。小柄な男。顔の右半分を白い仮面で隠している。闇の仮面とコンビを組んで、遊戯と海馬にタッグデュエルを挑む。神封じのカード「生贄封じの仮面」などを入れた仮面デッキを使う。アニメでは仮面の中に通信機を仕込んでおり、これを使って闇の仮面と完璧なコンビネーションを行なったが、最後は敗北した。
- 闇の仮面 声:石井康嗣
- グールズのレアハンター。巨漢。顔の左半分を黒い仮面で隠している。光の仮面と共に遊戯と海馬にタッグデュエルを挑む。なおアニメでは、この二人は最初に遊戯と海馬に挑んできたチンピラ風のレアハンターたちと同一人物になっている(神のカードの力を見るためにワザと負けた)。巧みなコンビネーションで遊戯たちを追い詰めるが、結局は敗北し、無様な姿を晒すことになった。
- リシド 声:KONTA
- グールズ最強のレアハンターで、マリクに絶対の忠誠を誓う男。赤ん坊の頃にマリクの両親に拾われ、マリクやイシズと共に育てられた。捨て子であるが故に、家族という存在に強い憧れを持つ。顔の左半分に古代文字の文様を刻んでいる。これがマリクの闇人格を封じる鍵になっていた。罠カードを駆使して敵の自滅を誘いつつ、罠モンスターで攻撃を仕掛ける戦術を得意とする。他のレアハンター達とは違って卑劣な手段を嫌い、正々堂々と戦う真のデュエリスト。バトルシティ決勝大会にはマリクの影武者として出場し、城之内と対戦。リシドをマリクと思った城之内は怒りを胸にデュエルを挑むが、やがて彼の実力を認め、リシドがマリクではないと見破る。焦ったマリクはリシドに偽の「ラーの翼神竜」を使わせるが、これが神の怒りに触れ、リシドは意識を失い敗北。闇人格のマリクを覚醒させてしまった。だが遊戯と闇マリクの激闘の際、奇跡的に意識を回復し、マリクに希望の光を見出すため諭すという役割を果たす。
- マリク・イシュタール 声:岩永哲哉、幼少期の声:木村亜希子
- グールズの首領にして、千年アイテムの一つである千年ロッドの所持者。神のカード「ラーの翼神竜」と「オシリスの天空竜」を所有する。千年ロッドで他人の記憶と肉体を意のままに操る。イシズの弟で墓守りの一族の末裔だが、父を死に追いやり、一族に辛い運命を与えたファラオ(アテム)を憎んでおり、アテムを倒す事で自らがファラオになろうとした。バトルシティ大会ではナムと名乗って城之内と杏子に近づき2人を洗脳し、遊戯に過酷なデュエルを行なわせた。その心の中には幼い頃に父に負わされた苦痛によって闇人格が生み出されていた。父を殺害したのもこの闇人格である。マリクは闇人格の事を知らず、シャーディーの言葉によって父を殺したのはファラオだと思い込んだ。闇人格はリシドによって抑えられていたが、城之内とリシドのデュエルの際、リシドが倒れた事により目覚めてしまう。闇人格のマリクは全ての秩序と生命の破壊を望み、舞や城之内を闇のゲームで苦しめた。乃亜編では現実世界で海底要塞を破壊し、要塞崩壊の切っ掛けを作った。そのデッキは不死をテーマにしており、何度でも「ラーの翼神竜」の効果を使用できるように組まれている。バトルシティ決勝戦で遊戯と対戦、表人格のマリクも人質として利用し遊戯を苦しめるが、表人格のマリクが生きる意志に目覚めた事で闇人格は肉体を追い出され、マリクがサレンダー(降参)した事によって闇人格は消滅。その後は姉やリシドと共にエジプトに戻り、遊戯とアテムの最終デュエルを見届けた。
[編集] ドーマ編
- グリモ 声:ジェームス小野田
- 神のカードを狙う秘密結社ドーマが差し向けた刺客。「オレイカルコスの結界」で羽蛾と竜崎の魂を封印するが、闇遊戯(アテム)に敗れて自身の魂も封印されてしまう。
- ラフェール 声:川原慶久
- ダーツ配下の三銃士の一人。「ガーディアン」デッキを操るデュエリスト。幼い頃、家族(両親・弟・妹)を船の沈没事故で亡くし、彼だけが生き延びた。その頃、カードに宿る精霊たちに励まされた経験から「モンスターを墓地に置かない」という独特のデュエルを行なう。その実力は三銃士最強で、闇遊戯も一度は敗北した。
- ガーディアン・デスサイスを使い、信念を曲げてまで遊戯を倒そうとするが、デュエルを通して遊戯と分かり合う事ができ、最後に墓地のモンスターをフィールドに戻すために自らライフコストによる敗北を選んだが、彼が心の闇を乗り越えた事で結界に魂を奪われなかった。その際、彼の目の前にエアトスを始めとしたガーディアンと家族が現れた。
- パラディウス社崩壊後、ダーツを止めようと神殿に向かうが、実は海難事故はダーツが仕組んだ物である事を知らされ、怒りで再び発動したオレイカルコスの結界に魂を奪われた。その後の消息は不明だが、心の闇を克服したようである。
- 余談であるが、彼の使用カード「ガーディアン・エアトス」「ガーディアン・デスサイス」は人気が高い。
- アメルダ 声:家村幸成(子供時代 声:歌原仁美)
- ダーツ配下の三銃士の一人。海馬コーポレーションが売った武器が戦争に使われたことによって弟を殺された過去を持ち、その事から海馬に対して激しい怒りと憎しみを抱いている。
- 二度目のデュエルで今度こそ復讐しようとするが、海馬に「世界中の人々の親兄弟を殺すのか」と指摘され、迷いが生じる。その時に弟を殺されたのは自分が弟を守る事ができなかった弱さだと糾弾された。本来の意図はデュエルで海馬を倒す事ではなく、飛行機の墜落で道連れにする事であった。しかし、モクバに弟の面影を感じ、最終的には互いに弟への愛情を認め合い、敗北。敗北時に弟の形見をモクバに渡した。実はアメルダの弟を死に追いやったのは剛三郎に化けたダーツであった。オレイカルコスの神から解放された後、弟の分まで生きると決意した。
- ミルコ 声:谷内友美
- アメルダの弟で、戦争時代にアメルダといつも一緒にいて、大切なプラモデルと一緒に亡くなってしまった。
- ヴァロン 声:前田剛
- ダーツ配下の三銃士の一人。モンスターを自分に装着する「アーマーデッキ」を使う。舞に好意を抱いており、そのためならダーツを倒すことも考えている。孤児院出身で、孤児院が放火されてしまい、放火犯を皆殺しにし、後に刑務所に送られてしまう。刑務所で出たいのならデュエルで勝ち残れと言われ、その条件をのみ、勝ち残った。その後、ダーツと出会い、更に強くなるためにドーマに入る(おそらくその刑務所はドーマが運営していたものである。また、彼の施設を焼き払った犯人はダーツであった)。
- 城之内とのデュエルで当初は舞のためにと始めたデュエルだが、ギリギリの攻防の中で互いを認め合い、本気で拳をぶつけ合うデュエルとなった。既に舞すら映らなかった二人は限界を超えて熱く燃え、二人にとって最高のデュエルを楽しんでいた。最後には敗北し、舞を城之内に託し、魂を抜かれた。その後、ラフェールにより舞と共に何処かの別荘に運ばれ、目が覚めた時には舞の姿はなく、「ハーピィ・レディ」のカードだけがあった。
- ダーツ 声:絵麻緒ゆう
- 大国の大統領をも動かせるパラディウス社の総帥。裏では秘密結社ドーマの首領として暗躍している。その正体は古代アトランティスの王で、オレイカルコスの神によって操られている。
- やがて復活する伝説の竜とそれに選ばれたデュエリストに対抗できる駒としてラフェールらを絶望に追い込んだ張本人でもある。三千年前のエジプトに起こった戦いも目撃しており、遊戯を心の闇の根元を指摘。呪われた運命に終止符を打とうとしていたが、伝説の騎士に敗北した。しかし、敗北の直後に浮上したアトランティスに逃れ、自身の魂を捧げてオレイカルコスの神を復活させた。三幻神に敗れた直後、地球の心の闇と共に現れるが、遊戯が地球の心の闇を封印した事により解放され、眠りについた。
- デュエルの技量はオレイカルコスのカードの反則的な効果も相まり、それを生かすコンボを完成させるなど、非常に高い。ちなみに彼のデッキには「タイム・イーター」や「双弓のケンタウロス」など、オレイカルコスの文字で書かれていないカードも存在した。
- 余談であるが、劇中使われたオレイカルコス関連のカードは一枚もOCG化されていない。
[編集] KCグランプリ編
- ヴィヴィアン・ウォン 声:田中理恵
- KCグランプリに参加した決闘者。中国人と思われ、「アジアのデュエルクイーン」と呼ばれている。レベッカと熱闘を繰り広げるも、レベッカの「ビッグバン・ガール」のコンボの前に敗れた。その後、双六を人質に遊戯にデュエルを強要するも結局敗れた。因みに前夜祭で遊戯に色目を使い杏子とレベッカの怒りを買うも、お構いなしに本人は海馬の方へ言ってしまう。当日も双六を色仕掛けで誘惑するなど、悪女とおぼしき一面が目立つ。
- 余談だが、本人は遊戯か海馬と共に世界最強の決闘者カップルとして世界に君臨すると言っていた。最終回のエンドロールでは、孔雀舞とペアを組んで迷宮兄弟とタッグデュエルを行っている描写がある。
- レオン・ウィルソン(レオンハルト・フォン・シュレイダー) 声:野口聖古
- 『シンデレラ』『赤ずきん』など童話関連のカードを使う。各地のデュエル大会で未だ無敗という天才少年。純粋にデュエルとカードが好きで、双六に真の決闘者と言わせるほどの心の持ち主でもある。その正体はヨーロッパ第一位の大ゲーム企業・シュレイダー社の息子であり、次期社長、ジークフリード・フォン・シュレイダー(後述ジーク・ロイド)の弟、レオンハルト・フォン・シュレイダーである。大会においてドクターリチャード・ゴート、イーサン・シャークを難なく撃破。準決勝にてレベッカと死闘を演じ、勝利する。その後、決勝前に兄ジークから禁止カード「シュトロームベルクの金の城」を受け取るが、そのカードは海馬コーポレーションを潰すためにジークの仕掛けたコンピュータウィルスを起動させるスイッチであり、全ての魔法・罠・モンスター効果が効かないように、ジークがテキストデータを書きかえていた。遊戯を翻弄し、後一歩まで追いつめるが、ブラック・マジシャンの前に敗北した。因みに彼自身も大会に出場のための経歴を偽る根回しをするなど、兄に匹敵する才能を持っていた。ブラック・マジシャン及びブラック・マジシャン・ガールのファンである。前夜祭の紹介文は「奇跡の天才少年」である。
- ジーク・ロイド(ジークフリード・フォン・シュレイダー) 声:津田英佑
- 「ヨーロッパ無敗の貴公子・皇帝」の異名を持つ決闘者。「ワルキューレ」、「ニーベルングの指輪」、「ウルド、スクルド、ベルダンディ」と言った北欧神話をモチーフにしたカードを使う、ワルキューレ使い。デュエルにおける戦術は「ニーベルングの指輪」と三姉妹の女神で相手のモンスターを使えなくするモンスター抹殺コンボである。その正体はヨーロッパの大企業シュレイダー社の後継者、ジークフリード・フォン・シュレイダーである。過去の因縁から海馬に挑戦するも敗れ去り、その後、弟のレオンに「シュトロームベルクの金の城」を渡し、海馬コーポレーション抹殺を謀るも遊戯と海馬に阻止された。弟を利用しているような描写もあったが、愛情はちゃんと存在していた。大会においては乱入してきた羽蛾と竜崎を1ターンで倒した。その後城之内を倒し、準決勝もほぼ難なく突破した。決勝において失格になり、同時に海馬と対戦、女神コンボで追いつめるも青眼の前には敵わず敗北した。大会終了後、レオンと共にペガサスと何らかの取引を行っており、成功したようである。実際、竜崎と羽蛾とでデュエルしたときの1ターンキルは、実は、成立していなかった。最終回のエンドロールではペガサスと何らかのビジネス交渉を行っていると思われる描写がある。
[編集] ファラオの記憶編
- 神官セト 声:津田健次郎
- 六神官の一人で千年杖の所有者。容姿は海馬瀬人に酷似している。邪神に魂を売ったアクナディンに洗脳され、アテムと決闘を行なうが、精霊となったキサラの呼びかけで正気を取り戻す。なおアテムとの決闘は原作ではゾークとの決戦後に行なわれたが、アニメではゾークとの決戦前に行なわれ、正気を取り戻したセトはアテムと共にゾークと戦った(その際、アクナディンと対峙、キサラを守ろうとするも彼女はセトを庇い死んでしまった)。原作での登場初期は物言いや立ち振る舞いから海馬そっくりであったが、後に軌道修正されたのか常識人に近くなった。アテムの死後、王国を託され新たなファラオとなった。
- 神官カリム 声:川中子雅人
- アテムに仕える六神官の一人で千年秤の所有者。千年秤の力で二体の精霊を融合させる事ができる。ゾークとの最終決戦ではシャダに全ての力を託して息を引き取った。
- 神官シャダ 声:佐々木望
- 六神官の一人。千年錠の所有者で、人の心の中にある精霊や魔物を見る事が出来る。原作・アニメ共にアテムを庇い戦死する。
- 神官アイシス 声:島本須美
- 六神官の紅一点で千年タウクの所有者。容姿や性格はイシズに酷似している。精霊スピリアを操り、偵察を行なう。アニメではマハードに好意を抱いていた。原作では生き延びたが、アニメではゾークとの最終決戦で死亡した。
- 神官マハード 声:小嶋一成
- アテムに仕えていた六神官の一人で、千年輪の所有者。警備団の団長でもあり、王墓の監視を任務とする。精霊「幻想の魔術師」を操る精霊魔導士。千年輪を受け継いだ際に千年アイテムが生み出された経緯を知り、それをアクナムカノン王に話した事で王が心労で倒れ、亡くなった事を悔やんでいる。その悔恨からアテムに対して絶対の忠誠を誓っている。盗賊王バクラとの戦いで重傷を負った際に自ら命を絶ち、「幻想の魔術師」と合体してブラック・マジシャンとなり、以後もアテムを三千年の時を超えて守り続けた。
- マナ 声:中尾友紀
- 神官マハードの弟子である少女。アニメではアテムの幼馴染で、「ブラック・マジシャン・ガール」に酷似した精霊を召喚して最終決戦を戦った(ちなみに本人もブラック・マジシャン・ガールと瓜二つの容姿を持つ)。決戦後はセトと共に現実世界に帰るアテムを見送った。
- 神官アクナディン 声:上別府仁資
- 六神官の最年長者。左目に千年眼を宿しており、その力で罪人の心に潜む魔物の姿を見る。魔物たちを収容した石版を収めた「石版の神殿」の管理も担当している。周囲には秘密にしていたが、実はアクナムカノン王の実弟でセトの父親(つまりアテムとセトは従兄弟である)。かつて兄と国を守る為に千年アイテムを作ったが、その際にクル・エルナ村の人々を皆殺しにしており(アニメでは口封じの為に自分の部下も殺している)、その事から王族としての地位を放棄した。だが息子セトへの思いは強く、彼がファラオの座につく事を願っていた。バクラによって千年眼に闇の力を注ぎ込まれ、大邪神ゾークに忠誠を誓う闇の大神官となり、ゾークを復活させる。セトに「青眼」の力を与える為にキサラを殺害、自らも命を絶ちセトの心を闇で支配したが、キサラの光によって消滅した(アニメではセトの隠し持っていた短剣に刺され死亡し、その後自らセトに入り込むも、キサラの光により消えた)。
- アクナムカノン王 声:コビヤマ淳一
- 先代のファラオにしてアテムの父親。かつて国を守る為に千年アイテムを生み出すが、その際に多くの血が流れた事を知り、苦悩の末に病に倒れて病死した。その魂は精霊ハサンとなり、息子アテムを守り抜く(これはアニメのオリジナル設定である)。
- シモン・ムーラン 声:宮澤正
- アテムの側近を勤める老人。容姿は双六に似ているが、なぜか顔の下半分を布で隠している。千年錠の先代の所有者。シャダが死んだ後は再び千年錠を手にして王宮の守護神「エクゾディア」を召喚。ゾーク配下の死霊軍を一撃で粉砕したが、ゾークの反撃によってエクゾディアを倒され、自身も死亡した。
- 容姿や「エクゾディア」から推測するならば、双六の前世であり、遊戯と「ブラック・マジシャン」、海馬と「青眼」と同様、双六と「エクゾディア」にも三千年前からの因縁があると言える。更に双六に千年錠を持つ資格もあり、双六が神のカードを使いこなせる可能性も存在する。
- ちなみに彼はDM2~4、PS版「封印されし記憶」にも登場するファンにとっては御馴染のキャラクターで、名前の由来は製作スタッフの下村氏から。GBAの「ダンジョンダイスモンスターズ」にも登場する。
- 盗賊王バクラ 声:松本梨香
- かつてアクナディンによって滅ぼされた盗賊の村クル・エルナの唯一の生き残り。王族を憎み、七つの千年アイテムを手に入れて王国を滅ぼそうとしている。戦う度に強くなる精霊獣「ディアバウンド」を操り、六神官を圧倒。一度はアテムが召喚した「オベリスクの巨神兵」に敗れたが、次戦では「オシリスの天空竜」を倒し、更に力を増した。クル・エルナ村の地下神殿にある冥界の石版に千年アイテムを収めて闇の力を手にしようとするが、アテムと六神官の奮闘によってディアバウンドを倒され、最後は砂となって消えた。原作ではここで出番を終えているが、アニメでは後に復活。死霊たちを率いてアテムを更に苦しめるが、結果的に敗北し消滅。
- キサラ 声:中川里江
- 記憶編のヒロイン。セトに命を救われる以前の生い立ち、過去は不明。白い肌と青い眼を宿した美少女だが、その姿ゆえに人々から迫害されていた。その魂の中に強大な魔物「白き龍」を宿しており、その力を求めるセトによって王宮に保護された(アニメでは過去にも、放浪していた途中、セトに命を救われている)。自分に優しくしてくれたセトを慕うようになるが、白き龍の力をセトに与えようとするアクナディンによって殺されてしまう。だが、その魂は白き龍と共にセトを守り、彼を闇の呪縛から救った。アニメでは記憶の世界に迷い込んだ海馬と話した。そして彼女もまたアテムにとってのマハード同様、セト、そして容姿の酷似している海馬のよきパートナーとして戦った。ちなみに彼女の現世での人の姿があるかどうかは不明である。
- ボバサ 声:水島裕
- ちょび髭を生やした太っちょの黒人。体に七つの千年アイテムを収納できるくぼみがある。実はシャーディが変身した姿で、ハサンの正体である。アニメではファラオの記憶の中でのみ登場。
- ハサン 声:池田政典
- 黄金の仮面を被った謎の人物。シャーディとボバサの正体で、アテムの父アクナムカノン王の魂の化身(アニメでは歴代のファラオの化身)。千年アイテムの力を恐れたアクナムカノンが死後、自らの魂を記憶の石版に捧げて封印した精霊。バクラの攻撃で谷底に落ちたアテムを助けた。ゾークの復活と共にアテムの元に現れ、アテムを援護する。なお原作では仮面の下の顔はシャーディーのものだったが、アニメではアクナムカノン王の顔に変更された。
- 大邪神ゾーク・ネクロファデス 声:海津義孝
- 冥界に君臨する大邪神。アクナディンを利用して千年アイテムを生み出させた悪の根源。七つの千年アイテムによって現世に復活、無数の死霊軍を率いて世界を滅ぼそうとする。ブラック・マジシャンやエクゾディアを圧倒、アニメでは「青眼の白龍」や三幻神、更には「究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)」をも退けるが、光の創世神ホルアクティに敗れ、消滅した。
- 光の創世神ホルアクティ 声:深見梨加
- オシリス、オベリスク、ラーが融合した女神。王の名によって三幻神が融合された事によって召喚された。ゾークの対極に位置する神で、「光創生(ジェセル)」でゾークを消滅させた。
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