重変ヘ

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重変ヘは、音名のひとつ。ヘの楽譜上の位置を変えずに半音下げた変ヘからさらに半音下げた音であり、楽譜ではヘに（重変記号）を付けて表す。

各オクターブにひとつずつある。

目次 1 各語における重変ヘ 2 各オクターブの重変ヘ 3 異名同音 4 各調における位置 5 各音との関係

[編集] 各語における重変ヘ

• 英語：F double flat
• ドイツ語：Feses
• イタリア語：Fa doppio bemolle
• フランス語：Fa double bémol

[編集] 各オクターブの重変ヘ

譜例	MIDIにおける ノートナンバー	オクターブ表記			周波数	備考
	111	F8	五点重変ヘ	feses5	4978.03173955Hz
	99	F7	四点重変ヘ	feses4	2489.01586978Hz
*	87	F6	三点重変ヘ	feses3	1244.50793489Hz
*	75	F5	二点重変ヘ	feses2	622.25396744Hz
*	63	F4	一点重変ヘ	feses1	311.12698372Hz
*	51	F3	片仮名重変ヘ	feses	155.56349186Hz
*	39	F2	平仮名重変へ	Feses	77.78174593Hz
*	27	F1	下一点重変へ	Feses1	38.89087297Hz
	15	F0	下二点重変へ	Feses2	19.44543648Hz

• 上のオクターブから順に並べた。従って、ある行の音はその次の行の音よりオクターブ高い。
• オクターブ表記は左から、国際式、日本語式、ドイツ語式である。
• 一部の楽器製造会社では、国際式より1小さい数字が使われている。
• 周波数は、A（イ）=440Hz、十二平均律としたときの概算である。

[編集] 異名同音

嬰ニと変ホは、異名同音である。

[編集] 各調における位置

各調の中で、この音を音階の中に含む調はない。

[編集] 各音との関係

音名
音程はこの音からの音程である
嬰ロ	重嬰ロ								重変ロ 増4度上 減5度下	変ロ 重増4度上 重減5度下	ロ
							重変イ 長3度上 短6度下	変イ 増3度上 減6度下	イ 重増3度上 重減6度下	嬰イ	重嬰イ
					重変ト 長2度上 短7度下	変ト 増2度上 減7度下	ト 重増2度上 重減7度下	嬰ト	重嬰ト
			重変ヘ 完全1度上 完全1度下	変ヘ 増1度上 減8度下	ヘ 重増1度上 重減8度下	嬰ヘ	重嬰ヘ
		重変ホ 長7度上 短2度下	変ホ 増7度上 減2度下	ホ 重増7度上 重減2度下	嬰ホ	重嬰ホ
重変ニ 長6度上 短3度下	変ニ 増6度上 減3度下	ニ 重増6度上 重減3度下	嬰ニ	重嬰ニ
ハ 重増5度上 重減4度下	嬰ハ	重嬰ハ								重変ハ 完全5度上 完全4度下	変ハ 増5度上 減4度下