ハ (音名)

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ハは、音名のひとつ。

各オクターブにひとつずつあり、広い音域をオクターブごとに分け、オクターブ名を付ける場合には、各オクターブの開始音とされる。中央ハに代表され、各音の中で代表的な地位にある。

目次 1 各語におけるハ 2 各オクターブのハ 3 異名同音 4 各調における位置 5 各音との関係

[編集] 各語におけるハ

• 英語：C
• ドイツ語：C
• イタリア語：Do
• フランス語：Ut

[編集] 各オクターブのハ

譜例	MIDIにおける ノートナンバー	オクターブ表記			周波数	備考
	108	C8	五点ハ	c5	4186.00904481Hz	通常のピアノの最高音
	96	C7	四点ハ	c4	2093.0045224Hz
*	84	C6	三点ハ	c3	1046.5022612Hz
*	72	C5	二点ハ	c2	523.2511306Hz
*	60	C4	一点ハ	c1	261.6255653Hz	中央ハ
*	48	C3	片仮名ハ	c	130.81278265Hz
*	36	C2	平仮名は	C	65.40639133Hz	チェロの第4弦の音
*	24	C1	下一点は	C1	32.70319566Hz
	12	C0	下二点は	C2	16.35159783Hz

• 上のオクターブから順に並べた。従って、ある行の音はその次の行の音よりオクターブ高い。
• オクターブ表記は左から、国際式、日本語式、ドイツ語式である。
• 一部の楽器製造会社では、国際式より1小さい数字が使われている。
• 周波数は、A（イ）=440Hz、十二平均律としたときの概算である。

[編集] 異名同音

嬰ロと重変ニは、異名同音である。

[編集] 各調における位置

• ハ長調の第1音、主音（ド）。
• ハ短調の第1音、主音（ラ）。
• 変ロ長調の第2音、上主音（レ）。
• 変ロ短調の第2音、上主音（シ）。
• イ短調の第3音、上中音（ド）。
• 変イ長調の第3音、上中音（ミ）。
• ト長調の第4音、下属音（ファ）。
• ト短調の第4音、下属音（レ）。
• ヘ長調の第5音、属音（ソ）。
• ヘ短調の第5音、属音（ミ）。
• ホ長調の和声的長音階、旋律的長音階（下行形）の第6音。
• ホ短調の自然短音階、和声的短音階、旋律的短音階（下行形）の第6音、下中音（ファ）。
• 変ホ長調の自然長音階、旋律的長音階（上行形）の第6音、下中音（ラ）。
• 変ホ短調の旋律的短音階（上行形）の第6音。
• ニ長調の旋律的長音階（下行形）の第7音。
• ニ短調の自然短音階、旋律的短音階（下行形）の第7音（ソ）。
• 変ニ長調の自然長音階、和声的長音階、旋律的長音階（上行形）の第7音、導音（シ）。

[編集] 各音との関係

音名
音程はこの音からの音程である
嬰ロ 増7度上 減2度下	重嬰ロ 重増7度上 重減2度下								重変ロ 減7度上 増2度下	変ロ 短7度上 長2度下	ロ 長7度上 短2度下
							重変イ 減6度上 増3度下	変イ 短6度上 長3度下	イ 長6度上 短3度下	嬰イ 増6度上 減3度下	重嬰イ 重増6度上 重減3度下
					重変ト 重減5度上 重増4度下	変ト 減5度上 増4度下	ト 完全5度上 完全4度下	嬰ト 増5度上 減4度下	重嬰ト 重増5度上 重減4度下
			重変ヘ 重減4度上 重増5度下	変ヘ 減4度上 増5度下	ヘ 完全4度上 完全5度下	嬰ヘ 増4度上 減5度下	重嬰ヘ 重増4度上 重減5度下
		重変ホ 減3度上 増6度下	変ホ 短3度上 長6度下	ホ 長3度上 短6度下	嬰ホ 増3度上 減6度下	重嬰ホ 重増3度上 重減6度下
重変ニ 減2度上 増7度下	変ニ 短2度上 長7度下	ニ 長2度上 短7度下	嬰ニ 増2度上 減7度下	重嬰ニ 重増2度上 重減7度下
ハ 完全1度上 完全1度下	嬰ハ 増1度上 減8度下	重嬰ハ 重増1度上 重減8度下								重変ハ 重減8度上 重増1度下	変ハ 減8度上 増1度下