重嬰ハ

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重嬰ハは、音名のひとつ。ハの楽譜上の位置を変えずに半音上げた嬰ハからさらに半音上げた音であり、楽譜ではハに（重嬰記号）を付けて表す。

各オクターブにひとつずつある。

目次 1 各語における重嬰ハ 2 各オクターブの重嬰ハ 3 異名同音 4 各調における位置 5 各音との関係

[編集] 各語における重嬰ハ

• 英語：C double sharp
• ドイツ語：Cisis
• イタリア語：Do doppio diesis
• フランス語：Ut double dièse

[編集] 各オクターブの重嬰ハ

譜例	MIDIにおける ノートナンバー	オクターブ表記			周波数	備考
	110	C8	五点重嬰ハ	cisis5	4698.63628668Hz
	98	C7	四点重嬰ハ	cisis4	2349.31814334Hz
*	86	C6	三点重嬰ハ	cisis3	1174.65907167Hz
*	74	C5	二点重嬰ハ	cisis2	587.32953583Hz
*	62	C4	一点重嬰ハ	cisis1	293.66476792Hz
*	50	C3	片仮名重嬰ハ	cisis	146.83238396Hz
*	38	C2	平仮名重嬰は	Cisis	73.41619198Hz
*	26	C1	下一点重嬰は	Cisis1	36.70809599Hz
	14	C0	下二点重嬰は	Cisis2	18.35404799Hz

• 上のオクターブから順に並べた。従って、ある行の音はその次の行の音よりオクターブ高い。
• オクターブ表記は左から、国際式、日本語式、ドイツ語式である。
• 一部の楽器製造会社では、国際式より1小さい数字が使われている。
• 周波数は、A（イ）=440Hz、十二平均律としたときの概算である。

[編集] 異名同音

ニと重変ホは、異名同音である。

[編集] 各調における位置

• 嬰ニ短調の和声的短音階、旋律的短音階（上行形）の第7音、導音。

[編集] 各音との関係

音名
音程はこの音からの音程である
嬰ロ 短7度上 長2度下	重嬰ロ 長7度上 短2度下								重変ロ	変ロ 重減7度上 重増2度下	ロ 減7度上 増2度下
							重変イ	変イ 重減6度上 重増3度下	イ 減6度上 増3度下	嬰イ 短6度上 長3度下	重嬰イ 長6度上 短3度下
					重変ト	変ト	ト 重減5度上 重増4度下	嬰ト 減5度上 増4度下	重嬰ト 完全5度上 完全4度下
			重変ヘ	変ヘ	ヘ 重減4度上 重増5度下	嬰ヘ 減4度上 増5度下	重嬰ヘ 完全4度上 完全5度下
		重変ホ	変ホ 重減3度上 重増6度下	ホ 減3度上 増6度下	嬰ホ 短3度上 長6度下	重嬰ホ 長3度上 短6度下
重変ニ	変ニ 重減2度上 重増7度下	ニ 減2度上 増7度下	嬰ニ 短2度上 長7度下	重嬰ニ 長2度上 短7度下
ハ 重減8度上 重増1度下	嬰ハ 減8度上 増1度下	重嬰ハ 完全1度上 完全1度下								重変ハ	変ハ