七人の女弁護士
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『七人の女弁護士』(しちにんのおんなべんごし)はテレビ朝日で放送された賀来千香子主演のテレビドラマである。2006年4月13日開始のシリーズではタイトル表記が『7人の女弁護士』に変更されており、この主演は釈由美子で、ハイビジョン製作・データ連動放送が取り入れられている。
目次 |
[編集] 放送データ
- 第1シリーズ:1991年1月10日~3月28日(全10話、最高視聴率6.2%,平均視聴率9.7%)
- 第2シリーズ:1991年10月17日~12月19日(全8話、最高視聴率14.3%,平均視聴率12.8%)
- 第3シリーズ:1993年1月7日~3月18日(全11話、最高視聴率16.6%,平均視聴率14.2%)
- 第4シリーズ:2006年4月13日~2006年6月8日(全9話)
- スペシャル:1997年1月9日(平均視聴率11.2%)
※スペシャル以外は全て木曜ドラマ内で放送。
※第1シリーズから第3シリーズ(スペシャル含む)は賀来千香子主演。第4シリーズは釈由美子主演。以降、前者は旧作、後者は、新作とする。
[編集] 旧作
[編集] キャスト
- 保坂夏子:賀来千香子
- 「新東京弁護士会」所属の弁護士。「七人の女弁護士事務所」所長。血の気が多い性格。家族は、父・正国も弁護士。母は小さい頃に亡くしている。
- 氷村玲子:岡江久美子
- ヤメ検(検事出身)の弁護士。修習生時代と検事時代の2年間を金沢で過ごす。養女に出された過去を持つ。育ての母は17歳の時に、育ての父は28歳の時に亡くす。父は罠による誤認逮捕により、取調べ中に自殺している。それにより、検事を辞めている。
- 乾美樹:鳥越マリ(第1シリーズのみ)
- 大学医学部出身(元・医者?)。「全東京弁護士会」所属の弁護士、31期。旧姓は「ぜにや」。父は世田谷署の刑事。新聞記者であった夫と、大学2年の時に学生結婚するも、死別。父や夫の正義感を受け継ぎ、弁護士へ。事務所への採用は、父と古い友人である正国の一存である。伊津とは過去に面識あり。
- 清水真琴:五十嵐いづみ(第1シリーズのみ)
- 弁護士になったばかりの新人。夏子と同じく血の気が多い性格。
- 平林アヤ子:和泉ちぬ (第1シリーズのみ)
- 「東京若葉弁護士会」所属の弁護士、35期。家族は、夫と子供2人がいる。家庭の都合によりパート勤務。そのため、法廷に立たず、デスクワーク中心(書面作成1件に付き、歩合なしの契約)。そろばんと速記が1級、簿記2級である。
- 佐野圭子:松金よね子(第2シリーズから)
- 第2シリーズから「七人の女弁護士事務所」に入った弁護士。夫の年収は800万らしい。
- 吉野美晴:星遙子(第2、第3シリーズのみ)
- 第2シリーズから「七人の女弁護士事務所」に入った弁護士。夫は医者である。
- 香取由紀:立原麻衣(第2、第3シリーズのみ)
- 第2シリーズから「七人の女弁護士事務所」に入った弁護士。たまにめがねをかける事がある。
- 弁護士歴29年の弁護士(第1シリーズ時)。夏子を「お嬢ちゃま」と呼ぶ。正国を大恩人と慕う。
- 谷口伊津:佐藤友美
- 女性の人権問題では有名な弁護士。「第二共同法律事務所」より移籍。趣味は絵を描くこと。金沢に別れた夫(地元の県警?)と娘がいる。離婚の原因は、夫の浮気である。その相手が夫の再婚相手である。
- 夏子の父。弁護士。夏子にアドバイスを送ることがよくある。
- 伊橋健一:菊池健一郎
- 美田めぐみ:貴本亜莉紗
- 夏子らが立ち寄る喫茶店でバイトをしている。司法勉強中。
- マスター:伏見哲夫
- 岩森真理:小林こずえ
- 北川峻次:吉田次昭
[編集] スタッフ
- 脚本:長坂秀佳、橋本以蔵、ちゃき克彰、中村勝行、清水喜美子、高橋正康、沢村一幸
- 音楽:渡辺俊幸(第1シリーズ)、渡辺博也(第2,3シリーズ)
- 法律監修:新井宏明
- 広報:牧野秀幸(tv asahi)
- プロデューサー:五十嵐文郎(tv asahi)・東城祐司(PDS)
- 監督:吉田啓一郎、中村金太、新村良二、今井和久
- 技術協力:東通(第1,2シリーズ)、Swit(第3シリーズ)
- 美術/スタジオ協力:にっかつ撮影所(第1,2シリーズ)、アート・ワン(第3シリーズ)
- 制作協力:テイクシステムズ(第3シリーズ)
- 製作:テレビ朝日・PDS
[編集] 主題歌
- 第1シリーズ:『Empty Room』歌・浜田麻里
- 第3シリーズ:『夢のひと』歌・GAO
- 作詞・GAO、作曲・財津和夫、編曲・今泉洋
[編集] サブタイトル
- 第1シリーズ
- 女子大生の華麗な推理 有罪率99%の逆転法廷(1991年1月10日、2時間スペシャル)
- 美人スチュワーデス殺人! 覗かれた危険な密会(1991年1月24日)
- 古都金沢、加賀友禅殺人事件 罠に落ちた人妻(1991年1月31日)
- 新婚初夜殺人事件 疑われた花嫁の秘密(1991年2月14日)
- ママハハVS実母! 娘はどちらの手に?涙の決断(1991年2月21日)
- 美人外科医の完全犯罪! 暴かれたスキャンダル(1991年2月28日)
- 疑惑のトリカブト殺人! 密会トリックの罠(1991年3月7日)
- 極道の妻 真夜中の殺人ダイヤル(1991年3月14日)
- 美人OLレイプ裁判! 妻の知らない夫の秘密(1991年3月21日)
- 非行主婦殺人事件!(1991年3月28日)
- 第2シリーズ
- 成田離婚殺人事件! 新妻レイプの秘密(1991年10月17日)
- レイプ魔殺人! 美人OLの復讐(1991年10月24日)
- 婚約破棄殺人事件! プロポーズを2度した男(1991年11月7日)
- 不倫殺人! ラブホテルで覗かれた人妻の秘密(1991年11月14日)
- 過去からの殺人者! 離婚妻へ恐怖の匿名電話が(1991年11月21日)
- アリバイは痴漢!? 姑が覗いた別居妻の夫殺し(1991年11月28日)
- 魔性の女の完全犯罪!? 離婚殺人も怪しい罠(1991年12月12日)
- 結婚占い殺人事件! 挙式前にレイプされた娘(1991年12月19日)
- 第3シリーズ
- みちのく同窓会殺人旅行! 東北新幹線“あおば”途中下車の謎!?(1993年1月7日、2時間スペシャル)
- 産婦人科女医殺し! 家政婦が見た診察室の秘密(1993年1月14日)
- 浴室で殺された女! ビデオが暴いた完全犯罪!!(1993年1月21日)
- デートレイプ!? 密室で襲われた人妻の秘密(1993年1月28日)
- セクハラ魔殺人! 美人秘書の復讐(1993年2月4日)
- 不倫の果ての殺意 美人OLの完全犯罪!?(1993年2月11日)
- 豪邸で襲われた若妻! 離婚殺人の罠(1993年2月18日)
- 女占い師の犯罪!? 殺人を予告した女(1993年2月25日)
- 盗み撮りされた女! 殺意の女子社員寮(1993年3月4日)
- レイプ!! 狙われた美人キャスター(1993年3月11日)
- 襲われた新妻! セクハラ殺人の罠(1993年3月18日)
[編集] 新作
[編集] キャスト
[編集] ゲスト
- 第1話
- 第2話
- 第3話
- 第4話
- 第5話
- 第6話
- 第7話
- 第8話
- 第9話
[編集] スタッフ
- 原案:長坂秀佳
- 脚本:尾崎将也、旺季志ずか、田子明弘
- 音楽:仲西匡
- 法律アドバイザー:本山信二郎
- テクニカルマネージャー:説田比登志(tv asahi)
- 編成:島川博篤、長谷川主水、稲垣健司(tv asahi)
- 宣伝:川北桃子(tv asahi)
- 広報:千葉晶子(tv asahi)
- チーフプロデューサー:五十嵐文郎(tv asahi)
- プロデューサー:横地郁英(tv asahi)・布施等、遠田孝一(MMJ)
- 演出:塚本連平、今井和久、植田尚(MMJ)
- 協力:フォーチュン・テイクシステムズ・\tv asahi create・スタジオブル
- 製作:/tv asahi・MMJ
[編集] 主題歌
[編集] サブタイトル・視聴率
- 人気女子アナ空白の7分間!? 殺人生中継と盗撮の罠!! 14.6% (2006年4月13日、69分スペシャル)
- 銀座No1の女殺人!! 黒革の手帖トリック 12.7% (2006年4月20日)
- 浮気妻17時の殺人!! 出会い系サイトの罠 10.4% (2006年4月27日)
- マラソンの女王が殺人犯!? 監督とロッカー室の秘密 11.5% (2006年5月4日)
- 女弁護士の元カレは殺人犯!! 99%の証拠 11.2% (2006年5月11日)
- 新宿No.1ホストの罠 ナース三角関係殺人 12.3% (2006年5月18日)
- 狙われた日舞家元!! 花嫁が見た連続殺人 11.2% (2006年5月25日)
- スケート女王が隠した密室殺人トリック!? 女検事の罠 12.6% (2006年6月1日)
- 人気女医の完全犯罪!? 患者の遺産15億を相続 12.0% (2006年6月8日)
[編集] 放映ネット局
[編集] 旧作
- 東京都・関東広域圏 ANB〔現EX〕 テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 RAB 青森放送(第1シリーズ)→ABA 青森朝日放送(第2シリーズ以降)
- 岩手県 ?
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 ABS 秋田放送
- 山形県 ?
- 福島県 KFB 福島放送
- 新潟県 NT21 新潟テレビ21
- 山梨県 YBS 山梨放送
- 富山県 KNB 北日本放送
- 石川県 ?→HAB 北陸朝日放送(第2シリーズ以降)
- 福井県 FBC 福井放送
- 長野県 SBC 信越放送(第1シリーズ)→ABN 長野朝日放送(第2シリーズ以降)
- 静岡県 SKT 静岡けんみんテレビ〔現SATV 静岡朝日テレビ〕
- 愛知県・中京圏 NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏 ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 ?
- 岡山県・香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 YAB 山口朝日放送(1993年開局後、午後のローカル枠で放送)
- 徳島県 JRT 四国放送
- 愛媛県 ?
- 高知県 RKC 高知放送
- 福岡県・佐賀県 KBC 九州朝日放送
- 長崎県 NCC 長崎文化放送
- 熊本県 KAB 熊本朝日放送
- 大分県 ?
- 宮崎県 ?
- 鹿児島県 KKB 鹿児島放送
- 沖縄県 ?
[編集] 新作
- 東京都・関東広域圏(山梨県を含む) EX テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 ABA 青森朝日放送
- 岩手県 IAT 岩手朝日テレビ
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 AAB 秋田朝日放送
- 山形県 YTS 山形テレビ
- 福島県 KFB 福島放送
- 新潟県 NT21 新潟テレビ21
- 富山県 KNB 北日本放送
- 石川県 HAB 北陸朝日放送
- 福井県 FBC 福井放送
- 長野県 ABN 長野朝日放送
- 静岡県 SKT 静岡朝日テレビ
- 愛知県・中京圏 NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏・徳島県 ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 (未定)
- 岡山県・香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 YAB 山口朝日放送
- 愛媛県 EAT 愛媛朝日テレビ
- 高知県 (未定)
- 福岡県・佐賀県 KBC 九州朝日放送
- 長崎県 NCC 長崎文化放送
- 熊本県 KAB 熊本朝日放送
- 大分県 OAB 大分朝日放送
- 宮崎県 (未定)
- 鹿児島県 KKB 鹿児島放送
- 沖縄県 QAB 琉球朝日放送
[編集] 備考
- 野際陽子(旧作第3シリーズ1回目)と川島なお美('97年スペシャル)は、旧作のメインゲストとしてそれぞれ出演した経験がある。
- 旧作はかなり再放送もされており、今回の新作の宣伝および意識しているかは不明であるが、1997年のスペシャルは、2006年4月8日にABCテレビの『おひるのワイド120』枠で、2006年4月12日には名古屋テレビ放送の『メ~テレ劇場』で再放送された。さらに、旧作の第1シリーズから第3シリーズまで一挙に、同年4月19日から5月30日まで、兵庫県の独立UHF放送局であるサンテレビの『連続テレビ映画』枠で再放送された(但し、サンテレビでの放送では、再放送扱いにはなっておらず、新聞にも「再」という記号は記されておらず、2時間スペシャルの場合は、1時間の尺に合わせて前編・後編と分けて放送された)。また、衛星放送のCS放送局であるテレ朝チャンネルでも放送されていた。
- 新作のゲストとして、2006年6月1日の回には、トリノオリンピック金メダリストでプロスケーターである荒川静香が、釈由美子演じる藤堂真紀の大学の同級生である検事役として出演した。
- 旧作には決め台詞のようなものはないが、新作には「逃げる場所はありませんよ!」という、新作と同じ釈が主役を務める「スカイハイ」の「お逝きなさい」のようなポーズもついているものがある。釈本人も「スカイハイと同じようではあるが、割り切ってやっている」と自覚しているという。ポーズの違いとしては「お逝きなさい」では親指を立てて指差しているが、「逃げる場所はありませんよ!」では親指を立てずに指差すという、微妙な違いをつけている。
- 2006年4月から放送されていた釈由美子版は視聴率は思ったより行かずTBSの裏番組である「渡る世間は鬼ばかり」に圧倒的に差をつけられ、旧作ほど数字は取れなかった。しかし、二桁完走をしており、飛び抜けて悪いと言う事では無いといえよう(なお、次番組の下北サンデーズは一桁台と低迷して、打ち切られた)。
- 同クール時に、TBSで放映されていた豊川悦司・伊藤英明主演の「弁護士のくず」の中で、豊川演じる弁護士九頭の義娘が「弁護士になる」と宣言し、「逃げる場所はありませんよ!」と言うシーンがあり、九頭も「あれ面白いもんな~。俺もあっちに出たかったな~」とぼやいている。
[編集] 外部リンク
テレビ朝日系 木曜21時台木曜ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 次番組 | |
女の敵は男の敵 (1990.11.22 - 1990.12.6) |
七人の女弁護士 (1991.1.10 - 1991.3.28) |
芸者小春の華麗な冒険 (1991.4.11 - 1991.6.20) |
外科病棟女医の事件ファイル (1991.7.11 - 1991.9.19) |
七人の女弁護士Ⅱ (1991.10.17 - 1991.12.19) |
真夜中は別の顔 (1992.1.10 - 1992.3.28) |
大空港’92~愛の旅立ち~ (1992.10.15 - 1992.12.17) |
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