1988年全米オープンテニス
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1988年 全米オープンテニス(US Open 1988)は、アメリカ・ニューヨークマンハッタンにある「USTAナショナル・テニスセンター」にて、1988年8月29日から9月11日にかけて開催された。
目次 |
[編集] シード選手
[編集] 男子シングルス
- チェコスロバキア イワン・レンドル (準優勝)
- スウェーデン マッツ・ビランデル (初優勝)
- スウェーデン ステファン・エドベリ (4回戦)
- アメリカ合衆国 アンドレ・アガシ (ベスト4)
- 西ドイツ ボリス・ベッカー (2回戦)
- アメリカ合衆国 ジミー・コナーズ (ベスト8)
- フランス ヤニック・ノア (2回戦)
- チェコスロバキア ミロスラフ・メチージュ (3回戦)
- アメリカ合衆国 ティム・メイヨット (3回戦)
- フランス アンリ・ルコント (3回戦)
- アメリカ合衆国 ブラッド・ギルバート (2回戦)
- アルゼンチン ギレルモ・ペレス=ロルダン (3回戦)
- スウェーデン ヨナス・スベンソン (2回戦)
- エクアドル アンドレス・ゴメス (3回戦)
- スウェーデン アンダース・ヤリード (3回戦)
- アメリカ合衆国 ジョン・マッケンロー (2回戦)
[編集] 女子シングルス
- 西ドイツ シュテフィ・グラフ (初優勝)
- アメリカ合衆国 マルチナ・ナブラチロワ (ベスト8)
- アメリカ合衆国 クリス・エバート (ベスト4、不戦敗)
- アメリカ合衆国 パム・シュライバー (2回戦)
- アルゼンチン ガブリエラ・サバティーニ (準優勝)
- ブルガリア マニュエラ・マレーバ・フラニエール (ベスト8)
- チェコスロバキア ヘレナ・スコバ (4回戦)
- ソビエト連邦 ナタリア・ズベレワ (1回戦)
- アメリカ合衆国 ロリ・マクニール (3回戦)
- 西ドイツ クラウディア・コーデ・キルシュ (3回戦)
- アメリカ合衆国 ジーナ・ガリソン (ベスト4)
- アメリカ合衆国 バーバラ・ポッター (4回戦)
- アメリカ合衆国 メアリー・ジョー・フェルナンデス (3回戦)
- ブルガリア カテリナ・マレーバ (ベスト8)
- 西ドイツ シルビア・ハニカ (3回戦)
- ソビエト連邦 ラリサ・サブチェンコ (ベスト8)
[編集] 大会経過
[編集] 男子シングルス
準々決勝
- イワン・レンドル vs. デリック・ロスターニョ 6-2, 6-2, 6-0
- アンドレ・アガシ vs. ジミー・コナーズ 6-2, 7-6, 6-1
- ダレン・カーヒル vs. アーロン・クリックステイン 6-2, 5-7, 7-6, 5-7, 6-3
- マッツ・ビランデル vs. エミリオ・サンチェス 3-6, 7-6, 6-0, 6-4
準決勝
[編集] 女子シングルス
準々決勝
- シュテフィ・グラフ vs. カテリナ・マレーバ 6-3, 6-0
- クリス・エバート vs. マニュエラ・マレーバ・フラニエール 3-6, 6-4, 6-2
- ガブリエラ・サバティーニ vs. ラリサ・サブチェンコ 4-6, 6-4, 6-1
- ジーナ・ガリソン vs. マルチナ・ナブラチロワ 6-4, 6-7, 7-5
準決勝
- シュテフィ・グラフ vs. クリス・エバート (不戦勝)
- ガブリエラ・サバティーニ vs. ジーナ・ガリソン 6-4, 7-5
[編集] 決勝戦の結果
- 男子シングルス: マッツ・ビランデル vs. イワン・レンドル 6-4, 4-6, 6-3, 5-7, 6-4
- 女子シングルス: シュテフィ・グラフ vs. ガブリエラ・サバティーニ 6-3, 3-6, 6-1
- 男子ダブルス: エミリオ・サンチェス& セルヒオ・カサル vs. リック・リーチ& ジム・ピュー 不戦勝(リーチの病気による)
- 女子ダブルス: ジジ・フェルナンデス& ロビン・ホワイト vs. パティ・フェンディック& ジル・ヘザリントン 6-4, 6-1
- 混合ダブルス: ジム・ピュー& ヤナ・ノボトナ vs. パトリック・マッケンロー& エリザベス・スマイリー 7-5, 6-3
[編集] みどころ
- 女子シングルス優勝者のシュテフィ・グラフが、テニス4大大会を1年のうちにすべて制覇する「年間グランドスラム」の偉業を達成した。女子選手の年間グランドスラム達成者は、1953年のモーリーン・コノリー、1970年のマーガレット・スミス・コート夫人に続く3人目で、コート夫人以来18年ぶり。女子シングルス決勝後の表彰式には、1938年にテニス史上初の年間グランドスラム達成者となったドン・バッジも姿を見せた。
- 男子シングルス優勝者のマッツ・ビランデルは、1988年度の4大大会で全豪オープン・全仏オープンと全米オープンの年間3冠を獲得した。男子テニス界における4大大会年間3冠達成は、1974年のジミー・コナーズ以来14年ぶりとなる。ビランデルは男子シングルス決勝戦でイワン・レンドルと「4時間55分」の激闘の末、レンドルの大会4連覇を阻止し、同時に初めての世界ランキング1位になった。
[編集] 参考資料
- 国際テニス連盟発行『ワールド・オブ・テニス 1989』(英語、ISBN 0002183110、ウィロー・ブックス)
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