Sing Like Talking
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Sing Like Talking(シングライクトーキング)は、3名からなる日本の音楽バンド。青森県青森市出身の幼なじみで、佐藤と西村は幼稚園から、西村と藤田は小学校から、佐藤と藤田は高校1年からの友達。
現在の所属レーベルはユニバーサルミュージック。なお、柴田淳が彼らの音楽に影響されて音楽活動を始めたことは有名。
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[編集] メンバー
- 佐藤竹善(さとう ちくぜん<本名:たけよし>、1963年5月5日 - ) ボーカル、キーボード、ギター、作曲・作詞 青森県青森市出身 県立青森高校卒 神奈川大学法学部中退
- 藤田千章(ふじた ちあき、1963年12月26日 - ) シンセサイザー、バッキングボーカル、作詞 青森県青森市出身 県立青森高校卒 明治学院大学法学部卒
- 西村智彦(にしむら ともひこ、1964年1月25日 - )ギター、バッキングボーカル 青森県青森市出身 県立青森商業高校卒 武蔵野音楽学院中退
[編集] 来歴
- 1986年 "サウンド・コンテスト '86"に応募。グランプリを獲得
- 1987年 コカ・コーラのCMで佐藤が「I Feel Coke '89」を歌う。
- 1988年 シングル「Dancin' With Your Lies」でファンハウスよりデビュー。
- 1991年 「La La La」がTBSテレビ「世界ふしぎ発見」のエンディングテーマに起用される。これをきっかけに一般にも知名度が上がった。
- 1992年 5th アルバム Humanity オリコン3位
- 1993年 6th アルバム ENCOUNTER オリコン1位
- 1994年 7th アルバム togertherness オリコン1位
- 1995年 8th アルバム DISCOVERY オリコン3位
- 1996年 初の日本武道館公演。9th album welcome to another world オリコン4位
- 1997年 「Home Town」が青森市市制100周年のテーマソングとして使用される。
- 1998年 「あぶない刑事フォーエヴァー TVSP'98」、「あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE」にて「Firecracker」がオープニングテーマとして使用される。
- 1999年 日産のCMで「Change The World」を歌う。←「佐藤竹善 & Char」名義
- 2001年 シングル『魔力』がテレビドラマ「ビューティ7」の挿入歌として使用される。
- 2003年、佐藤がニッポン放送『そーぐちの今すぐ聴きたい!』の番組企画で、「若っ貴」という覆面歌手としてインディーズでCDをリリース。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] シングル
- 1988/09/30 「Dancin' With Your Lies」
- 1989/01/25 「Try And Try Again」
- 1989/06/25 「City On My Mind」
- 1989/11/25 「心のEvergreen」
- 1990/04/25 「Find It (In Your Heart) ~初夏の印象~」
- 1990/08/25 「Livin' For The Beat (Power Of The Beat Mix)」
- 1991/02/01 「Steps Of Love」
- 1991/04/25 「La La La」
- 1991/10/25 「With You」
- 1992/02/01 「Hold On」
- 1992/08/19 「Rise」
- 1992/11/01 「My Desire ~冬を越えて~」
- 1993/02/06 「離れずに暖めて」
- 1993/05/02 「Our Way To Love」
- 1993/11/01 「Standing」
- 1994/02/25 「Joy」
- 1994/04/27 「Together」
- 1994/08/05 「風に抱かれて」
- 1994/08/25 「Together -Remix-」
- 1995/04/26 「みつめる愛で」
- 1995/07/21 「Keeps Me Runnin'」
- 1995/11/25 「Spirit Of Love」
- 1996/06/05 「The Light Is you」
- 1996/08/01 「Speed」
- 1996/11/07 「Flame」
- 1997/05/21 「Seasons Of Change」
- 1998/03/04 「Home Town」
- 1998/08/21 「Firecracker」
- 2000/03/23 「Spirt of Love -Giant Swing Mix-」
- 2000/11/08 「One Day」
- 2001/06/20 「My True Colors」
- 2001/08/29 「魔力」
- 2002/05/29 「回想の詩」
- 2002/10/09 「A Crown UPCH-5124」
- 2003/04/23 「Borderland The love We make In The Rhythm」
- 2003/08/13 「Hello」
[編集] アルバム
- 1988/11/01 『TRY AND TRY AGAIN』
- 1989/07/25 『CITY ON MY MIND』
- 1990/04/25 『Ⅲ』
- 1991/04/25 『0 [lΛV]』
- 1992/02/26 『Humanity』
- 1992/12/02 『REUNION』
- 1993/02/25 『ENCOUNTER』
- 1994/04/27 『togetherness』
- 1995/08/02 『DISCOVERY』
- 1996/03/11 『SING LIKE TALKING REMIX』
- 1997/05/28 『Welcome To Another World』
- 1998/09/30 『SECOND REUNION -THE BEST OF SING LIKE TALKING-』
- 2000/02/26 『THE REMIX OF SING LIKE TALKING』
- 2001/06/06 『ROUND ABOUT』
- 2001/09/26 『METABOLISM』
- 2003/10/15 『RENASCENCE』
[編集] カバー曲
※SLT名義ではない。
- スターダストレビュー - 「木蘭の涙」を佐藤がコブクロとカバー。
- クリストファー・クロス - 「ニューヨークシティー・セレナーデ」を「トーキョーシティー・セレナーデ」というタイトルでカバー。
- the pillows - 「カーニバル」を佐藤がカバー。the pillowsトリビュートアルバム「SYNCHRONIZED ROCKERS」に収録。
- Skoop On Somebody - 「Amanogawa」を佐藤がカバー。
[編集] 楽曲提供
[編集] 雑記
- ライブではMCが長い。
- 佐藤がラジオ番組を持っていたとき、特に福岡県のリスナーから「竹善」でなく「筑前」と葉書に書かれていた。
- 佐藤は笑っていいともに出演するたびに、親から「遊んでないで公務員にでもなれ」と言われると愚痴られる。
- 6作目「ENCOUNTER」、7作目「togetherness」で2作連続オリコンアルバムチャート1位を獲得し、以降常に高品質な作品をリリース(5作目は3位、8作目は3位、9作目は4位)。
- 山下達郎、小田和正らとも親交が深い。特に小田の楽曲のコーラスには多数参加しており、事実上の一番弟子ともいわれる。
- 小田とは「PLUS ONE」という名のユニットで「クリスマスが過ぎても」というシングルをリリースしている。
- 20代、30代のアーティストの尊敬を圧倒的に集めている(特に、Skoop On Somebodyやコブクロとはライブで共演することも多く、兄弟分のような関係にある)。
- 邦楽、洋楽をヒップホップミュージシャンのように肩肘張らずに自然体でクロスオーバーする楽曲のアプローチのクオリティの高さ。日本屈指と称される佐藤のボーカルの力量は、日本に於いて極めて稀有である。
- シングルがあまり売れないため、一般的認知度が低い、よくいうならば玄人好みのバンドであろう。だが、最盛期のアルバムの売り上げは30万枚を突破している(8作目「DISCOVERY」が35.4万枚、9作目「Welcome To Another World」 が30.6万枚)ことから、一般的に受け入れられる余地は十分にあるとも思われる。
- "サウンド・コンテスト '86"出場時は、ビートロック全盛期で「Try And Try Again」で出場した彼らのオーディエンスの反応は、コーラスを求めてもノリが悪く、受賞は絶望的かと見られていたが、見事グランプリ。この頃から、音楽性の高さは認められていたと考えられる。