Strawberry Panic!の登場人物
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Strawberry Panic!の登場人物(ストロベリー・パニック!のとうじょうじんぶつ)は、メディアワークス刊『電撃G's magazine』の読者参加企画(原作:公野櫻子、キャラクターデザイン:真木ちとせ・たくみなむち)及びそれを原作とするコンピュータゲーム・漫画・ライトノベル(電撃文庫刊)「Strawberry Panic!」並びに、テレビアニメ「Strawberry Panic」の登場人物の一覧である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
以下、所属校別に、連載開始時からのキャラクター・本誌2005年11月号から開始されたコミック及び文庫版(正伝)から登場したキャラクターの順で掲載する。なお、アニメ版、コミック・文庫版、ゲーム版それぞれで設定が多少異なっている。
目次 |
[編集] 聖ミアトル女学園
- 蒼井 渚砂(あおい なぎさ)※誌上ゲーム及びPS2版ゲームでは苗字無し
- 4年月組。身長155cm、かに座で血液型はO型。編入生としてミアトルにやってきた。少々あわてんぼうで、ビックリするような事があるとすぐパニックに陥ってしまう。押しの強いタイプに弱くて、嫌ということが出来ない。その反面、自分が正しいと思った場合は上級生相手でも引かない強さも併せ持っている。
- アニメ版では、コミック・文庫版と異なり他校の生徒とも積極的に関わりを持つ機会が多く、特にスピカの此花光莉・南都夜々・奥若蕾とは自室で時おり開く「お茶会」を通じて親交を深めている。また、エトワール・花園静馬の別荘へ行った後に落ち込んだ際もル・リム生徒会長である源千華留の提案により、月館千代・日向絆奈たち後輩からは食べ物で元気になると納得されてしまっている子供っぽい一面もある。下級生からの人気も高く、生徒会長・六条深雪の裁定によりルームメイト・涼水玉青とのカップリングでエトワール選に出馬するが、結果発表の直前に会場へ乱入した静馬の許へ走り、棄権した。
- 声:中原麻衣
- 花園 静馬(はなぞの しずま)
- 6年雪組。身長164cm、いて座で血液型はA型。学園No.1の美貌を持つスター。桃山時代から続く名家の出身。学業・スポーツとも優秀だが気まぐれな性格で、拘束されることを嫌う。下級生にちょっかいを出すのが趣味だが、非常に飽きっぽいプレイガールでもある。編入したばかりの渚砂に興味を抱くのだが……。日舞指導会所属。
- コミック・文庫版では前年度のエトワール・エネだが、再選を果たすべく渚砂とエトワール選に出馬するも故・桜木花織との悲話を美談として語り継ぐ校内勢力の反感が渚砂に向けられたことで思い悩み、2回戦終了後に海外留学を決意してエトワール選を棄権する。
- アニメ版では諸事情により2年前からエトワールの地位に留まっている。しかし、三校合同の公務をすっぽかすのが日常茶飯事になっており、そのことがエトワール奪還に燃えるスピカ生徒会のミアトル攻撃材料になっている。生徒会長・深雪の裁定でミアトル代表としてエトワール選に出馬することになった渚砂と玉青のダンス指導を頼まれ、思い悩んだ末に引き受ける。その後はエトワール選当日まで平静を保っていたが、結果発表直前に投票会場へ乱入し、映画「卒業」のダスティン・ホフマンのように渚砂を会場から連れ出してしまう。
- ゲーム版にはエトワールという制度自体が存在しないため、それに伴って前または現エトワールの経歴・肩書はなくなっている。教室や寮の部屋まで気軽に主人公を誘いに来たり、また体育祭などの学校行事でも周りを気にせず主人公と共に食事をするなど、誰もが羨望の眼差しを向ける学園のスターという訳ではないようだ。また、読者参加企画時代の設定を踏襲していることからエトワールや故・桜木花織にまつわるエピソードが無いことも有り、公務をすっぽかしたり気まぐれに下級生をたぶらかすような行動は取らず、常に優しい笑顔を見せる面倒見の良いお姉様になっている。
- 声:生天目仁美
- 月館 千代(つきだて ちよ)
- 1年花組。身長142cm、うお座で血液型はA型。図書委員。臆病で泣き虫な性格だが、やるときはやる意志の強い少女。愛称は「ちよまる」。真面目で慎重な努力家だが、本人はいじられやすいのを気にしている。園芸部・ESS(英語研究会)所属。
- アニメ版では、渚砂と玉青のお部屋番。「お茶会」参加者の1人でもあり、他校ながら同学年である奥若蕾に冷やかされて動揺する場面が多い。
- 声:斎藤千和
- 涼水 玉青(すずみ たまお)
- 4年月組。身長162cm、しし座で血液型はAB型。渚砂の同級生で、編入してきた渚砂に積極的に接し、友達一番乗りを果たす。物でも人でもお気に入りをいじって遊ぶのが好きで、渚砂にはその傾向が強いがコミック・文庫版では渚砂のリアクションを楽しむことに重点を置いているようにも取れるのに対し、アニメ版では「渚砂ラブ」な面が強調され「知世属性」に磨きがかかっている。また、コミック・文庫版では実家(涼水リゾートグループ)に何か問題が有るらしく「あんな家」と蔑んでいるが、アニメ版では一時たりとも渚砂と離れたくないと力説しながらも1日だけ実家へ帰省している。文芸部所属。
- アニメ版第15話で学園祭の三校高等部合同演劇「カルメン」の脚本を執筆。その出来映えは生徒会長・深雪に絶賛された。それ以降、深雪からは特に信頼されており、裁定によりミアトル代表として渚砂とのカップリングでエトワール選に出馬。スピカの鳳天音・此花光莉と甲乙付け難い名勝負を演じるが、静馬が結果発表直前に投票会場へ乱入したことで渚砂の本命がやはり自分ではないことを悟り、渚砂を送り出す。
- 声:清水愛(アニメ・ドラマCD) / 沢城みゆき(ゲーム)
- ※誌上ゲーム「エトワール編」では、渚砂と玉青のカップルがエトワールに選ばれた。
- ※キャスティングの経緯 - 当初はアニメ版も沢城みゆきが起用される事になっていたが、彼女のスケジュールの調整がつかなくなった関係で、アニメ版では絆奈役が決まっていた清水愛が急遽起用される事となった[1]。
[編集] コミック化以降からの登場人物
- 六条 深雪(ろくじょう みゆき)
- 5年(アニメ版では6年)花組。ミアトル生徒会会長。歴史ある旧家の娘で、「六条院の姫君」と呼ばれている。策略家で、物の怪を操れると噂が立つほど恐れられている存在。しかしアニメ版では、ミアトルに入学したばかりで、いちご舎に入舎して間もない頃、ホームシックにかかり夜な夜な泣き、静馬と同じ布団で寝ていた過去を持つ。静馬と故・桜木花織の逸話における当事者であり、花織の遺書を発見したことにより生涯、静馬を支え続ける決意をする。
- 公私の分別が徹底しており、三校合同行事のたびにエトワール選と絡めて無理難題を吹っかけるスピカ生徒会長の冬森詩遠と衝突することが多い。一方、ル・リム生徒会長である源千華留との関係はコミック・文庫版とアニメ版では温度差があり、コミック・文庫版では鋭く牽制し合う関係であるのに対してアニメ版では比較的良好な関係で描かれている。
- 声:野田順子
- 竹村 千早(たけむら ちはや)
- アニメ版のみ登場。4年月組。料理部所属。渚砂・玉青と同じクラスで、いちご舎では隣の部屋。「お茶会」にもたまに参加。
- 声:近江知永
- 水島 紀子(みずしま のりこ)
- アニメ版のみ登場。4年月組。弓道部所属。千早と同室だが、年に1回決まって大喧嘩をする。千早と同様「お茶会」にもたまに参加する。
- 声:阿部玲子
- 東儀 瞳(とうぎ ひとみ)
- 6年生。静馬のとりまき。コミック・文庫版では、渚砂に静馬と故・桜木花織の逸話を打ち明ける。
- 声:片岡あづさ
- 狩野 水穂(かのう みずほ)
- 6年生。静馬のとりまき。コミック・文庫版では、静馬と共に前年度のエトワール。
- 声:河原木志穂
- 水無瀬 佐希子(みなせ さきこ)
- アニメ版のみ登場。5年生。生徒会副会長。
- 声:大浦冬華
- 高倉 瑞貴(たかくら みずき)
- アニメ版のみ登場。4年生。生徒会書記。将来の生徒会長候補と目されているらしい。
- 声:岡嶋妙
- 鞠子谷 愛子(まりこや あいこ)
- 文庫版のみ登場。生徒会書記。過去の生徒会資料からスピカの候補者に関する重要資料を発掘する。
- 五百旗 紅葉(いおはた もみじ)
- 文庫版のみ登場。4年月組。渚砂・玉青の同級生で、自校・他校を問わずゴシップ好き。
- 桜木 花織(さくらぎ かおり)
- 故人。その存在は半ば神格化されており、ミアトルでは「レディ静馬と花織の愛を伝える会」が結成されている。なお、コミック・文庫版とアニメ版で年齢設定やキャラクターデザインが異なっている。
- コミック・文庫版:3年雪組(静馬の1学年下)、髪型は腰まで伸ばしたストレートヘア。静馬に対する二人称は「静馬お姉様」。
- アニメ版:2年(渚砂・玉青と同学年)、髪型はセミショートをピンク色のリボンで束ねる。静馬に対する二人称は「静馬」。
- 生前に静馬と相思相愛の関係であったと言う基本設定は共通。アニメ版では、余命が長くないことを悟り静馬と共にエトワール選への出馬を切望する。その結果、見事にエトワールの地位を射止めるが戴冠式で三校の生徒一同が見守る中、病に倒れた。以後、カデットは2年間にわたり空席となっている。
- 入学時、本来ならば玉青と同室になるはずであったが不治の病に冒されており、特例により個室を使用していた。エトワール選出馬を決意した頃には人工透析を必要とするほど症状が悪化し、エトワール就任から日を置かずにこの世を去る。そうした事情により、玉青は入学から渚砂が編入するまでの3年間、ルームメイトがいない状態が続いていた。
- 声:岩村琴美
- ※やるドラシリーズ「雪割りの花」のヒロインと同姓同名だが、関連性は恐らく無い。
[編集] 聖スピカ女学院
- 此花 光莉(このはな ひかり)※誌上ゲーム及びPS2版ゲームでは苗字無し
- 3年アン組。身長152cm、おとめ座で血液型はA型。近所でも評判の美少女で、両親が悪い虫から守るためにスピカに編入させた。なお、編入時期はコミック・文庫版では3年次編入であるが、アニメ版では第5話において2年次編入と説明されている。何でもそつなくこなす優等生で、美しいものが好き。
- コミック・文庫版では編入直後に学院のスターである鳳天音とエトワール選に出たことで多くの生徒に妬まれ、苦境に陥った果てに密会現場を突き止められて失格。天音と共に駆け落ち同然でスピカを去るが、ある人物の差し金により劇的な帰還を果たした末にエトワールの地位を手にする。
- アニメ版では「お茶会」参加者の1人で、渚砂たちとも親交が有る。様々な紆余曲折を経て、多くの生徒が見守る中で天音のエトワール選出馬宣言に立ち会うが一時は天音の落馬事故により出馬が危ぶまれる事態に陥る。しかし、ルームメイトの夜々たちに支えられ、また自身の献身的姿勢によりその危機を乗り越えスピカ代表としてエトワール選に出馬。その結果、見事エトワールの地位を手にする。
- 声:松来未祐
- 鳳 天音(おおとり あまね)
- 5年トロワ組。身長172cm(自称は169cm)、みずがめ座で血液型はB型。白馬・スターブライトを駆る姿の美しさはスピカ全生徒の憧れの的となっており、通称「プリンス」。学院5大スターの筆頭。武道宗家の一人娘という出身のためかかなり男前な性格だが、実はシャイで自称ノーマル。乗馬部所属。
- コミック・文庫版では剣城要をカデットに立てる生徒会の提案を蹴って光莉を指名するが、それが基で校内に不協和音を発生させた末に天音を憎悪する帰国子女・草薙真筝に密会の現場を突き止められて糾弾され、光莉と共に駆け落ち同然でアストラエアの丘を去るが、ある人物の差し金により劇的な帰還を果たし復権。他の候補者が揃って棄権したことにより、エトワールの地位を手にする。
- アニメ版では、詩遠の再三にわたる出馬要請にも決意を固められずにいたところ静馬に背中を押され、要に挑まれた決闘を制したことで多くの生徒が見守る中、光莉をパートナーにエトワール選出馬を決意。しかし、出馬宣言を直前に控えた乗馬の練習中に落馬事故で記憶障害を起こしてしまい、出馬が危ぶまれる事態に陥ってしまう。その後、光莉の献身的な姿勢に心を打たれて記憶を取り戻し彼女と一夜を過ごし、無事にスピカ代表としてエトワール選出馬。その結果、スピカの悲願であったミアトルからのエトワール奪還を実現する。
- ゲーム版では学院5大スターの設定やプリンスの呼び名はなく、静馬と同じく魅力的な一上級生という形で描かれている。主人公に対しては控えめな口調ながらも積極的に誘いをかけてくるなど、アニメ版やコミック・文庫版に比べて大きく性格が異なるキャラクターの一人である。
- 声:甲斐田裕子
- 奥若 蕾(おくわか つぼみ)
- 1年ドゥ組。幼稚園から生え抜きのスピカ生。明るい積極的な人懐っこい性格で、上級生からの人気も高い。コミック・文庫版では詩遠の「秘蔵っ子」であり、新入生ながら書記に抜擢されるが少し早とちりなのが弱点。コミック・文庫版ではテニス部、アニメ版では聖歌隊所属。
- アニメ版ではツンデレ系キャラになっており、第5話の初登場時には光莉が目当てで聖歌隊に入ったことを夜々に冷やかされてムキになりながら反論していた。最終話ではエトワール選に出場した光莉の応援には行かず自室で待機していた夜々に付き合っているあたり、実は光莉でなく夜々が本命であるように取れる。「お茶会」参加者の1人。
- ゲーム版では明るく人懐っこい性格が健在で、好きな人にはつい抱きついてしまうという癖を持つ。コロコロ変わる表情が、彼女の明るい性格をより引き立たせている。
- 声:野川さくら
- 南都 夜々(なんと やや)
- 3年アン組。光莉の同級生で、大企業の令嬢。中学生ながら高級ホテルや革系アイテムが似合う魔性の女……なのに女の子にしか興味がもてない真性百合。聖歌隊所属。
- アニメ版では光莉・蕾と共に「お茶会」参加者の1人。天音の次期エトワール選出馬阻止を画策する要と桃実に煽られる形で光莉の唇を強引に奪い、関係が冷え切ってしまうが渚砂と玉青の仲介により和解。その後も互いに距離を置く関係が続いていたが、最終的には天音と光莉のエトワール選出馬を暖かく送り出す。
- ゲーム版では主人公の選択によって、光莉とは「同級生」・絆奈とは「お姉様と妹」・渚砂とは「妹とお姉様」という三通りのシチュエーションを楽しめる唯一のキャラクターである。
- 声:桑谷夏子
[編集] コミック化以降からの登場人物
- 冬森 詩遠(とうもり しおん)
- 5年(アニメ版では6年)ドゥ組。スピカ生徒会会長。その風貌やクールな振る舞いから「雪の女王」と呼ばれているが、結構熱くなりやすい性格。エトワールの座をミアトルから奪還することに執念を燃やしており、天音をエトワール選に出馬させるべく額に汗して様々な工作を試みるが、自校生徒会すら固め切れず七転八倒している。
- 文庫版では額が特徴的であることを示す描写が存在するが、アニメ版では第15話で太陽の光を反射させるなど必要以上にその額が強調されているのを始め、コミック・文庫版のような毅然とした態度よりも周囲に媚びる小物ぶりを強調する三枚目的な描写が多くなっている。もっとも、第16話で要と桃実を押さえ込んだ場面のように例え自校の生徒でもスピカの権威を傷付ける行動に対しては容赦が無いが、泊り込みで天音達の看病に付き合うなど面倒見も良い。そして、最終話ではスピカの悲願であるミアトルからのエトワール奪還を実現する。
- 声:氷青
- ※アニメ版前半のスタッフロールでは「詩音」と表記されていたが(今なお、アニメ版公式サイトでは「詩音」と表記されている)、後半より「詩遠」に訂正されている。また、G's2006年10月号掲載のアニメ版設定資料集でも「詩遠」と表記されている。
- 剣城 要(けんじょう かなめ)
- 4年(アニメ版では5年)ドゥ組。学院5大スターの1人。浅黒い肌で、男性的な雰囲気を持つ。天音同様「男役」。しかし天音への憧れは大きく、かつては親衛隊の隊長も務めた天音ウォッチャー。アニメ版では、桃実と同様にコミック・文庫版と設定やキャラクターデザインが異なっている。
- コミック・文庫版:浅黒い肌とハッキリした顔立ち、長髪を束ねて左肩の側から垂らしている。天音よりも中性的~男性的。
- アニメ版:色白の肌で、髪型はショートカット。天音同様に中性的。5年生、生徒会副会長。
- アニメ版では天音に対するあてつけから、天音のエトワール選出馬を阻止すべく桃実と共に様々な策略を弄する。その一環で度々、光莉を口説き落とそうと試みるが第22話で光莉の反論に遭い、思い悩んだ末に天音と最後の決着を付けるべくテニスで勝負を挑んで入学以来の天音に対する思いの丈を全て打ち明ける。そのことが原因で一度は桃実と破局するが、不測の事態により危ぶまれていた天音のエトワール選出馬を見届けた後に復縁した。
- 本人曰く「口下手」で、非常に難解な言い回しを多用するのが特徴。特に、第13話の光莉に対する口説き文句は視聴者に強烈なインパクトを与え、その時のフレーズから「地球温暖化」の別名を与えられるなどファンの間では「お笑い系」キャラ扱いされていた。声優陣の間ではことごとく「天然」と言われ続けている。
- 声:木下紗華
- 鬼屋敷 桃実(きやしき ももみ)
- 5年アン組。スピカ生徒会副会長(アニメ版では書記)。学院5大スターの1人。縦ロールの髪型が特徴で、キャピキャピした性格。アニメ版では、要と同様にコミック・文庫版とキャラクターデザイン等が違う。
- コミック・文庫版:縦ロールの髪型と日本人離れした派手さ、キャピキャピした性格、生徒会副会長
- アニメ版:ストレートヘアに小さなツインテールのアクセント、策略家、生徒会書記
- アニメ版では同室の要と共に様々な策略を弄し、生徒会長である詩遠が本命視している天音の次期エトワール選出馬を阻止する為に暗躍していたが、天音と要の決闘において要の本命が自分ではなかったことを知り、破局するが一時は危ぶまれていた天音のエトワール選出馬を見届けた要から復縁を求められ、桃実もこれを受け入れた。
- ファンの間では第7話の要の台詞から「ミツバチ」の別名で呼ばれることもあり、要と同様にお笑い役扱いされたり腹黒扱いされたりしていた。
- 声:後藤沙緒里
- 草薙 真箏(くさなぎ まこと)
- コミック・文庫版のみ登場。ロシア・サンクトペテルブルクに聖スピカ女学院小学部卒業とともにバイオリニストを目指すため留学していた帰国子女。ペンフレンドの千華留にエトワール選の関係でスピカが割れていることを聞き、かつてスピカから輩出された伝説のエトワールの異母妹である威信と名誉に賭けてエトワール選に参戦するため、急遽帰国した。
- 天音とは違い、小柄だが華やかな性格。帰国早々から派手なパフォーマンスで注目を浴び、生徒からは一気に人気を得る。そして、天音の排除に成功した後でル・リムの白檀籠女をカデットに指名し、史上初の複数校カップルでエトワール選に参戦。一気に台風の目となるが、天音と光莉の失踪と言う不測の事態に動揺したことに加えカデットの籠女から嫌われたことで急速に支持を失い、天音と光莉の劇的な帰還を見届けた後に棄権。異母姉が暮らすウィーンへ旅立った。
- 草薙 雅姫(くさなぎ まさき)
- コミック・文庫版のみ登場。真箏の異母姉。9年前にスピカから輩出された伝説のエトワールで、その栄誉を讃え「永世エトワール」の称号を授かっており、現在も「スピカ5大スター」の1人に数えられているが駆け落ちの末に男と結婚し、卒業前にスピカを中退した経緯から平時はその名を口にすることが憚られている。
[編集] 聖ル・リム女学校
- 日向 絆奈(ひゅうが きずな) ※誌上ゲーム及びPS2版ゲームでは苗字無し
- 2年B組。身長148cm、おうし座で血液型はB型。年齢に比べると幼い性格でちょっとおてんば。そんな性格ゆえか編入してもオドオドせずに明るく振舞うので、たちまち学校の人気者に。お菓子や玩具が大好きなお子チャマ。変身部所属。そして、聖ル・リム女学校Z組(芸能科)候補生。
- アニメ版では、編入に関する説明は特に無い。また、傍から聞いていると意味不明な籠女の発言を理解することが出来る貴重な人材でもある。
- 声:清水愛(アニメ・ドラマCDでは二役)
- 源 千華留(みなもと ちかる)
- 5年A組。身長161cm、てんびん座で血液型はAB型。「ル・リムの聖母」の異名を持ち、落ち着いた雰囲気と優しげな言動で人気の生徒会長。妄想癖がある少しトンでる性格だが、その実かなりの策士家で裏リーダー的な存在にに見られる場合もあり、「アストラエアの影の女帝」とも呼ばれる。自分の気に入った娘に好みの服を着せて観賞するのが趣味で、変身部(実質的にはコスプレ部)を立ち上げて主に中等部の生徒を勧誘している。書道部所属。ル・リムに芸能科(聖ル・リム女学校Z組)を作ろうと画策している。
- コミック・文庫版では詩遠・桃実らスピカ生徒会幹部と公私共に付き合いが長く、暗に天音のエトワール選出馬をアシストしたり真箏を煽ってエトワール選乱入を促すなど(当然、後で梯子を外すことを前提に)スピカ寄りの姿勢を見せるが、アニメ版では初対面の時から一貫して渚砂に対して好意的に接しており、深雪ともコミック・文庫版のように鋭く牽制し合う場面は無い。その一方で、エトワール選出馬直前に天音の記憶障害で思い悩む光莉の相談にも乗るなど、中立を保っている。
- アニメ版では生徒会長・変身部長だけでなく秘密部(探偵部?)長を兼任しているが、各部の主要メンバーは「生徒会の中等部メンバー=変身部=秘密部」である。また、シリーズ中では「クッキー同好会」や「一番乗り部」「喫茶部」などを思い付くたびに立ち上げている。演技力には定評があり、学園祭の合同演劇「カルメン」では誰もが静馬(ドン・ホセ役)を本命視していた中、主役のカルメンに抜擢されたが本番中のアクシデントにより負傷してしまう(要と桃実が天音の靴に細工をし、バランスを崩した天音をかばって足をくじいた。劇自体は、渚砂を代役に立てて続行)。
- また、ドラマCD(設定はアニメ版に準拠)第3巻では2年の頃にスピカ乗馬部の天音と親しくなるが、部長(声:大原さやか)から交際を禁じられたと言う逸話が明かされている。但し、千華留が名乗らなかったため天音はこの時のル・リムの女生徒が千華留であることは知らず、カルメンで共演した際も気付かないままでいたことになる。
- ゲーム版では変身部という設定は存在しないが、本人がコスプレを披露するなど「変身好き」と言う設定は生かされている。
- 声:中島沙樹
- 白檀 籠女(びゃくだん かごめ)
- 1年C組。身長141cm、さそり座で血液型はB型。この歳まで学校に通った事がないという箱入り娘。イギリスに長く滞在しており、ダンスがかなり上手。大切なお友達という熊のぬいぐるみ(アニメ版での名前はパーシヴァル)といつも一緒にいる。機械と計算が苦手で、優しいお姉さまが大好き。大好きなお姉さまの絆奈を追いかけて変身部へ入部。聖ル・リム女学校Z組候補生。
- コミック・文庫版では同じ帰国子女であるスピカの真箏と史上初の複数校カップルを結成し、エトワール選に中途参加する。1年生ながらル・リム生の間では既に「ル・リムの眠り姫」の異名を囁かれており、そこからも彼女の魅力の高さが伺える。
- アニメ版では手先が非常に器用で、一人で大きな砂の城を作ったり指相撲で学園祭の三校中等部合同演劇「ロミオとジュリエット」のロミオ役を親指一本で勝ち取ったりしている。また、駆け足も非常に速い。第8話から渚砂に対して好意を向けており、コミック・文庫版のように絆奈を慕う描写は見られない。
- ゲーム版ではアニメ版やコミック・文庫版に比べてかなり積極的に喋るようになっており(ゲームという形式を考えれば当然であるが)、また恋愛面でも主人公を驚かせるような発言をしたりとまた違った一面を見せている。
- 声:福井裕佳梨
- 夏目 檸檬(なつめ れもん)
- 2年B組。絆奈の同級生で、お嬢様学校の中ではどちらかといえば庶民派。それゆえに有名な先輩の前に出ると真っ赤になって上手く口をきけない小心者だが、本当は一途な頑張り屋。美術部所属。文庫第2巻で変身部に入部。聖ル・リム女学校Z組候補生。
- アニメ版、コミック・文庫版においては千華留や絆奈・籠女に比べて印象が薄くなってしまっているが、ゲーム版においては絆奈を主人公に選んだときのみヒロインの中で唯一、主人公と同じ部屋に同居できる役回りを担っている。
- 声:宮崎羽衣
[編集] コミック化以降からの登場人物
- 加賀野井 小百合(かがのい さゆり)
- アニメ版のみ登場。5年生。生徒会副会長。現在は公務以外で千華留と行動を共にすることは無いが、過去には千華留の部活動メンバーだったこともある。
- 梅小路 あやめ(うめこうじ - )
- アニメ版のみ登場。5年生。生徒会書記。小百合と同様、現在は公務以外で千華留と行動を共にすることは無いがやはり千華留の部活動メンバーだったこともある。
[編集] 生徒以外の登場人物
- 浜坂 瑞枝(はまさか みずえ)
- アニメ版のみ登場。ミアトル所属のシスターで、いちご舎の寮母(全棟の寮母を兼ねているのか、各校棟別にそれぞれ寮母がいるのかは不明)。
- 声:山像かおり
- シスター・カリナ
- 文庫版のみ登場。スピカ所属のシスターで、風紀担当。
- シスター・マリア
- 文庫版のみ登場。スピカ所属のシスター。
- シスター・藤井( - ふじい)
- 文庫版のみ登場。舎監を務めており、非常に厳しい性格であることから生徒達に恐れられている。所属校は不明。
- 大崎先生(おおさきせんせい)
- ミアトル4年月組の担任。同校のOG。
- 声:柳沢真由美
- 源 千妃絽(みなもと ちひろ)
- 文庫版のみ登場。聖ミアトル女学園理事長で、ル・リム生徒会長の千華留は娘だが親子の仲は良好ではない。
[編集] 脚注
- ^ 参考リンク「玉青役の声優について」を参照のこと。
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