あっちこっち丁稚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あっちこっち丁稚(あっちこっちでっち)は、1975年から1983年まで朝日放送で製作され日曜の昼に放送されたテレビ番組。
スポンサーは大正製薬一社提供だったが、末期は大正製薬と白元・第一興商等を含んだ複数社提供となる。
日曜笑劇場の第1回作品。日曜笑劇場シリーズの最長番組である。2002年には、「間寛平芸能生活30周年」を記念したリメイク版(『帰ってきたあっちこっち丁稚』)が放送された。
[編集] 内容
- 大正時代の大阪が舞台で、カステラの老舗「月華粋 木金堂」の丁稚らが騒動を起こす。
- 上方コメディー草分けの、毎日放送制作「番頭はんと丁稚どん」のパロディーといわれている。
- 芝居の最後には、「伝次郎」という名前のセントバーナード犬の実物大着ぐるみキャラが出てくる(中の人は「さんまのまんま」の「まんま」と同じ)。なお、その着ぐるみは、現在も着ぐるみ製作会社で大切に保存されている。リメイク版でも出演し、多くのファンから拍手喝さいを浴びた。
[編集] 出演者
- 木松(丁稚):木村進
- 寛松(丁稚):間寛平
- 利松(丁稚):坂田利夫
- 旦那さん(婿養子で気弱):前田五郎
- 御寮さん(ヒステリック:ビンタの時は本当に叩いてた):山田スミ子
- 大番頭:谷しげる→花紀京
- 中番頭:伴大吾→室谷信雄
- 隣のご隠居:井上竜夫
- 伝次郎とともに登場。
- 隣の若旦那:浜裕二
- 赤フン男:木村明→三瓶(リメイク版)
- 御寮さんが旦那さんや3人の丁稚たちに対して「あかんって言うてるやろうがわからんのか~!」とキレた直後に登場。舞台の上手から出てきて、平泳ぎのポーズをしながら下手へと去っていく。時には、御寮さんにビンタを食らわされたこともある。また、夏休み時期などには、赤フン姿の子供たちを引き連れて登場したこともあった。(「夏休み子供赤フン大会」、リメイク版でも) 余談だが「あかん=赤フン」と言う駄洒落から来ている様だ。リメイク版では三瓶が演じたが去っていく前に「三瓶で~す」とギャグを放った。