井上竜夫
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井上竜夫(いのうえ たつお、本名 井上龍男、1941年11月8日-)は、吉本興業大阪本社に所属し、主に吉本新喜劇に出演する日本のお笑いタレント。兵庫県尼崎市出身。尼崎市立尼崎産業高等学校卒業。愛称は「竜爺」。2006年3月18日放送の、小籔千豊が司会の新喜劇芸人暴露トーク番組で、プライベートでも芸に劣らないボケをかましていることが明らかになった。
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[編集] 芸歴
- 1959年、高校在学時に松竹新喜劇・曾我廼家五郎八の元に入門。翌年、道頓堀中座にて初舞台を踏んだ。その後1963年、吉本新喜劇入団。一時は同じ新喜劇団員の谷しげると漫才コンビ「ざ・どっきんぐ」を組んだこともあったが、自分に合わないと感じ、結核で長期の入院を強いられたこともあって解散、新喜劇に復帰。1989年の劇団員リストラ「新喜劇やめよッカナ?キャンペーン」を乗り越え、再び新喜劇団員として雇用された。キャラの濃い人間だらけの中で、舞台の“癒し系”を演じる。
- 最近の役柄は、和服姿で足元がおぼつかないおじいちゃん役(竜じいと呼ばれる)が多いが、時にスーツを着て「会長」「社長」役を演じることがある(それらの役柄の場合はカツラを付けている場合が多い。なお、地毛は年の割にフサフサでリーゼントのようになっている。本来の見た目は実年齢より若く見える)。変わったところでは、悪役(西科仁との当たり屋)、訳ありの従業員、大天使役など。カツラは河童の頭のようなカツラをかぶるが、稀にオールバックのようなカツラをかぶることもある。しかし、カツラが違っても、役柄、ギャグに変化はない。
- よしもと新喜劇の「セカンド・ラブ」(NGKタイトル「老人ホームはスイートホーム」)ではギャグを一切封印して、無口な画家役を演じた。
[編集] ギャグ
- 「おじゃましまんにゃ~わ」
- 「ただいまで、おまん~にゃわ~」
- 「では、失礼しまんにゃわ」
- 「おはようで、おまん~にゃわぁ~」
- 来た用事を聞かれ「あれ、何やったっけ、ハハ、思い出せんわ、あ、あぁ~あぁ~あぁ~あぁ~あぁ~あ、あ、そうそうそうそうそうそう、え?なに?あ、あぁ~あぁ~あぁ~あぁ~あぁ~、あ、ちゃうわちゃうわちゃうわ(この際違うんかいっと突っ込まれる)お~お~、傑作や、ホッハッハッハッハッハッハ、はぁ~あ、ぁ~、ZZZ」(と、寝たふりをし「寝んな!」とつっこまれ)「三途の川や~」「きれいなお花畑やったなあ」
- (烏川・川畑など)「渡ったらあかんあかん」
- (辻本)「渡ってしまえ」「レッツゴー」
- (小籔)「渡り~~」「やっぱり渡り~」「~してから渡って!終わったらナンボでも渡ってええから」
- (内場)「お爺ちゃんわたろっ~」
- (安尾)「あぁ~っもうっ渡ろっ?」「渡りましょ」
- 突かれると転んでいって半倒立し、「助けてくれ」
- 共演者:「はいはい、(肛門を3回指で突き刺す)ダダダ」
- 竜ジイ:「あ~、久しぶりの快感」
- 共演者:「なに言うてんねん!」
- どこかへ移動しようとするとき、突然足が固まったふりをする。その後なんとか動こうとして足を引っ張る動作を「ん~~~~このクソボケカスミソクソ....よいとせの、こらせの、どっこいさのせ~」などとかけ声と共に行う。そして「ああ、ええ運動になった」と発言して何事もなかったかのように普通に歩いていく。
- (共演者に「しっかりしてくださいよ」と言われた後)「しっかりでけたら、うっかりせんわい」
- 吉田ヒロから「桃屋のおっさんや!!」とイジられる
老人に実際ありがちなボケ
- 「この鉢(8)洗っといて」「ななはどうしたら?」「数字ちゃう!」
- 寝かされている患者の上に座り、「(患者がいるのは)下や!」「え?」「下や!」「べぇ」と舌を出す
- 医者役の時、聴診器を逆に付けて「手遅れや。息してへん」「それつけるとこ逆や!頼むでほんまに!!」
- (共演者に「このおっさん、ボケとるな」と言われた時)「誰がボケてるんじゃ」
[編集] TV・舞台
[編集] エピソード
- 自分のスーツに火のついたタバコを入れたままにして出演し、スーツが燃え楽屋が煙だらけになった事があり、その時「火事や、火事や」と一番慌てていたのは井上本人だった。さらに騒ぎの収まった後、「俺のスーツどこ?」と周囲に聞いて回った。
- 飛行機でパーサーが飲み物の注文を取りに来たとき、「シチュー」と言ったところ、はぁ?という顔をされ、隣の席の内場勝則が「それ、スープちゃいますの」と慌てて小声で聞くと「ああ、そう、スープ。俺シチュー嫌いやったんや」と言った。
- 披露するギャグをすべて忘れて、素で芝居をしてハケたことがある。
…など、枚挙にいとまがない。