えびすボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

えびすボウルは、関西学生アメリカンフットボール連盟とXリーグ・ウェストディビジョンのオールスターマッチとして毎年1月に行われるアメリカンフットボールのボウルゲームである。

[編集] 概要

前身は1954年に創設された「阪急西宮ボウル」のメインゲームであった東西対抗大学オールスター戦。その名のとおり西宮スタジアムで毎年6月下旬に行われ、関東・関西の主力選手が多数出場し、長らく定着していた。ファンにとっても秋季リーグ戦の注目選手を見つけ出す場として人気があった。

しかし、2002年で西宮スタジアムは営業を終了し、西宮ボウルも第48回を以て終了。2003年度からは開催時期を1月に移して、関西学生リーグとXリーグ・ウェストディビジョンのオールスター対抗戦として神戸市（2004年は神戸ウイングスタジアム、2005年（2004年度）以後は神戸市王子スタジアム）で開催。大会名もこの時期の十日戎にちなみ「えびすボウル」とされ、実質的なシーズン最終ゲームの位置づけになった。この対戦形式は基本的には同じく西宮スタジアムで2002年まで7月初旬の平成ボウルの翌日に行われていた「グッドウィルボウル」のものを継承しているが、関西学生オールスターの選出については（１）チームスタッフも含めて原則4年生から選抜（2）Div.2およびDiv.3のチームも選抜対象、と若干変更されている。また、西宮ボウルの後継ボウルゲームとなったことで、通産の実施回数も西宮ボウルとしての実施分を合算している（第1回えびすボウルは通算で第49回に相当）。2005年の第50回大会は日本代表チームメンバーの選考ゲーム（西日本分）も兼ねた。