なごり雪
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『なごり雪』(なごりゆき)は、元かぐや姫の伊勢正三が作詞・作曲した楽曲。現在では学校などでも歌われている。
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[編集] 概要
伊勢正三がプロになって最初に作曲した曲である。
1974年のかぐや姫のアルバム「三階建の詩(うた)」に収録された伊勢正三作詞・作曲の2曲のうちの1曲(もう1曲は『22才の別れ』)、翌1975年、イルカの歌でシングルとして発売され大ヒットした。
第56回NHK紅白歌合戦の「スキウタ」アンケートで白組18位にランクインされた。
イルカのカバーによって女性の歌うフォークソングの代表曲のように扱われるが、歌詞の一人称は「僕」であり男性の目線から歌った歌である。
[編集] カバー
- 1975年、イルカがシングルとして発売。結果的に最も知られた「なごり雪」となる。
- 1999年、LIFE RECORDERSがカバー。(アルバム「東京の空」に収録)
- 1999年、結城比呂がカバー。(アルバム「時の断層」に収録)
- 2000年、七緒香がカバー。(アルバム「はじまりのうた」に収録)
- 2002年、伊勢正三がセルフカバーとして『なごり雪』を発売。(映画「なごり雪」オリジナルサウンドトラック)
- 2002年、イルカがセルフカバーとして『なごり雪 2002年バージョン(&韓国語バージョン)』を発売。(韓国語バージョンは映画『チルソクの夏』に使われたもの)
- 2003年、ビリケンが『nagoriyuki』としてカバー。
- 2003年、JINDOUがカバー。
- 2003年、What's Love?がカバー。(アルバム「」に収録)
- 2005年、平原綾香がカバー。(アルバム「From To」に収録)
- 2006年、徳永英明がカバー。(アルバム「VOCALIST 2」に収録)
- 2006年、ムック がカバー。(アルバム「Cover Parade」に収録)
他にも様々なアーティストたちがカバーしている。
[編集] 映像作品
2002年にはこの曲をモチーフに大林宣彦監督が大分県臼杵市でロケを行い映画化された。翌年2003年には佐々部清監督が映画チルソクの夏内で韓国語バージョンを使用。同歌は作中でも重要な役割を占めた。
この2つの映画は主に大林監督の『なごり雪』がかぐや姫を、佐々部監督の『チルソクの夏』がイルカを主眼に置いているといっていい。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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