ものつくり大学
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ものつくり大学(ものつくりだいがく、英称:Institute of Technologists)は、埼玉県行田市にある私立の大学。設計従事者養成に偏重がちだった工学教育に一石を投じ、ものつくりの基本に立ち返って技能スペシャリストの養成を推進するために作られた大学。計画時は、「国際技能工芸大学」の仮名称だったが、後に総長となる哲学者の梅原猛が「ものつくり大学」の大学名を提案し、そのまま採用された。
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[編集] 沿革
高齢化加速による技能労働者の急減に危機感を抱いた中小企業経営者福祉事業団(KSD;現・あんしん財団)の肝いりで、「職人大学」設立を目的とする母体の学校法人が設立された。当初は新潟県の佐渡島に設置される予定であったが、KSDが関わった事で、KSDの意向から埼玉県行田市に設置されることとなった。しかし、KSD事件の発生により、文部省から大学の開学の認可に際してはKSDとその関連団体の関与を排除することを条件とされた為、現在はKSDとは関係はないとされている。
- 1999年2月 財団法人ものつくり大学設立準備財団を文部省が認可
- 1999年12月 大学本部棟、製造棟、建設棟、大学会館 着工
- 2000年5月 ドーミトリ、体育館 着工
- 2000年12月 学校法人国際技能工芸機構設立、ものつくり大学設置を文部大臣が認可
- 2001年3月 大学本部棟、製造棟、建設棟、大学会館、ドーミトリ、体育館 竣工
- 2001年4月 ものつくり大学 開学
- 2002年6月 中央棟 着工
- 2003年3月 中央棟 竣工
- 2004年11月 ものつくり大学大学院設置を文部科学大臣が認可
- 2005年4月 ものつくり大学大学院 開学
[編集] 学部・学科
- 技能工芸学部
- 製造技能工芸学科
- テクノプロセスコース
- メカシステムコース
- プラントメンテナンスコース
- 建設技能工芸学科
- ストラクチャーコース
- フィニッシュコース
- ティンバーワークコース
- デザインコース
- 製造技能工芸学科
[編集] 大学院
- ものつくり学研究科(修士課程)
- ものつくり学専攻