やぎ座
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やぎ座 (Capricornus) | |
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略符 | Cap |
属格 | Capricorni |
英語での意味 | the Goat or Sea-Goat |
赤経 | 21 h |
赤緯 | -20° |
観測可能地域の緯度 | 60° - -90° |
良く見える時期 | 9月 |
広さの順位 - 総面積 |
40位 414 平方度 |
明るい星の数 視等級 < 3 |
1 |
最も明るい星 - 視等級 |
Deneb Algedi (δ Cap) 3.0 |
流星群 |
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隣接する星座 |
やぎ座(山羊座、Capricornus)は黄道十二星座のひとつ。トレミーの48星座のうちの1つ。
目次 |
[編集] 恒星
黄道十二星座の中では、かに座の次に目立たない星座である。明るい星はGiedi(α)、Deneb Algedi(δ)、ω星の3星を結ぶ3角形上にある。
海王星は、1846年9月23日、Deneb Algedi (やぎ座δ星)の近くでドイツの天文学者ガレによって発見された。
[編集] 由来
英語では、冬至点をやぎ座の名(The Tropic of Capricorn)で呼ぶが、実際の冬至点はやぎ座にはない。これは、古代バビロニア時代、冬至点がこの星座の中にあった名残だとされる。計算すると、冬至点がやぎ座にあった時代は、ちょうどバビロニア時代ごろになる。バビロニア人が何故ヤギと冬至を結びつけたのかはよく分からない。きわめて古い星座であることが分かっているもののうちの1つである。
[編集] 神話
ギリシア神話のやぎ座は、上半身がヤギで下半身が魚である。神話による由来は次のとおり。神々がナイル川沿いで宴会を開いていたところ、突然、怪物テュポンが現れ、驚いた神々は動物に姿を変えて逃げた。牧神パンはヤギの形になりナイル川に飛び込んだところ下半身が魚になり、その姿が大神ゼウスによって星座とされた。この神話から、ヨーロッパでは、角のある海ヤギという想像上の動物とされることが多い。
[編集] 関連項目
黄道十二星座 |
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