アサンプション大聖堂
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アサンプション大聖堂(Assumption Cathedral、อาสนวิหารอัสสัมชัญ)はタイ・バンコクにある大聖堂。オリエンタル・ホテルから小道を挟んで南にある。
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[編集] 歴史
1809年、当時のバンコク近辺を管轄していた宣教師であったパスカル神父によって1500バーツの基金が集められたことに歴史が始まる。翌年にはフローラン神父によって土地の購入のため250バーツが集められ、1820年までに土地の購入が完了し、教会の建設が開始された。建設が完了したのは、1922年。これ以降はアサンプション教会はバンコクのカトリック・コミュニティーの中心として機能することになる。大聖堂の建設は1910年に始まり8年後完了した。第二次世界大戦中には空襲の影響を受け教会が破損したため、1942年、77,200バーツの金額を費やしで修復作業が行われた。1984年にはローマ教皇・ヨハネ・パウロ2世の訪問を契機に、この聖堂を中心とする教会にバンコク大司教区が設置され、タイにおけるカトリックの中心地となっている。
[編集] 建築
聖堂はロマネスク風の外観である。特にタイのノートルダムと呼ばれる、チャンタブリーのイマキュレート・コンセプション聖堂の影響を受けている。赤い煉瓦が特徴的であり、ドラマや宣伝のロケなどに使われることが多い。
[編集] 利用・訪問
カトリック信者以外は基本的にミサの時間の訪問が許されていない。
また信者以外のブライダル・チャペルとしての利用も許されて居らず、信者でも有力者でない限り断られる傾向にある。