アシスト (ソフトウェア会社)
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種類 | 株式会社 |
本社所在地 | 102-8109 東京都千代田区九段北4-2-1 市ヶ谷東急ビル |
電話番号 | 03-5276-5850(広報部) |
設立 | 1972年3月 |
業種 | |
事業内容 | コンピュータ用パッケージソフトウェアの販売、技術サポート、教育およびコンサルティング |
代表者 | ビル・トッテン(代表取締役) |
資本金 | 1000万円 |
売上高 | 175億円 |
従業員数 | 670人(2006年4月現在) |
外部リンク | www.ashisuto.co.jp |
株式会社アシストは、東京都千代田区に本社をおくソフトウェア会社。Oracleに代表されるパッケージソフトウェアを日本で展開した最初の会社。かつては、”優しい文具シリーズ”として、アシストワード(ワープロソフト)やアシストカルク(表計算ソフト)などパソコン用のソフトウェアも作っていた。
[編集] 優しい文具シリーズ
アシストが1989年から販売を開始したMS-DOSパソコン用アプリケーションソフトのシリーズ。当時パソコン用ソフトウェアは数万円することが当たり前であった(例えば一太郎は58,000円、Lotus 1-2-3は98,000円)が、1本9,700円(当時は消費税が3%であったため、税込みで1万円以内となる)という破格の値段で話題となった。
この価格を実現できた理由は、他社が過去に販売していたソフトをベースとすることで開発費を抑えられたからである。基本的に一昔前のソフトであるため機能は最新のソフトに及ばなかったが、価格を考えれば十分であるとも言えた。
なお「アシストカルク」のみは例外で、同社が販売していたUNIXワークステーション用表計算ソフト「20/20」をMS-DOSに移植したものであった。処理速度はやや遅いものの機能的にはLotus 1-2-3にも見劣りしないものであり、驚異的なコストパフォーマンスを誇っていた。
やがてWindowsが普及し始めると、自社開発でないためにWindowsに対応させることが出来ない”優しい文具シリーズ”は自然消滅していった。