アレクサンダー・コルダ
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サー・アレクサンダー・コルダ (Sir Alexander Korda, 1893年9月16日 - 1956年1月23日)は、イギリスの映画プロデューサー。ユダヤ系ハンガリー人で、ハンガリー語名はコルダ・シャーンドル(Korda Sándor)。
ハンガリーのトゥルケヴェで生まれた。映画監督として仕事を始め、ハンガリー、オーストリア、ドイツ、アメリカで映画作品をつくった。アメリカ時代の代表作は、「トロイ情史」(1928年)が代表作。ついでフランスへ渡り、最後にイギリスに定住し、ロンドン・フィルムを設立した。
監督作品に「ヘンリー八世の私生活」(1933年)や「描かれた人生」(1936年)の名作があるが、その後は主として制作者となり、国際的にイギリス映画を大いに広めたが、第二次世界大戦中はアメリカに渡った。
戦後、イギリスへ帰国し、破産に貧したロンドン・フィルムを復活、キャロル・リード、デヴィッド・リーンら名監督を要して、ランク・フィルムと対抗するイギリス映画界の旗頭となった。映画界での功績により、ナイト位を授けられた。女優マール・オベロンとはこの時期に結婚していた。
チャーリー・チャップリンに「独裁者」の制作を勧めたのもコルダである。[1]
1956年、急死した。
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