ウインマーベラス
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性別 | 牡 |
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毛色 | 黒鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1997年2月10日 |
死没 | (現役種牡馬) |
父 | サンデーサイレンス |
母 | ミヤビサクラコ |
生産 | 三城牧場 |
生国 | 日本(北海道門別町) |
馬主 | (株)ウイン |
調教師 | 森秀行(美浦) |
競走成績 | 平地39戦6勝 障害9戦6勝 |
獲得賞金 | 4億219万円 |
ウインマーベラスは日本の競走馬。2003年に障害競走で年間重賞4勝を達成した黒鹿毛の牡馬である。全兄に北海道3歳優駿に優勝したキングオブサンデー、全弟にダート競走で6連勝したウインデュエルがいる。
[編集] 戦績
平地デビューは1999年。当初はダート競走を中心に出走しダービーグランプリで4着、芝ではオープン特別のディセンバーステークスに勝つなど中々の活躍を見せたが重賞を勝つことができないまま2003年に障害入りする。
障害初戦はやや雑な飛越ながらも平地力の違いで押し切り勝利で飾る。すると昇級初戦で重賞へのと挑戦となり阪神スプリングジャンプでは本命馬不在の中で単勝5.2倍とはいえ1番人気に推される。しかし一度目の向こう正面でロングランニングの落馬により大きな不利を受け、その後も計6頭が競走中止するなかスムーズさを欠き3着に敗れる。
だが、次走の障害オープンの勝利から快進撃が続くこととなり京都ジャンプステークスと連勝。東京ハイジャンプはダイワデュールの2着に敗れるが、続く小倉サマージャンプ、そして阪神ジャンプステークス、京都ハイジャンプと重賞3連勝を記録する。
そして、12月27日に行われるはずだった大一番中山大障害は降雪により翌2004年の1月10日に順延となり、1番人気は前年中山グランドジャンプに優勝したビッグテースト、ウインマーベラスは2番人気となる。レースはブランディスが逃げ、ウインマーベラスは4,5番手。最終第3コーナーで詰め寄り一気に交わす勢いだったがこのあたりで脚部に故障を発生し、逃げるブランディスを捕らえきれず2着を保持するのが精一杯。レース後の検査で右前浅屈腱不全断裂により競走能力喪失と診断され無念の引退となった。
飛越の度に後退しその後盛り返すなど障害の一流馬としては珍しいタイプである。また年間に重賞を4勝しながら最優秀障害馬に選出されなかったのも本馬だけである。
[編集] 引退後
引退後は種牡馬入りした。2004年から2006年までは北海道新冠町の優駿スタリオンステーションで繋養されていたが、種付け頭数には恵まれず、2007年シーズンからは青森県八戸市の山内牧場に移動している。
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