ウォーズマン
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ウォーズマンは、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』およびその続編『キン肉マンII世』に登場する架空のキャラクター。
アニメ版の声優は田中亮一(47 - 58話)、堀秀行(59話 - 最終話、PS2ゲーム)、掛川裕彦(王位争奪編)、田中秀幸(II世(クロエ))、竹本英史(『ULTIMATE MUSCLE』、『ULTIMATE MUSCLE2』)
初登場は、第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト編『富士の最終予選の巻』。
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[編集] 概要
ザ・ウォーズマンとも。ロボットと超人の中間であるロボ超人。鋼鉄の爪「ベアークロー」を持つ。優秀な人工知能を持ち、常に冷静な判断力で対戦相手を必ず30分以内に倒してきた。元々残虐超人で、ラーメンマンを植物状態に追いやったのも彼である。キン肉マンとの闘いを経て超人オリンピック終了後、正義超人に転向。基本的に無表情であるが、強敵と戦うと「ウォーズマンスマイル」と呼ばれる不気味な笑顔を見せる。
実力の一方、ロボ超人としての影も背負っており、幼少時は過酷ないじめを受けていた。成長後もその特性故試合中に故障する、体を乗っ取られる等といった災難に遭うことが多い。 その境遇と不遇な扱いからか、連載終了後に人気が出たらしく、キン肉マンII世においての読者からの人気はトップクラスである。
[編集] プロフィール
- 分類: 残虐超人→正義超人/ロボ超人/覆面超人/伝説超人
- 出身地: 旧ソ連
- 身長体重: 210cm 150kg
- 超人強度: 100万パワー
- 年齢: 24歳
- 血液型: A型
- 特技: コサックダンス、バラライカを弾くこと
[編集] 異名
- ファイティング・コンピューター
- コピー野郎
- 超人凶器
- 冷酷超人
- 黒い悪魔
- 漆黒の脳細胞(クロエ時)
[編集] 主な肩書き
- ケビンマスク専属コーチ(クロエ時)
[編集] 個人タイトル歴
- レニングラード超人ヘビー級
- 第21超人オリンピック ザ・ビッグファイト準優勝
[編集] テーマソング
『悲しみのベアー・クロー』(歌:Woo、こおろぎ'73/セリフ:堀秀行(ウォーズマン)/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:奥慶一)
[編集] 略歴
- 幼少の頃、みにくい素顔のため、皆から疎外されて育つ。
- バラクーダ(ロビンマスク)に見出されて弟子入り。
- 第21回超人オリンピックに参加、準優勝。
- 悪魔超人バッファローマンとの戦いで死亡。後に同人のパワーをもらい復活。
- キン肉マンにプラネットマンを倒させるため自ら犠牲になるも、正義超人軍団の活躍により復活。
- 宇宙超人タッグトーナメントでロビンマスクと超人師弟コンビを組み参加するが、ヘル・ミッショネルズのクロス・ボンバーにより死亡(初代アニメ版では昏睡状態)。
- 超人墓場から生還、キン肉星王位争継承サバイバルマッチに参戦。
- 決勝戦に向けて奈良の地で特訓するが、マンモスマンの闇討ちに遭う。
- 第1回超人アルティメットチャンピオンシップに参加、BUKIボーイに敗れる。
- 祖国を捨てクロエと名乗り、ケビンマスクのコーチとなる。
- 第22回超人オリンピックでケビンマスクのセコンドを担当、念願の打倒キン肉一族を果たさせた。
- ボルトマン打倒の特訓で倒れたケビンマスクを看病、仏師に変装し、アドバイスを送る。
[編集] 究極の超人タッグ編
- ケビン消滅の危機に立ち上がり、時空船に密航。
- ヘルズベアNo.2ベルモンドとして究極の超人タッグに参戦。同じソ連超人であるチーム・コースマスを破り、万人に正体を現す。
[編集] 得意技
- パロ・スペシャル
- 超人オリンピック ザ・ビッグ・ファイトの調印式で初披露。ウォーズマンの才能を見抜いたロビンマスクによって伝授された。相手の背後に馬乗りになり、両足で相手の両足をロック、両手で相手の両手首をつかんで前方に力をかけて肩関節を破壊する脱出不能の間接技。実在するプロレスラー、ジャッキー・パロの必殺技から着想された。「脱出不可能のアリ地獄ホールド」と言われていたが劇中二回破られている。
- II世ではロビンマスクから伝授されたと言う設定になっている。また初代アニメ版では不完全だったパロ・スペシャルをロビンが改良したとされていた。
- なお、ウォーズマンのパロ・スペシャルは正しくは「リバース・パロ・スペシャル」であり、本来のパロ・スペシャルはケビン・マスクの「OLAP」と同型の技である。
- スクリュードライバー
- ウォーズマンの代名詞とも言える技。ベアークローを突き出した状態で身体ごと高速回転しながら相手に突っ込む。真っ向から立ち向かって打ち勝ったのはバッファローマンのロングホーンだけで(それも「1200万パワー」版ではへし折った)、回避はできても防御はほとんど不可能に近い。『7人の悪魔超人』編の対バッファローマン戦における、ベアークローを二つ装備して100万+100万で200万パワー、いつもの倍のジャンプで400万パワー、いつもの3倍の回転で1200万パワーのスクリュードライバーという理論は勢いとその場のノリを重視するゆでたまご理論の典型例として有名。技名は同名のカクテルから。
- ちなみにII世ではこの技を改良したマッハパルパライザーという技があり、弟子のケビンマスクもこの技を使える。この技はベアクローを使わず、両手の掌を合わせ指先を矛先にして敵を攻撃する。
- ストームエルボー
- キン肉マン戦で初使用。名前はII世において判明。相手の両肩に乗りエルボースタンプを見舞う。ケビンにも習得させた。
- ウォーズ・レッグ・ブリーカー
- ザ・マンリキ戦で披露。ロメロ・スペシャルに固められた状態からベアークローを外して脱出し、逆にマンリキの足に体重をかけてへし折った。
- ミサイル・ベアークロー
- アニメオリジナル技。キン肉マン戦にて使用。相手を投げ飛ばし落下してきた相手をベアークローで貫く。試合前にウォーズマンはこの技を使うことを嫌がり、バラクーダに反逆した。
- シベリアの地吹雪(シベリアのじふぶき)
- アニメオリジナル技。「地獄の極悪超人編」のタッグマッチにおいて使用。相手を持ち上げコサックダンスを踊りながらそのままリングから飛び降りる。ウォーズマンはこの技で極悪超人ブルドッキー・ビッグマグナム二人を道連れにした。
[編集] タッグ技
- タッグフォーメーションA
- Aは漫画ではエー、アニメ版ではエースと読む。超人師弟コンビの技で、まずロビンマスクがウォーズマンにタワーブリッジを掛け、横回転を加え敵目掛けて投げつける。そしてウォーズマンは「ローリングベアークロー!」と叫びつつベアークローで高速横回転しながら何度も敵を切り裂く。
夢のタッグトーナメント編ではヘル・ミッショネルズ相手にこの技を繰り出し、肉体を切り裂くと共に、完璧超人のプライドを傷つけた。
[編集] 主要対戦戦積
- シングルマッチ
- タッグマッチ
- ○宇宙一凶悪コンビ(ダブルジャーマン・スープレックスホールド)
- ×ヘル・ミッショネルズ(クロス・ボンバー)
- ○ジャングル・ブックス(テディー・クラッシャー)
- ○チーム・コースマス(テディー・クラッシャー)
- ーヘル・イクスパンションズ
[編集] 補足
- 彼の声は媒体によりエフェクトがかけられている時とかけられていない時がある。
- 彼の持つベアークローは凶器のようだが、超人レスリングにおいては体の一部として見なされている。
- ウォーズマンの体内にて悪魔騎士と団体戦を行ったのは、作者曰く「トロン」や「ミクロの決死圏」からヒントを得たとの事である。
- 『超こち亀』では銃刀法違反で連行された。