エイチ・アイ・エス
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | HIS |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿6-8-1 |
設立 | 1980年12月19日 |
業種 | サービス業 |
代表者 | 代表取締役社長 鈴木芳夫 |
資本金 | 68億8,200万円(2006年10月31日現在) |
決算期 | 10月 |
外部リンク | http://www.his-j.com/ |
株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.Co.,Ltd.)は、旅行業法に基づく旅行業者である。
目次 |
[編集] 概説
海外への格安航空券の販売が主であるが、現在の社名になった1990年頃から自社企画の海外パッケージツアー商品も販売するようになり、グループのホテルなども持つようになる。
現在では格安券の外、海外を主体とした比較的価格の安いパッケージツアー商品、フリープラン商品を中心に発売している。海外への格安航空券の販売で拡大してきた背景上、国内旅行の取扱いが極端に少なく、また国内旅行取扱い可能の営業所が少ない。
国内には229店舗の営業所(直営ではない「特約代理店」を13店舗含む)がある。2006年4月現在、島根県には営業所がない(山陰地方は鳥取県米子市の山陰営業所1箇所のみ)。海外には、日本の旅行会社で唯一のソウル支店がある。
[編集] 会社の概要
[編集] 略歴
- 1980年(昭和55) - 株式会社インターナショナルツアーズ設立。
- 1990年(平成2) - 商号を株式会社エイチ・アイ・エスに変更。
- 1995年(平成7) - 日本証券業協会の開設する店頭売買有価証券市場(ジャスダック)に登録。
- 2002年(平成14) - 株式会社東京証券取引所(東証)市場第二部に上場。
- 2004年(平成16) - 東証市場第一部に指定。
- 2006年(平成18) - 2005年度の海外旅行取扱人数(単独決算ベース)において、ジェイティービーを抜いて、旅行業界首位に立つ。
[編集] グループ会社
2005年4月30日現在で連結子会社32、非連結子会社8、持分法適用関連会社3、持分法非適用関連会社8である。尚、エイチ・アイ・エス協立証券株式会社(現在のエイチ・エス証券株式会社)は2001年に株式を澤田秀雄取締役会長へ譲渡した為、グループから外れている。
[編集] 連結子会社
- 株式会社エイチ・アイ・エス沖縄 (沖縄県知事登録旅行業第2-161号)
- 株式会社オリオンツアー (国土交通大臣登録旅行業第692号)
- 東京周辺⇔京阪神周辺を結ぶツアーバスを主催している。
- 株式会社エーティービー (国土交通大臣登録旅行業第835号)
ほか
[編集] 持分法適用関連会社
ほか
[編集] その他
- 2005年頃から、キャラクターに北海道日本ハムファイターズ(当時)のSHINJOや女優の夏木マリ等を起用した広告を展開。2006年11月からは女優の市川由衣も加わった。なお、新庄の契約は2007年3月末で終了している。
- 2006年10月17日夜、同社主催のツアー(お得にトルコ周遊9日間)でトルコを旅行していた日本人ツアー客を乗せたバスが横転事故を起こし、乗客1名が死亡、26名が重軽傷を負った。事故原因は、雨によるスリップのためと当局から発表された。
- 1人・1グループに対して1人の担当者がいるため、何かトラブルがあった際には対応が素早い。反面、研修不足の担当者も少なからずおり、取れていたはずの予約が取れていなかった、などのトラブルが報告されているという。また、離職率が高く社員の入れ替わりが激しいとの意見もある。一方で海外旅行経験が入社の1つの条件となっている事も特筆すべき点である。
- 離職率の高さの理由として1.女性社員が多いこと(いわゆる寿退職や、旅行代理店での経験を元に他業種へのステップアップを図る従業員が多い。転職先としては別の旅行代理店・海外での就業・航空会社が多い)2.営業職のノルマが厳しい といった点が挙げられる。もっとも、離職率の高さは正社員の人数と比例するものであるし、営業であればノルマは多かれ少なかれ存在するので、これがエイチ・アイ・エス特有の理由ではないとも考えられる。
- 2007年3月20日には、スルガ銀行と共同で「ワールド・キャビット」を発行開始。これは、スルガ銀行で既に発行している「スルガVISAデビットカード」がベースとなっており、申込は、エイチ・アイ・エス側に対して行う(同時にスルガ銀行の口座開設手続きを行う)。ただし、商品性は大きく変わらない(参照リンク)。